カテゴリ:ギターリぺアー
◆Morris F-30 セッティングのご依頼です
ギターオーナー様は、Untitled-182様です 今回はMorrisを3台お預かりさせて頂きました ◆画像から確認して行きます ![]() ●立てロゴのFタイプはリペアさせて頂いた記憶が有りませんので、初めてで間違い有りません ![]() ●30番でも立てロゴになると製作に気合が入って入る事を感じます ![]() ●勿論、日本製です ![]() ●合板ですが貼り付けて有るローズウッドも良い材ですね ![]() ●キズも殆ど付いて無い状態です ![]() ●前オーナー様?と思いますが、弾き易くするために相当努力をされた形跡が有りますが 幸いにも2度手間になる様な事をされて無いのは幸いでした ◆リぺア開始して行きます ![]() ●1弦が切れてましたので、正式オーダーでも有ります、フレットエッジのバリを取って行きます 乾燥する時期に時々有るトラブルです ![]() ![]() ●バリを簡単に取る方法を考案しましたが、申し訳有りません社外秘とさせて頂いております フレットを磨いてフレットボードにオイルを塗ってネックの仕上がりです ![]() ●サドルを外しましたら、ローズウッドのスペーサーが下に置いて有りました 弦高調整の邪魔になりますので除去しておきます サドルの削り方も凄い事になってますね。 Untitled-182様の感じた通りフレットボードの曲線と全く合ってません ◆取り合えずこのサドルで弦高を確認します データーとして使うのは、6E&1Eだけで他は一切無視します ![]() ●6E/12Fは、2.10mmで良い感じです ![]() ●1E/12Fは、1.75mmでOKですが・・・ ![]() ●1弦のクラランスが無さ過ぎてブリッジに接触する低さです ![]() ●0.5mmのクリアランスしか有りません ![]() ●幸いにもブリッジの厚みとサドルの喰い代が有りますので、ブリッジトップを 1.5mm削り落とします ![]() ●型紙を当てながら削り落として行きます ![]() ●予定の高さまで下げました ![]() ●6E&1Eの高さを基準に使います ![]() ●フレットボードは350Rです ![]() ●ここまでズレてるサドルも滅多に見る事は無いです ![]() ●Morrisとの相性の良いエボニーサドルで削り出しました ![]() ●弦を張って1フレットの4~6弦のクリアランスを調整します ![]() ●6E/12Fは、2.10mmでOKです ![]() ●1E/12Fは、1.60mmでOKです ![]() ●ヘッドストックの仕上がりです ![]() ●フレットのエッジ処理もOKです ![]() ●サドルの出も充分確保しました ![]() ●ブリッジは、蜜蝋ワックスのアマニオイル入りで仕上げて有ります ![]() ●リペアの完了です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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