2021642 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

青春のギターリペア  K2ギターファクトリー

青春のギターリペア  K2ギターファクトリー

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2022年12月30日
XML
カテゴリ:ギターリぺアー
◆Morris W-23のご依頼です
 ギターオーナー様は、Untitled-182様です
 今回はMorrisを3台お預かりさせて頂きました

◆画像から確認して行きます

●1970年製作ですから、53年目を迎えるジャパンビンテージと呼べるギターです
 外観&音共に初期のモーリスを代表するに相応しいギターです


●この頃のモーリスのロゴは多種多用でした


●1970年製です


●ロングサドルタイプです

🌻?この時代のギターで弦接点がこの位置は有り得ないので、オクターブが合う訳が無いと
 思ってましたら、ローD&ハイDを比べると私の耳には違和感しか伝わって来ません
 エレキと同じ弾き方をする私には、弾いている事に耐える事が出来ませんでした

●サドルと加工技術は素人レベルでは無いのですが、技術を使うベクトルが違う方向に
 向かっている様です

◆リペア開始して行きます

●53年の歴史が刻まれているトップですが、バフを掛けると貫禄と言うか味に変わりますので
 トップのオーバーラッカーはお勧め出来ません


●乾燥時期でフレットエッジの引っ掛りを僅かに感じますので、先にバリを取っておきます


●画像ではバリが取れたかサッパリ判別出来ませんが、バリ取りは済ませました


●オクターブチェック用の専用治具を使うまでも無く、サドルは交換しないとギターでは
 無くなってしまいます


●モーリスと相性の良いエボニーでロングサドルを削り出してセットします
 ロッド調整の関係も有りますので、僅かに高めに余裕を持たせて削り出しました

◆セッティングを確認します

●フレットはロッドで調整出来るギリギリまで調整してOKです


●6E/12Fは、.05mmサドルが高かった様です。
 つまり、余裕を持たせないで削り出せばOKと言う事でした


●1E/12Fは、2.00mmで同じく0.5mm高かったので、サドル全体を0.5mm下げます

◆改めてセッティングを確認します

●1フレットはOKです


●予定の弦高になる様にサドルを調整しました


●6E/12Fは、2.25mmで予定通りです


●1E/12Fは、1.75mmでOKです


●フレットボードの仕上がりです


●バフを掛ける前と全く印象が違いますので、トップのクリアを修正する気持ちは無くなると
 思います

🌻試奏タイムです
 実に深みの有るミステリアスな音質としか、文字にしてご説明が出来無いのですが、
 自分でも打込んでいて良く判ってないので安心して下さい 
 とにかく弾けば判りますよ!で無理やり納得して下さい。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023年01月05日 09時26分48秒
コメント(2) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.