カテゴリ:ギターリぺアー
◆Morris W-23のご依頼です
ギターオーナー様は、Untitled-182様です 今回はMorrisを3台お預かりさせて頂きました ◆画像から確認して行きます ![]() ●1970年製作ですから、53年目を迎えるジャパンビンテージと呼べるギターです 外観&音共に初期のモーリスを代表するに相応しいギターです ![]() ●この頃のモーリスのロゴは多種多用でした ![]() ●1970年製です ![]() ●ロングサドルタイプです 🌻?この時代のギターで弦接点がこの位置は有り得ないので、オクターブが合う訳が無いと 思ってましたら、ローD&ハイDを比べると私の耳には違和感しか伝わって来ません エレキと同じ弾き方をする私には、弾いている事に耐える事が出来ませんでした ![]() ●サドルと加工技術は素人レベルでは無いのですが、技術を使うベクトルが違う方向に 向かっている様です ◆リペア開始して行きます ![]() ●53年の歴史が刻まれているトップですが、バフを掛けると貫禄と言うか味に変わりますので トップのオーバーラッカーはお勧め出来ません ![]() ●乾燥時期でフレットエッジの引っ掛りを僅かに感じますので、先にバリを取っておきます ![]() ●画像ではバリが取れたかサッパリ判別出来ませんが、バリ取りは済ませました ![]() ●オクターブチェック用の専用治具を使うまでも無く、サドルは交換しないとギターでは 無くなってしまいます ![]() ●モーリスと相性の良いエボニーでロングサドルを削り出してセットします ロッド調整の関係も有りますので、僅かに高めに余裕を持たせて削り出しました ◆セッティングを確認します ![]() ●フレットはロッドで調整出来るギリギリまで調整してOKです ![]() ●6E/12Fは、.05mmサドルが高かった様です。 つまり、余裕を持たせないで削り出せばOKと言う事でした ![]() ●1E/12Fは、2.00mmで同じく0.5mm高かったので、サドル全体を0.5mm下げます ◆改めてセッティングを確認します ![]() ●1フレットはOKです ![]() ●予定の弦高になる様にサドルを調整しました ![]() ●6E/12Fは、2.25mmで予定通りです ![]() ●1E/12Fは、1.75mmでOKです ![]() ●フレットボードの仕上がりです ![]() ●バフを掛ける前と全く印象が違いますので、トップのクリアを修正する気持ちは無くなると 思います 🌻試奏タイムです 実に深みの有るミステリアスな音質としか、文字にしてご説明が出来無いのですが、 自分でも打込んでいて良く判ってないので安心して下さい とにかく弾けば判りますよ!で無理やり納得して下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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