カテゴリ:ギターリぺアー
◆Sepia Crue W-170-TS セッティングです
ギターオーナー様はライト君です 元のオーナー様は、ライト君のグランドパパで、次のオーナー様はライト君パパで、親子3代で 弾き継がれているギターです。 ギター親爺の夢の様な話ですね! ◆画像から確認して行きます ●ステッカーと19番はどなたの手による物かは不明ですが、この際ですから細かい事は 気にしない様にします ●製作された年代は不明です ●ピンを交換してサドルを下げれば、Fコードで挫ける事は無いと思います ●フレットの様子から、初代と2代目様は、Fコードで挫けたのかも知れません Fコードを普通に押さえられないギターを、入門用と称して販売する事が、未来の有望な ギター好きの芽を潰している事を、業界は真摯に受け止めるべきです【工房の持論です】 ●シールは2代目様の手による物かも知れません ●ネック裏も綺麗です ◆リペア開始して行きます ●全体のクリーンングから手を付けました お約束通りピカピカです ●ヘッドはペグをいったん外してバフを掛けて有ります ●ペグはピカールで磨いて有ります ●仕上げは超鏡面ワックスで仕上げました ◆セッティングして行きます ●ピンを新品に交換して弦を張ってネックの状態を確認します ●弦を張る前にロッドを事前に調整して、更にチューニング後に調整をしましたので ストレートに近い状態にセット出来ました この事から、調整前の状態でギターを上達するには無理が有り、FコードはおろかCコードにも 難儀したはずです。 初代&2代目様が途中で挫けたのは、【ギターのセッティングの責任です】 ギター君には一切の責任は有りません 少々熱くなってしまいましたが、クールダウンしてセッティングして行きます ●限界までロッドを調整します 1E~3Gのクリアランスの関係でここまでが限界です ●6E/12Fは、2.25mmですが、弾いた時に違和感が有る状態です ●1E/12Fは、2.00mmで0.25mm高いです ●サドルを下げる前にフレットボードが350Rで有る事を確認します ●サドルの上面も350Rと一致している事を確認します 6Eの接点を0.5mm削り、1Eの接点を0.75mm削って下げます 工房標準よりも0.25mm下がりますが、バズるポジションは出ないはずなので 問題は無く、弾いた時の違和感もこれで無くなるはずです。 ◆仕上がりのセッティングを確認します ●弾き易さを最優先に考え、1フレットは0.40mmにセットしました ●6E/12Fは、2.00mmにセットしました。エレキギターの世界標準です ●1E/12Fは、1.60mmにセットしました ●フレットボードの仕上がりです。 ギターを始めるライト君にとってベストな仕上がりで、もしFコードで難儀する様でしたら 更に練習に励んで下さい ●初心者用ギターとは価格とは全く無関係で、正しくセッティングされたギターの事を言うと 確信してます。 コードを押さえる指の動きは非日常な事ですから、習うより慣れろ! と言う諺通りに 練習すればしただけテクニックは上がって来ます。 少なくてもギターが上達の邪魔をする事など言語道断です 🌻試奏タイム セピアクルーの印象は、いわゆるチープな音では無く、ちゃんとしたギターの音が出ると 感じてます。勿論ライブで使えるかは判断が難しい所ですが、自宅弾きでしたら充分です ライト君号は驚異の弾き易さで、弾いていてご機嫌そのものなので、 練習のし過ぎに注意して下さいね 🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年02月15日 07時43分45秒
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