カテゴリ:ギターリぺアー
◆Yasuma No220 セッティング
ギターオーナー様は、Untitled-182様です 今回は仕上がったMorrisをお渡しと同時にお持ち頂きました ギターを増やす事は控える様に心がけているそうですが、何故か自然に増えてしまうそうです ◆画像から確認して行きます ●このギターもランクAの絶対手放せないギターになると思います ●数多くの名機を残してくれたYASUMAです。会社が無くなった事は残念を通りこして 日本のアコースチックギター作りの損失と思ってます ●ヘッドストックの状態も良好です ●それ程弾かれて来なかった様です ●ネック裏も殆どキズが有りません ●バックの塗装を見ますと、ラッカー仕上げの様に見えます ◆リペア開始して行きます ●ロッドを限界ギリギリの寸止めまで調整します 【締め方向に回せる限界と言う意味では有りません】 ●ナットはプラスチック製に交換されている様ですが、今回は交換しませんので 1フレットの調整を残す様にロッド調整をして有ります ●6E/12Fは、2.25mmですが、フレットボードの上で弦が暴れてる感じがします ●1E/12Fは、1.75mmです ◆張られていた弦が012〜のライトゲージのため張力が強すぎて、ボディが張力に耐えられない 恐れが有りますので、前回使ったセッティング用の011~のカスタムライトに交換して セッティングを決めて行きます ●折角弦を外したの鏡面仕上げワックスを掛けておきます ●良い感じです ●バックを見ると極薄のラッカー仕上げで間違い有りません。この先極薄ラッカー特有の ウェザークラックが入ると思います。そうなると益々凄みが出て来ます ●ネックも良い感じです ●弦が暴れる原因はフレットボードのRとサドルのRが不一致だからです ●350Rと一致してませんので調整します ●更に底面に水平が出てません ●底面とRを調整しました ●サドルをセットします ●最終的なセッティングは6E/12Fで、2.10mmです ●1E/12Fは、1.50mmです ●ナット溝を調整します プラスチックのナットの溝を調整する事は滅多に有りませんので、削り過ぎに注意が必要です ●1フレットは0.48mmにセットしました ●ブリッジ周りの仕上がりです ●ナットの上面を削りたいのですが、削った跡がどうなるか不明ですので 削ることは見送ります。このままでも特に問題は有りません ●フレットボードの仕上がりです ●バックも鏡の様な光沢です ●リペアの完了です カスタムライトゲージ011〜でセッティングして有ります 🌻試奏タイムです 流石にヤスマギターで、エレキ並みの弦高で永遠に弾いていたい感覚に成ります 出音は王道の音で、これで発発売当時の価格が22000円とは恐れ入りました 日本のギター製作のトップ企業と個人的には評価しております 🌻ナットを交換する事をご提案させて頂きました ●プラスチック・ナットはオリジナルでは無く近年交換された物です ●オイル漬けに交換したイメージ画像です ◆ナットを交換する事に決まりました ●既存のナットを外します ●削り出したナットをセットして隙間が出ていない事を確認します ●弦高調整前のナットです ●弦高調整が済が済んで弦を緩めてましたら、良く有ります3G弦が切れました ●新しい011~カスタムライトゲージに張り変えました ●2回目のリペア完了です 🌻ナットを交換した効果が確実に出ております。出音が更に王道って音になり、 外見もオイル漬けでご機嫌そのものです 🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|