カテゴリ:ギターリぺアー
◆YAMAHA FG250 のセッティングです
ギターオーナー様は、Ita様です 某ショップで準ジャンク品として入手されたそうですが 弦高を下げて欲しいとご依頼を頂きました ◆画像から確認して行きます ![]() ●FG-250のグリーンラベルでFタイプ?記憶が有りませんので、初めてのリペアと思います 同じFタイプですと、130,170、400番台は多数リペアさせて頂きましたが、250はエアーポケット の様で、個体が少ないのでは無いかと思います ![]() ![]() ●FG-250グリーンラベルは市場に出回る個体が少ないかも知れません、隠れたレアギターの様です ◆リペア開始して行きます ![]() ●サドルのセット向きが逆と、ピンがホールに収まってません ![]() ●ホールの周囲の形状から削られた様にも見えますが、正確な判断では有りません ![]() ●サドルを正常な方向にセットして弦高を測定して行きます ![]() ●6E/12Fで3.10mm有ります ![]() ●1E/12Fは、2.50mm有ります ![]() ●このセッティングで音出ししますと 2Bの1フレットのエクボが深すぎると思ったら予想通りでした👇 ![]() ●2フレットにベタ付きしてしまいます ![]() ●試しに弦を溝から外れた位置まで引っ張ると問題は有りません ここまでエクボが深いとエクボ取や、擦り合わせが出来るレベルを軽く超えてますので フレットの交換以外に解決策は有りません。 全てのフレットを交換する必要は無く、1フレットだけ交換すればOKです ◆1フレットを抜き取りますが、ヤマハのビンテージギターは接着剤が使われている事が有りますので フレット加熱用に先端を改造した鏝で加熱してから抜き取ります ![]() ●予想通りフレットのエッジから接着剤らしき煙が出て来ました ![]() ●フレット溝がササクレ無いように慎重にフレットを抜きます 溝に接着剤の痕跡が有ります ![]() ●フレットボードを軽くサンディングして整えてから、フレット溝を0.5mm巾と打込む深さまで 調整します ![]() ●溝が正しく修正されているか専用のスケールで確認します ![]() ●1フレットを打ち込んで、2フレットと同じ高さになる様に調整し、2&3フレットに付いた フレットのエクボも可能な限り取り除いて有ります ◆フレットの交換が済みましたのでセッティングして行きます ![]() ●ご希望の弦高に収めるためには、ブリッジのトップを1.0mm削る必要が有ります 🌻この先はIta様が工房にお越し頂いて、お見せしながら仕上げましたので画像は割愛させて 頂きます 工房標準仕上げの、6E/12はF2.25mm、1E/12Fは、1.75mmに仕上げてお渡し致しました 🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年05月23日 17時54分37秒
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