カテゴリ:ギターリぺアー
◆YAMAHA FG150 赤ラベル、ギターオーナー様はたく様です
千葉市のライブハウス【詩音】のオーナー様から、誕生日のプレゼントとして頂いたそうです バズるポイントが有る事と、ジャクが原因と思われる、音切れ&ノイズが有るため 全体的なメンテナンスも含めてリペアのご依頼です ◆画像から確認して行きます ●ボディコンディションは良好ですが、セッティングがズレていて、弾き難いと言う印象です ●FG150赤ラベルは、近年人気が高まっているモデルです ●6Eペグの上が大きく欠損してるので、着色して目立たない様にします ●テールブロックが厚すぎて六角ナットで固定出来ない? 赤ラベルのリペアの経験で 有り得ないと思ってましたが、予想通り調整方法をご存じない方取付された様です ●画像の通り右側のパーツでテールの厚みは調整可能です ●サドルの形状が画像の様になってますが、この時代の弦接点はサドルのセンターに来 るはずなので、オクターブが合わないのでは?と思い確認しましたが、大丈夫と言う事で 同じ形状でサドルを削り出して交換します ●フレットが交換されてますが、エッジをベベリングファイルで揃えただけって感じで エッジ処理が正しくされていないのと、バズリの原因になる部分的にフレット浮いてますので 打込んでからエッジを処理します ◆リペア開始して行きます ●浮いていたフレットを打ち込みました ●フレット交換と同じ工程でエッジ処理をして行きます ベベリングファイルでエッジを整えてから、スーパーファイン等を使って エッジの角を取除きます ●夏場の湿度が高い時にエッジを整えますと、冬場の乾季にフレットボードが縮んで エッジが出て来る可能性が有りますが、その際の調整は保証調整になりますので ご安心下さい ●フレットの処理が完了しましたので、バズるポイントを擦り合わします 当初の4D弦のローポジのバズリの原因はフレットの浮きの様で、擦り合わせが必要な箇所は ライブで絶対に使わないと言うか、指が届かないので使えないでしょう?と言う箇所だけです ●サドルを交換する前にフレットボードを確認します ●既存のサドルはフレットボードの350Rと一致してませんでした 弾き難いと感じる原因でも有ります ●サドル下に入っていたスペーサーを考慮して新たに削り出したサドルをセットします ●ヘッドの欠損部分はス、テインで着色してからクリアラッカーで仕上げました ●LR-Bのジャックが入荷しましたので取付ました ●弦を張り戻してオーダーの弦高になっているか確認します 工房標準よりも僅かに高い、2.40mmでセットして有ります ●1E/12Fは1.75mmでセットして有ります ◆リペアの完了です ●最近のUSED市場で人気が上がっている理由が判る1台です 🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年07月16日 09時02分47秒
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