カテゴリ:ギターリぺアー
◆YAMAHA GC-11
ギターオーナー様はKim様です。 Kim様は成田山の参道入口近くで、素敵な喫茶店を経営されていらっしゃいます 成田山参道入口マクド前信号から成田山に向かって 25m位千葉興業銀行さん前の【喫茶庵】さんのオーナーです。 店内はコンパクトですが、内装~調度品~電気のスイッチに至るまで、センスに溢れてます。 🌻とても落ち着く雰囲気で、美味しい珈琲をゆったり味わう事が出来ます ◆画像から確認して行きます ●最近は殆ど弾く事が減ったとの事ですが、弦高が上がり過ぎて弾く事が難儀になっている事も 一因の様です ●ミドルクラスのギターです ●フレットボードはエボニーで、弾き込んだエボニーの特徴が出てます 使っている弦はサバレスと聞いて安心しました ●柾目がしっかり通ったバック材です ◆リペア開始して行きます ●弦高を測定した画像を失念しましたが、6E/10Fで4.5mm 1E/10Fで3.5mmですと 比較的高い弦高でも苦にされないKim様でも、弾く事を楽しめないと思います 順ゾリはMaxで0.5mmとネックの元起きも有りますので、ネックアイロンで矯正して行きます ミドルクラス以上のギターは良質の材が使われている可能性が高く、ネックアイロンにも素直に反応 する事を期待して掛けて行きます ●ネックアイロンを掛け後のネックの状態を確認しますと、最大値で0.1mmの順ゾリまで 矯正出来ました。クラッシクギターでしかもタッチの強いKim様の演奏スタイルには 必要な順ゾリです ●弦高調整をする前にサドル材を確認しますと、プラスチック製のサドルでした 問答無用で水牛ボーンのオイル漬けに交換します ●KIm様仕様の弦高に合わせて削り出した、水牛ボーンオイル漬けサドルと、低く鳴ったサドルに 合わせてサドルホルダーの高さをサンディングして下げました ●セッティングを決める前にフレットボードに手を入れておきます 全てのポジションでここまで弾き込まれたク、ラッシクギターを見るのは久しぶりです ●1フレットを0.5mmのスペーサーをセットして弦高を確認します ●6E/10Fで3.00mmにセットしました ●1E/10Fは2.60mmにセットしました ●全てのポジションでバズリが出ない事を確認してリペアの完了です サバレスのハイテンション弦を前提に、セッティングを施しましたので弦テンションを下げる 事は避けて下さい プラスチックサドルから水牛ボーンのオイル漬けに差し替えた事で、強くピッキングした時の バランスと音の奥行きが格段に良くなったと思います 🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年09月05日 08時23分39秒
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