カテゴリ:ギターリぺアー
◆Jagard JG-50
ギターオーナー様は、Untitled-182様です セッティングとブリッジのクラックのリペアのご依頼を頂きました ◆画像から確認して行きます ●Jagard は寺田楽器様のブランドで、ピックガードのデザインに特徴が有り直ぐに判ります ●グロバーのペグが使われてます ●50番ですから仕上がりが楽しみです ●黒でペイントされたブリッジは、年数が経過してキズが付きますと 画像の様な見た目になりますので、ギターの印象を下げるのでは無いかと思います ◆リペア開始して行きます ●謎の物体は布テープの化石でした サンディングして黒ペイントを全周落とします ●クラックを広げて特製パテを塗って硬化を待ってから、サンディング後にエボニーステインで 着色して仕上げます ●クラックの修復が済みましたが、着色はセッティングが済んでから仕上げの段階で行います エボニーで着色しますとクラック後は判別出来ません ◆セッティングして行きます ●1フレットのクリアランスに余裕が有ります ●ロッドで可能な限り調整します ●6E/12Fは3.0mm有ります ●1E/12Fは、2.75mm有ります ●サドルを調整する前にフレットボードを確認します ●サドルの出を確保するために、余裕が有るブリッジトップを1mm削って下げます ●ご相談頂いたギターを他の固体と勘違いしてまして、かなり弾き込まれて居りますので 男っぷりを上げるためエボニーステインで着色します。 オイル分はリムバーで取除いて着色出来る様にします ●ブリッジにエボニーステインで着色します ●同じくフレットボードも着色します ステインが落ち着いてから、アマニ入りの蜜蝋で仕上げます ●蜜蝋を塗って仕上がったフレットボードです ◆セッティングを確認します ●1フレットのクリアランスはOKです これはトラストロッドで調整出来る、現状では限界と言う事です ●予定の弦高になるようにサドルを調整します ●6E/12Fは、予定通り2.25mmです ●1E/12Fも予定通りの1.75mmです ●リペアの完了です 🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
ブログ更新ありがとうございます。
フラットボードの塗装はそのままがベストですか? (2024年03月21日 14時01分18秒)
Untitled-182様
お世話になります。 フレットボードはオイルが塗って有りましたので、今回のリペアでは 着色は不可能です。 理由はオイル着色ステインを弾いてしまうからです。 ブリッジの着色はオリジナルが黒でペイントされてますので イメージを変えない様に着色する方がベターだと思います。 (2024年03月21日 22時30分52秒) |