式部的中庭
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祐巳は私立リリアン女学園の高等部に通う平凡なお嬢様。この高等部にはロザリオの授受を行い、先輩である姉(グラン・スール)が後輩である妹(プティ・スール)を指導する「姉妹(スール)制度」が存在する。憧れの小笠原祥子さまの妹になった祐巳。「紅薔薇のつぼみの妹(ロサ・キネンシス・アン・プウトン プティ・スール)」としての学園生活が始まる。 三巻目は式部のお気に入り白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)のお話。 しかも”いばらの森”&”白き花びら”は白薔薇さまファンのバイブルなのだ。
★★★卓上式部★★★
佐藤聖(白薔薇さま”ロサ・ギガンティア”)に惹かれる理由に彼女のセリフがある。『私は世界中の人たちにわかってもらわなくてもいいの。大切な人にさえわかってもらえれば、それでいいの』『私はお姉さまのあの言葉を聞くのが好きだった。内面なんて見えないものだから外見を誉められた方がよっぽど説得力があると思うのだ。』『なぜ私は生きているんだろう消えてしまえばいいのに佐藤聖という存在がこの世から永遠に―私を救ってこの適合しない魂を浄化して』 彼女を浄化する存在、それが久保栞。佐藤聖は幸せものである。なぜなら栞さんと出逢いお互い魂重ねる事が出来たのだから。なかなかこの現実出逢えないものです、ツインソウルには。たとえ同性であっても出逢えるなんて羨ましい(笑)佐藤聖のお姉さまは佐藤聖の顔が好きだから選んだ、と思われているが実は彼女に負担を掛けまいとするお姉さまの御心遣い。「あなたはのめり込みやすいタイプだから大切なものができたら自分から一歩引きなさい」卒業式に明かされる真実だ。このセリフにもドキッ。私もそうなんだなぁ(笑)この人好き!と思ったら特に女性には自分を知ってもらいたくてあれこれ普段自分の考えてる事や知ってること話したくなり、ふと我に返り私って迷惑かも!?なんて自己嫌悪にかられたりする。そんな私に姉妹(スール)制度は思う存分決められた相手とお互い成長し合える部分がツボなのです。(笑) 佐藤聖には自分に無い部分と重なる部分があるために妙に気になるのだ。つまりは理想の部分に憧憬し同調する部分に涙するのだ。そして本質の部分で繋がっている白薔薇ファミリーが大好きなのである。
◆◆◆式部的えこひいきキャラ◆◆◆
さてワタクシの『マリア様がみてる』えこひいき登場人物ベスト5は以下のようになりました。(笑)輝く一位は当然のごとく白薔薇さまこと佐藤聖。お次はその妹、志摩子さん。三位は仏像好きの乃梨子ちゃん。カメラちゃんこと蔦子さん。ラストは聖さまの大学でのご学友、加東景さんです。瞳子ちゃんもロサ・カニーナもいい線いっていたけど(笑)