シルクのお姫様

いや～、今でこそ笑えるサブイお話ですが、当時は本気で辛かった。

私はこれからどうしたらいいのだろう？

ええぇ～い！どうにでもなってしまえ！と、ヤケクソにもなったり。

悩みに悩んだ「闘イヤーズ（二年間）」でした。

そう、婚約をしてから、婚約破棄まで二年間もかかってしまいました。

とっとときっぱり別れりゃ良かったけれど、親族の絡みもあり、

そう簡単には別れることができませんでした。

彼は、IT企業の若手社長。年商○億円という会社を作り上げた、

優しく品行方正なおぼっちゃま。

しかし、私は彼を愛しておりませんでした。

愛していないと気づいたのは、婚約をしてからのこと。

それまでは、ただ付き合っているだけで、「愛」なんぞヘビーなことは

ちぃとも考えておりませんでした。

ところが、婚約をして、この人とずっと生活を共にしていくのか。と、

考えたとき、う～む。。う～ん？？と、思ってしまったのです。

そして、私は婚約をしてから別れるまでの二年間、

とにかく忙しい日々を送りました。会社を作り、海外へ行き･･･

結婚をするまでに、いろんなことを経験して、いろんな人を見てみたいと

思ったのです。

彼は、好きな事をしたらいいと言って、

私が結婚をしたくなる日をただひたすら待っていてくれたのでした。

永遠のバイナラが訪れるとも知らず。。