今年6月、原発反対の官邸前抗議デモに15万~18万人集まったという
2007年の沖縄集団自決をめぐる教科書検定の抗議集会を11万人と誇大報道した朝日新聞。しかし、航空写真からの分析で2万5000平米を全部埋め尽くしても4万人と判明した。その後、朝日新聞が釈明や謝罪したという話は聞いたことが無い。 その朝日がまたアサヒッた。今年6月、原発反対の官邸前抗議デモに15万~18万人集まったという主催者の数字を朝日新聞は大々的に報じたが、警視庁発表は1万7千人。 7月の反原発デモ集会も主催者側の17万人と警察の75000人と大きな開きがある。 「ビートたけしのTVタックルで」で大竹まことがデモ隊の肩を持ち、数字の違いをどう思うのかと山際澄夫氏に挑み、山際氏は主催者側の数字捏造だと激怒していた。 一体どっちが本当なのかとフジテレビのスタッフが真相を追及した。その模様を番組を見損じた方達のためにご紹介する。 フジテレビ「スーパーニュース」(2012/8/17) 大江健三郎や坂本龍一がアジテートした7月16日の「さようら原発10万人集会」主催者側は参加者を17万人と発表し、警察関係者は7万5000人。なんと10万人近い開きがある。実際に何人集まったのかスーパーニュースのスタッフが空撮画像を3時間かけて丹念に数えていった。 【集計結果】サッカー場付近 10,575人野外音楽堂付近 2,470人歩道橋付近 2,180人パレード中 7,901人合計 23,126人 主催者や警察関係者の発表した数字を大きく下回った。しかし、当日は暑かったため、木陰に居た人達がいると想定し、その数字が・・・ 21,226人(全面積の59%を占める木陰に同じ密集度で居たと仮定) しかし、それを合計しても43,637人。 これでも主催者側の17万人はもとより、警察発表の7万5000人より少ない。 【主催者側の言い分】「会場を10のブロックに分け、スタッフが数えた。午前の段階で11万人を確認している。これに午後以降の参加者数を予想して17万人とした」 スーパーニュースがこの数字を主催者側に示すと・・・ 主催者「見解の相違としか言いようがありません」 警視庁「一定面積当たりの密集度と全体の面積を掛け合わせています」 片桐新自(関西大学社会学部教授)「一般的に社会運動をやっている場合には、支援者が沢山居るという形で示していきたいという事があるので、いつも運動側が多く発表して、警察発表の方が少ない」 主催者側には数字捏造の根拠があるが、警察には過小評価する根拠はない。それだけでも、勝負ありだが、主催者側の数字を大々的な見出しに使う朝日新聞は「水増し運動家」に加担しているということになる。 「さようなら原発」は「さようなら日本」につながる事をご存知じない方が、左翼運動家に煽動されているのだという本質的な部分をこの番組では触れていなかったのはやや残念であった。