下の続き
そんな時代も経て、少しずつカード作りが分かってきたマジック。しかし『アルファ』から5年・・・・・・・・。マジックにおける大失敗が起きる。それが、ウルザズ・サーガというエキスパンション(カードセットのこと)である。なにが失敗かって、強すぎるカードが出すぎてしまった事。それらのせいで、マジックのトーナメントがそのカードたちを使ったコンボデッキ一色となってしまったほど。そのコンボデッキというのが、マジック史上最凶のデッキMOMA。1ターンキル(最初のターンに相手を倒すこと)率5%を変えるというとんでもない代物。そんなカードをデッキが許されるはずもなく、あえなく禁止カードに指定されてしまう。(禁止カード=大会では使えないカードのこと)その禁止カードでコンボの軸になっているカードがMind Over Matter / 精神力 (2)(青)(青)(青)(青)エンチャント(場に残り続ける呪文の事。効果の欄に書いてあることが、場に出ている限り発揮される。精神力の場合、カードを1枚手札から捨てることにより(これもコスト。:の左側がコストになっている。このコストを支払える限り何度でも効果を使用できる。):の右側に書いている効果が使用できる。)カードを1枚捨てる:アーティファクト(色を持たないカードのこと)1つかクリーチャー1体か土地1つを対象とし、それをタップまたはアンタップ(場に出ているカードをたてに直し、使える状態にすること)する。Tolarian Academy / トレイリアのアカデミー 伝説の土地(T):あなたがコントロールするアーティファクト1つにつき、あなたのマナ・プールに(青)を加える。Time Spiral / 時のらせん (4)(青)(青)ソーサリー時のらせんをゲームから取り除く。それぞれのプレイヤーは、自分の墓地と手札を自分のライブラリーに加えたうえで切り直し、その後カードを7枚引く。あなたは土地を最大6つまでアンタップする。Stroke of Genius / 天才のひらめき (X)(2)(青)インスタントプレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、カードをX枚引く。(Xとは、そのXにつぎ込んだマナの分だけXの値が決まる。たとえばXに3を支払ったとすれば、カードを3枚引くことが出来る。その場合マナコストは合計3+2+(青)なので5マナである。もちろん3以上多い数を支払ってもいいし、少ない数を支払ってもいい)どういうコンボかといえば(ココから話が難しくなるかも)まずこの時代には、0~1マナのアーティファクトがたくさんありました。(水連の花びら[(0)マナ (T),水蓮の花びらを生け贄に捧げる:あなたのマナ・プールに、好きな色のマナ1点を加える。]やら魔力の櫃[(1)マナ魔力の櫃はあなたのアンタップ・ステップの間にアンタップしない。 あなたのアップキープ(気にしなくてもいいです)の開始時に、あなたは(4)を支払ってもよい。そうした場合、魔力の櫃をアンタップする。 あなたのドロー・ステップ(カードを1枚引くこと)の開始時に、魔力の櫃がタップ状態である場合、それはあなたに1点のダメージを与える。 (T):あなたのマナ・プールに(3)を加える。やら通電式キー (1)マナ(1),(T):アーティファクト1つを対象とし、それをアンタップする。など)それらを並べ、トレイリアのアカデミーで大量の青マナをえます。時のらせんやを使って手札補充&トレイリアのアカデミーがアンタップ。で、またアーティファクトを並べ、トレイリアのアカデミー起動。精神力を置いて、トレイリアのアカデミーをアンタップ即起動を繰り返し、膨大なマナを生み出す。その途中で手札が切れそうになったら、天才のひらめきやら意外な預かり物((2)(青) ソーサリー それぞれのプレイヤーは自分の手札を捨て、その後この方法でプレイヤーが捨てたカードの枚数のうち最も大きい値に等しいだけのカードを引く。)やらでカードを補充。で、最後に63マナくらいの天才のひらめきを相手に打って勝ち(デッキが引けなくなってもマジックの場合負けです)はっきりいって穴が見つからないほど強いです。特にトレイリアのアカデミーと時のらせんの強さが常軌を逸しています。ここまでいったい何を学んでキタのかと開発陣言いたい位ばかげてます。こんなエキスパンションを作っちゃうから、開発陣は社長室に呼ばれて怒鳴られたそうです。そりゃそうだ。これがマジック史上に残る大失態でした。ってことで、本当はまだまだありますがこんなもんで。もっと聞きたい人はコメントしてね(笑)このブログは真希さんブログじゃないのかい(笑)たまにはね。いいでしょ。ものすごい脱線も。では~。真希さんもきっと、遊戯王ぐらいなら知ってるはず。