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今日は、水ビジネスを紹介します。
【著者情報】(「BOOK」データベースより) 吉村和就(ヨシムラカズナリ) グローバルウォータ・ジャパン代表。 国連テクニカルアドバイザー。 千葉工業大学、工学院大学非常勤講師。 日本を代表する水環境問題の専門家。 G8北海道洞爺湖サミットでは、自民党の特命委員会「水の安全保障研究会」の 委員として提言をまとめた。 「水の安全保障戦略機構」技術普及委員長。 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 今、世界で水の争奪戦が始まった。はたして日本は生き残れるか。 【目次】(「BOOK」データベースより) はじめに─採取可能な水、「0.01パーセント」の真実 第1部 世界中で足りない水 世界を襲う「ウォーター・クライシス」 「バーチャル・ウォーター」─水輸入大国・日本 地球温暖化が水資源の枯渇をもたらす) 第2部 水が引き起こす戦争 イラク戦争は「水戦争」だった? 世界は水を巡る紛争・問題に溢れている 第3部 巨大「水マーケット」をめぐる攻防 IBMが水ビジネスに乗り出した意味 水不足に商機を見出す海外「水メジャー」 新興国も参入する「110兆円水市場」 日本の上下水道の現状と課題 動き出した日本の産・官・学─「チーム水・日本」の役割 おわりに─ジョン・F.ケネディの「夢」は実現するか? レビュー投稿 本書を読むと、日本の企業は世界に出遅れていることがわかる。 日本の企業の技術力は、世界でトップクラスである。 しかし、個々の技術力を「総合的に活かした戦略」を取れていない。 世界の水メジャーは、上下水道の管理が早い時期から、 官から民間に委託されて運営されそのノウハウを活かして、 新興国の上下水道事業に進出をしてきている。 だが、日本では上下水道の管理が未だに官主導で行われており、 民間のノウハウが育っておらず世界に進出することができない。 日本は、ノウハウが無いので、世界進出をすることができず、 さらに、日本の公共の上下水道事業は、日本国内に有力な水企業があるにもかかわらず、 上下水道事業を世界の水メジャーが落札している。 水事業に関して日本と世界の違いがわかりました。 本書は、水ビジネスに興味がある方にオススメします。 感想 俺の今いる会社は、水関連の会社にいます。 ので、この水関連の勉強のために購入しました。 それにしても、ひどいな(´・ω・`) 会社毎の個々の技術力が商品があるにもかかわらず、 世界に進出することができないなんて… 水関連の会社も、半導体の会社と同じように 合併統合しないと、世界では戦っていない状況になっていますね(´・ω・`) 本書では、官主導で日本国内の水関連の会社がチームを作って 巻き返しを図ろうとしていますが、実際うまくいくのかな… 官主導で行う時点でダメだろな~。 本書では、水関連の会社を寄せ集めすれば、うまくいくような書き方がされているが、 寄せ集めてもノウハウがないんだから無理だろ(σ・∀・)σ ノウハウが無いから、水メジャーに勝てないんです。 なら、ノウハウを蓄積してから進出しないと、 落札で金額が安くても委託されないですよ(;´Д`) 俺が社長なら、まずはじめに水関連会社の寄せ集めから、 会社を作って、その会社が、官で運営している上下水道部門を 「日本企業だけ」に委託して運営してもらい、ノウハウを蓄積する。 その後、海外に進出する。 この方法を取るな(`・ω・´) っというか、なぜ今頃になって、寄せ集めをするんだよ。 こうなることぐらい10年以上前から予想できたんだから、 早い段階で事業計画を立てておけばいいのでは? っと、思う(´・ω・`) 一時期、「選択と集中」という言葉が流行ったが、 これも、選択と集中という悪弊がもたらした結果なのか… 補足として、 最近の水メジャーは、上下水道施設を民間に委託している施設を丸ごと買って、 運営を行う方式で日本に進出してきています。 早く実行に移さないと、日本の上下水道は全て水メジャーの傘下になり、 上に示した方法が取れなくなるヽ(`Д´)ノ ↓水ビジネスをさらに知りたい方は↓ ウォーター・ビジネス 「水」戦争の世紀 水戦争 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.20 10:15:09
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