隠れ舎　「伸楽舎」の日々

伸楽舎で一番学んでほしいこと

勉強する大きな目的の一つは「受験」です。もちろん憧れの高校・大学に合格するために勉強するわけですが、本当の目的は、「自分の一生を賭けるに値する仕事を見つけるために、今取り組んでいる勉強を通じて、自分の適性を見つけ出し、夢を見つけ、その実現に向けて真剣に取り組むこと」であると思います。当然ながら社会に出て、五教科の知識を直接的に利用することはほぼありません。しかし、そこで得た知識をもとにした「知恵」を生み出す、それが将来携わる仕事に必要不可欠なものになります。

　もちろん、高校・大学受験で人生が決まるわけではありません。極端に言えば「たかが受験」。ですが「受験」というものは「目標を持つ」「目標を達成したときの喜びを知る、達成できなかったときの悔しさを知る」そのための最高の道具・人生の教材だとも考えています。　
辛いことですが、一生懸命やったからと言ってその努力が報われるかどうかはわかりません。しかし、その確信がなくても、それでも夢に向けて一心不乱に努力をしたという行為自体が、間違いなく今後の人生において財産となり、そこでの経験が社会に出てから役に立つことは言うまでもありません。

　勉強する上で身につけた暗記力や計算力、思考力や根性は将来とても役に立ちます。特に根性は絶対的な武器になります。そして自ら立てた目標達成に向け、進んで学習しようとする「自学力」こそ、将来社会に出て、答えのない「壁」にぶつかった際、それを乗り越える最高の武器・財産になると考えています。伸楽舎はこの「自学力」を身につけることを最大の目標としています。
　
　中学生以上は「自学指導」を必修としています。授業がない日にも塾に足を運び、自らを厳しい環境に追い込んで、夢実現への努力を積んでもらいたいと思います。伸楽舎での学習指導は高校受験、大学受験だけでなく就職そしてその後まで見据えています。「自学指導」は、各教科の勉強の仕方・ノートのまとめ方を直接指導し、学習習慣を身につけること、そして自ら問題解決の糸口を見つけ出せるようになることが第一の目的です。また、同級生や時には先輩後輩と同じ空間で学び、競い合い、喜び合える、そんな塾にしていきたい、そんな思いがあります。