中野歴史研究会

私は同人誌を作成しようと考えている。
何名かのゲーマーからすでに原稿もいただいている。もちろんこれだけでは量が足りないので同人誌発行までにはいたっていない。
実はまだ同人誌の内容についてはっきりとした方向性を確立していないことも問題なのである。せっかく出版するのであるからはっきりとした方向性を打ち出し、既存のＳＬＧ専門誌とは異なるものを出版したいと考えている。
現在考えている記事としては以下のものを考えている。
まずは、初心者向けにＳＬＧの基礎知識の記事である。専門誌のリプレイ記事等で当然のように使用されている用語の説明や、戦線の考え方などいまさらという記事を掲載したいと考えている。
次に入手容易なゲームの作戦研究記事である。時間がたてば入手困難になる可能性は仕方がないものの、入手容易なゲームの作戦研究は当然読者から多くの反響があると思われる。作戦研究記事は回答が1つではないためさらに面白い作戦研究を発表したいという人も現れるかもしれない。それが狙いである。
また、同一テーマのゲームの比較も面白いかもしれない。バルジや東部戦線、ナポレオニック等同一テーマのゲームが数多く発表されている。比較検討をすることで興味がわくのではないだろうか。
まだまだ検討が必要だと思われる。時間に追われているわけではない。じっくり考えたいと思う。
こんな記事も面白い。
ＣＭＪ４８号の記事で「３時間の悪徳～常に戦い続ける人々のために」である。これはプレイ時間が３時間程度のゲームで、かつ、入手容易なゲームの紹介記事である。プレイ時間の限られている社会人プレイヤーにはぴったりの企画ではないだろうか。残念ながらＣＭＪ４８号は売り切れのため、残念ながら入手困難である。
ＣＭＪ５２号の「窮地のフランス史」も面白い記事だ。フランスを焦点に当てたゲームを時代別に紹介している。テーマ別特集記事であるがあまり見られない記事ではないだろうか。ちなみにこの号の付録ゲーム「赤い夕日のナポレオン」は手軽なゲームであるが中々研究し甲斐のあるゲームである。

ＣＭＪ５４号、６１号に掲載された「ゲーム夢判断」も企画力に脱帽した記事である。いくつかのゲームを４名のライターによってレビューしている記事なのである。各ライターの個性が出て実に面白い企画だと思う。