ノモンハン
「ノモンハン」に関する書籍を読む。「ノモンハン戦車戦」(大日本絵画)と「軍事史学#128」(特集:ノモンハン事件)だ。メジャー所を1冊も読んでいないところが私らしい。(笑)「ノモンハン戦車戦」(大日本絵画)日本軍の損害は52,000~55,000名で、22,000~23,000名が戦死した。(ソ連軍第1軍団司令部による見積もり)関東軍司令部の公式報告書によって明らかにされた損害は8,632名戦死、9,087名負傷とのこと。一方ソ連軍の損害は3,279名戦死、15,265名負傷(ジューコフの作戦結果報告書)。双方20,000名近い損害を出した戦いであることは事実のようだ。両軍合計40,000名近い損害を被った戦闘であり、まだまだ資料を集める必要があると考えている。ノモンハンを取り扱ったゲームとなると「Red Sun/Red Star」(S&T#158)ぐらいしか思い浮かばない。「Zhukov's First Victory~The Battle of Nomonhan」も手元にあるがルールが見当たらない。(苦笑)どちらのマップもハルハ河とわずかな丘が存在するぐらいで、草原が大半を占める。南北を走る道路が機械化部隊の移動コストを下げる効果があるようだ。「Red Sun/Red Star」は4本のシナリオがあり、手軽にプレイできるような気がする。ノモンハンはゲームテーマとして需要が少ないのであろうか。局地戦とは言え、両軍とも大軍を投入している。戦車が大量投入された戦いとしてデザイナーの創作意欲を掻き立てるものはないのだろうか。とりあえず、もう少し資料を探すことしよう。メジャーどころの本かもしれない