カタオモイノマモリカタ

今の私は
とても幸せなのだろう
そうに決まってる

ずっとずっと
憧れて大好きだった背中を
今は抱きしめることができるのだし

ずっとずっと
触れたくてたまらなかった手で
髪を撫でてもらうこともできる

それなのに　まだ
あの人のキモチまで欲しくなって
泣きそうになることがある



あの人にとって
私の居場所はどこなんダロウ

「私はあなたの何？」
3流ドラマみたいな台詞を言ってみたら
イタズラっ子みたいな顔して
「後輩」
即答。
思いっきり睨みつけたら
「コイビトかな」
って言ってくれた

残念でした
恋してなくちゃ
恋人じゃないんだよ

「私のこと好き？」って聞けば
「好きだよ」
って簡単に言ってくれるけど

「どうして私といてくれるの？」
「どうしてキスしてくれるの？」
には　いつも
「どうしてだろう、、、」

すぐに卑屈になる私に
「君は充分刺激的だよ」
「いつもどきどきさせられてる」

そんな言葉が欲しいんじゃない

どきどきして欲しいんじゃないんだよ

逢いたい　と
触れたい　と

愛しい　と

思って欲しい

刺激なんてずっとは続かない
20年も封印してきた感情が
ちょっと物珍しいのでしょう

飽きられたら終わりなのかな



今の私は
幸せに　決まってるのだけど