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カテゴリ:乱読暦
食品メーカー「東洋水産」をモデルにした経済小説。米国進出を果たした現地法人サンマル(仮名)の建て直しを通じ、異文化コミュニケーションや日本的経営の推進を主人公「川森」を中心に展開。同著者「燃ゆるとき」の続編。
学生時代のゼミの教授が国際経営の人事が専門だったので、その時の授業を思い出しました。当時、日本的経営から欧米の経営へ考えがシフトしている時期で、大学の講義では相変わらず80年代後半に海外で成功したメーカーの話題や理論ばかりで、なんて古いことばっかりやってるんだろうって思っていました。 先生すみません。この本は国際経営の人事などを勉強する人には具体的な事例などがあって分かり易いと思います。 あと、当時ゼミで課題本として使っていた次の本も秀逸で今でも覚えてます。 「望郷と決別を」(佐藤正明) ドライバーとピンセット持参で欧州に出かけてユダヤ商法を学び、香港、中国でゼロからの工場進出に成功した方の半生を描いた作品です。 冒頭で主人公の石井さんが思った「とにかく26歳までに海外に出よう」というのに触発され、自分も26までに海外に出ようと思ってましたが、すでに28歳になってしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 2, 2005 11:34:13 PM
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