ご機嫌なチトセ
今朝、放鳥の為に籠の出入り口を開けてそこに手を置いてオスインコが出てくるのを待った。1番にお父さんインコが乗ってきたので、お父さんインコを手に乗せたまま手を籠の上まで移動すると、お父さんインコは籠の上に飛び降りた後、すぐに飛び去って行った。次にチトセが手に乗ってきたので、又籠の上まで移動させてあげた。チトセはすぐには飛び去らずに私を見上げてきたので、私は「ちゅうかな~?」と言いながら顔を近づけると、私の鼻をクチバシで軽くカミカミしてちゅうしました。そして、いったん籠の奥のほうに歩いて行って、また戻ってきてちゅうしました。これを3回くらい繰り返しました。さて、何故今日のチトセはこんなにラブラブなんでしょう?それは、2時間程前明るくなると同時にインコがチッチッジッジッ鳴き始めました。私は眠いのを我慢してインコのところに行き、籠の中に手を突っ込んでチトセを力をいれずに鷲づかみにして「なんでちゅうか、なんでちゅうか、うるさいですよ~」と言いながらスリスリして又籠に戻しました。スリスリされている時、チトセはいつものように逃げようともがいていたし、痛くない程度にカミカミしていました。私が考えるに、スリスリされるのは嫌なんだと思うのですが、自分だけ特別に構ってもらえたというのが嬉しかったようです。つくづく鳥の自己顕示欲や自己の重要性を求める気持ちの強さを実感しました。インコを見ていると長所と短所は表裏一体だと思い知ります。凄く懐いているけど、嫉妬深いとか。自己顕示欲が強くて他のインコを追い払ったりするけど、芸達者とか。芸をする動物は人間も含めて芸をする動機となる自己顕示欲と嫉妬心がありますよね。で、どういった動物が芸をして自己顕示欲などを持っているのか考えてみたのですが、単独で生活しない生き物かなと思いました。芸はそれを見た他者に評価されて初めて自己顕示欲が満たされるものだし。こんなに芸を覚えるインコの世界では多分、熾烈な競い合いがあるのだろうなと集団で生活するインコの苦労に思いを馳せてみました。