キカイダー1~4巻
特撮を観ていて、ふと石森章太郎が読みたくなり、きっと長いだろう皮膚科の受診に「キカイダー」持参で臨む。叔父が集めていたのをいただいた物で、巻末とか見ると「恐怖新聞」1巻とか「海のトリトン」とか…この時代のサンデーって読み応えあるなあ…。叔父に貰ったのは他にも「サイボーグ009」や「バビル2世」「伊賀の影丸」とかありますが、あったはずの「リボンの騎士」「火の鳥」「仮面ライダー」「カムイ伝」等は現在行方不明らしい。も、勿体ない!ってわけで最近リメイクされたハカイダーも好きですが、原作も改めて読むとやはり面白く、子供の頃はわかっていなかったなあとか、しみじみ読めました。この人の少年漫画は割と哲学的なのも多いような気がします。ロボット三原則とか出てきて人間って何だ?とか白黒ハッキリしないところがまた楽しい。環境破壊と「良心」がテーマかな。中途半端な出来がかえって人間らしいキカイダー。よく悩む。悪いことをするのは機械でなくて人間だ、と。そうだねえ。誤作動するのも人間のせい、個人情報流出も人間のミスや欲のせい。どうでもいいですが、当時はみんな年上だったヒーローやヒロインが今となってはみな子供。カッコイイと思ってたなあ…と、遠い目をしてしまう。あーあ、カワイイよ。009読み返したときも思ったっけ。特撮観てても今はカワイイばっかり言ってるな。大人になるって切ないね。しかし4巻までしかないので、続きが気になること気になること!5,6巻を探したらネットで発見、即注文!ついでにフィギュアも欲しいな。兄者が持ってるけど格好いいんだアレが、ダークヒーローっぽくて。こいつを暇にするとろくなことしない、ということだな。