|
カテゴリ:しろちょこ日記
きゅう太が泣いた。
「教科書忘れたからな、見せてって言っても知らんふりすんねん。 ぼくはな、見せてあげてるのに。」 ![]() どうやら、お隣の席の女の子がきゅう太を嫌っているようだ・・・・ 「教科書忘れんかったらいいやん」 「そうやった ![]() 「教科書忘れたら、他の教室のお友達に借りたらいいやん。」 「そんなんやっていいん?」 ![]() 「いいと思うで。ママはやってたし。先生に聞いてみ~」 それで、一瞬元気になったきゅう太。 でも、思い出したように、泣き始めた。 「ぼくのこときしょいと思っているんやと思うねん。」 ![]() 「なんで?」 「あっち行ってとかって言われるねん。 お隣と席をくっつけなあかんのに、ぼくがつけるとはなすねん。」 「そうなんや」 ![]() 「ぼく心が悲しくなって学校に行きたくなくなるねん。」 ![]() 「でも、その子だけなんやろ?みんなでいっしょになって きゅう太に意地悪するんとちがうんやろ?」 「うん」 「そんなら、むりに、くっつかんときな。 ほんで、その子にな、意地悪したらあかんで。 普通にしとくんやで。教科書忘れたら見せてあげてな。 その時、ぼくが忘れたら、見せてな。 ってお願いしてみ。 なっ。」 ![]() 「席替えしないかな~」 きゅう太はめっちゃ我慢していたようだった。 何がきっかけでその話になったのか 忘れちゃったけど、 つらい思いがふっとあふれてしまったようだった。 3年生頃の女の子って難しい。 私の子供の頃も3年生からなんか急に友達関係がややこしくなったように 記憶している。 隣の男の子が嫌。 というのも良くわかる。 クラスにヒーローが現れるのもこの時期だと思う。 ということは、 ヒーローには遠く及ばない子供も現れるということ。 きゅう太のこと分かってくれるお友達が どれほどクラスにいるのだろうか? とても、心配になってきた。 きゅう太には先生にお手紙書いておくね。 と言ったものの どう書いていいものか悩むな~ 何かを言ってどうなるのか? 席替えが早くなるのか その子に注意を促すのか? なんかどれも、ピタッとこない。 ほっておくのが一番なのか・・・ 難しい お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|