サンライズの嵐

毎日熱戦が繰り広げられている甲子園。しかし、とんでもない事実が明らかになった。

なんと甲子園に出場している作新学院野球部、その部員の一人が傷害と強盗の容疑で県警に逮捕されたというのです。本人は甲子園には出場も帯同もしていなく、強盗の容疑については否認しているそうですが、呆れてものも言えません。

でも一昔前の高野連は「煙草」や「飲酒」が発覚しただけでも参加資格を取り消していましたし、部員の不祥事には厳しい姿勢で臨んでいました。それが高校野球のイメージを高めていましたが、昨今は高校からの懇願に負けたのか、ＯＢによる電凸が怖いのか、モンスターペアレントのメール攻撃が嫌なのかわかりませんが、弱腰を通り過ぎて「老害集団」に変貌してしまいました。

そもそも高校野球はスポーツと教育の２つの顔を持っています。
スポーツとして捉えれば「レギュラークラスが起こした不祥事ではない」「今までの努力を考えれば今回は・・・」といった擁護も出来るでしょう。
しかし、教育という捉え方をすれば「レギュラーだろうと補欠だろうと部の問題は連帯責任」「健全な学生を育成できない高校に出場資格は無い」という言い分も通ります。

別の見方をすれば部員への教育が徹底されていないという話でもあります。
高校野球の強豪校というのはほとんどが私立高校。野球部員のほとんどが野球の為に越境入学してくるのが通例になっています。数年前に見直しの議論が起こりましたがいつの間にか立ち消えてしまい今も続いています。
その為、力と金のある野球部は１００名ほどの部員を抱えている事も少なくありません。
この人数を数人の先生だけで監督するのですから、そもそもが不可能って話です。
これらを是正して正しい姿に戻すには「野球部定員制」の導入しかな無いでしょう。１校３０名程度を上限とすれば、監督の目の届く範囲に生徒を置く事が出来ますし、野球部に入れないのですから越境入学も少なくなるでしょう。

長い間特別な存在だった「甲子園」もただの「インターハイ」である事を自覚するべき時期に来ているのかもしれません。
なので、毎日と朝日新聞は手を引いてください。その分、誤報や変更報道の是正に力を入れてくださいね。

そんな渦中の甲子園ですが、今日は落雷と大雨の影響で試合が中断される事態がありました。
これからの季節、日本は台風が本格的に襲い掛かってきます。今年はどれくらいの台風が上陸するのかはわかりませんが、しっかりとした対策をとるべきです。
特に通り道になっている九州地方。梅雨の大雨で非常用の持ち出し袋を使い切ってしまった家庭は早急に補充が必要になってきます。