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行き止まりは、どこにもなかった

行き止まりは、どこにもなかった

新!コテ派な日々~プロローグ~

私の名はかてないさかな。 …まぁハンドルネームですが。

この名前でブログを綴っているしがない青年です。…あぁ、もう青年ですか。気づけばいい年ですね私は。

さて。最近、自分の中で色々あって、名前を変える事がちょくちょく増えましたね。

そもそも、今の私…。 …かてないさかなと言う名も、幾つか名を変えた後の名前だった様に思います。

その以前の名前は一体どんなだったか…えーっと…。

…あぁ、そうそう。確か…

最初の頃、激撃激と名乗ってチャットに居た。ゲキゲキゲキ。実は由来はトラトラトラ。

そこに攻撃性を足す意味で激しく撃つからこの名だったと思う。


次に糊塗霧隙羽。コトキリゲキハと読むが、一度も正確に読まれた事はない。

厨二病を多量に含むペンネームの様な名前を作りたかった。そこから色々考えた。

前の名であるゲキを含めつつ、悪い言葉、日常では使わない言葉を足して言った。

糊塗…一時凌ぎの誤魔化しなどを意味する言葉。そしてさらに霧。誤魔化すイメージから付けた。

が、隙(スキ)があり、羽の様に軽くもある。割とごちゃごちゃした名前だった。


閃光騨と名乗った事もある。閃光弾の一文字違うだけ。けど、逆に被らないんじゃないか?と考えてたのを覚えてる。

逆に言えばそれだけ。


…そして、今の私の名前、かてないさかな。

視界に入った晩飯のオカズから、魚。

そして、普段人生においてあまり勝てない事からその名前だった様に思えますね。…あんま定かではないですが。

…この名前そのものもまた、皮肉ですかね。それに、今や…。


「どうかしたー?さかなー?」


ふいに、声を掛けられ振り返る。

と、同時にそんな急に声を掛けて来られて不愉快を産む原因となった物へそれなりの力でローキック。


「ちょっ!相変わらずキツすぎるから!!痛い痛い!!」


…私の名前はかてないさかな。…いや、実際はかてないさかな&死忘が正式な名だ。

どちらか一方だけを使う事も両方を使う事もあるが、まぁ、両方を合わせての名前が私の名前でして。

…それが気づけば、私はかてないさかな。今蹴った黒い影の様な姿の女が死忘。

で、それぞれ別の存在として独立し、果ては会話をする事が出来る始末だ。

…まぁ、それでもともかく。2人で一人なのが私達。

そんな2人で今…私達はどうやって過ごしてるかと言うと…特に何をしているのでもない。

何時からだったか。私達は暗い空間に2人でぽつりと座っていた。

今やどれ程時間が経ったかも分からない。世間はどうしているのだろうか。ブログも随分放置してしまっているな…。


「てかさ、さかなー?」


…相変わらずこの女は。

ひとまず私は無言で彼女に蹴りを入れます。


「あいたぁっ!!い、いや、それでも僕は言うよ!あの、さ。何か僕ら以外にも誰か居るっぽいよ。」


「なんですって?」












死忘「ほら。何か居るでしょ?」

かてないさかな「…そうですね。何か居ますね。何と判断していいのやら全く分からないのですけども」

?1「ん?おぉ!!なんだよ!いんじゃんかオイー!」

?2「ふぅむ。このまま出会う事無く消えて行く物だと思っていたが…。まさか出会うとはな。僥倖だ!」

?3「けどであったからってなにかあるかなー?」?2「いや、そこは希望を抱こうぞ、閃光騨よ…」

死忘「…聞いた?今。」かてないさかな「えぇ、確かに。…以前のHNですよね。」

?2「ん?なんだ、君達は現状を知らないのかね?…まぁ私も、知識だけで実際の状況を知る訳ではないがね…。」

?2「“かてないさかな”はそれなりに“主人格”に近いから憶えている物だと思っていたがな…」かてないさかな「ッ!?」

かてないさかな「アナタ…何故私の名を…。」?2「おや、お前のキャラらしくもないな。察しがいい方だったと記憶してるが…」

?1「つーか、オレはよくしらねーんだけど!だれよ?そいつらさー。」

死忘「う、うん…それ一応僕らも思ってる事だからさぁ…。えっと、一応聞いていいのかな?」

?2「糊塗霧隙羽。が私の名だな。聞き覚えがあるだろう?ハハハハ!!」

?1「おう!オレは激撃激!え、しってんの?オレわっかんねーけど!まぁいいか!!」

かてないさかな「まさか…どういう事です…?私は容姿の設定は元よりされていましたがアナタ方は確か無かった様な…」

糊塗霧「ん?あー…。そこから話さないとイケナイ感じか。」閃光騨「じかん、かかるかんじ?」

激撃激「かかんじゃね?かえる?」

糊塗霧「いや、どこにだ…。まぁ、時間は恐らく掛かろうな…。」

閃光騨「えー!!」激撃激「めんっどくせー!」

かてないさかな「…。」死忘「あ、あー…ちょっと2人はそっち避けてよっか。」閃光騨「え?」激撃激「なんだおまえ!」

死忘「僕死忘。話に入っていける気がしないから一緒にどっか行ってよ?」

閃光騨「んー。いいよ!」激撃激「まぁ、いいぜ!いこーか!」

かてないさかな「一応ナイスですがその程度の役立ちで態度は改めませんからね、死忘」

死忘「なんでそういうとこにクギ刺してくるかなぁ…。期待してないもーんだ!」

糊塗霧「…とりあえず話は進めていいかね?」かてないさかな「え、あぁ。まぁそうですね。お願いします。」

糊塗霧「…まずは、だ。我々は皆、ハンドルネームを基に生まれた存在だ。
         …と言っても私より前…閃や激は今や使われてない名だからな。私もだけども」

かてないさかな「それは…まぁ、私もそうなのですかね…」

糊塗霧「まぁ、そうだ。自覚はなかろうがな。“元は”主人格に近かったからな」

かてないさかな「“元は”…?」

糊塗霧「当然、現在の主人格より遠いからな。これまでずっと遠くに居たんだ。」

かてないさかな「主人格…とは…?一体。」

糊塗霧「んー…説明がしづらいな。まだ核心を話すには流れがね…。」

かてないさかな「…厨二なんですかね。」流れ大事ですかね?今 糊塗霧「大事だ!!」かてないさかな「はぁ…。」そっすか

糊塗霧「例えだが。人格が幾つもある人間にも、普段使いの人格…基本となる人格があるだろう」

かてないさかな「あぁ、元の人格とかですよね。それが主人格ですか…」糊塗霧「まぁそうだな。」

かてないさかな「…もしや、私も元は主人格で、今は違うと…言う事は…」

糊塗霧「あぁっ!これからがいい所だと言うのに!気づかないで欲しいんだがなぁ!!」

かてないさかな「そうは言われましてもねぇ…もしかして、ですが。この世界って…現実の世界ではないのですかね?」

糊塗霧「…ご名答」かてないさかな「…リアルの私の精神の世界とか何かですか?」

糊塗霧「それも当たりだ。」

かてないさかな「…。」

糊塗霧「色々思う所はあるだろうが…その、余り深く考えずに…」かてないさかな「まぁ現実なんかクソですからいいんですが」

糊塗霧「えっ、えぇー…そ、そうか…」かてないさかな「ねぇ」糊塗霧「あ、はい?」

かてないさかな「咄嗟だと繕えないんですね厨二」糊塗霧「…いいから本題をだな」

かてないさかな「…今や私達はただのハンドルネームから生まれたキャラで、他に役割は無いんですよね?」

糊塗霧「だな。本来の多重人格者のように我々は外へ出たり入ったりなんて事はしないだろうからな。」

かてないさかな「はぁー…そりゃぁ暇ですね…」糊塗霧「まぁ…だな。だからこそ我々も他に人が居ないか探して歩いてたんだ」

かてないさかな「結果は?」

糊塗霧「元主人格に出会った位だ、さかなよ。」かてないさかな「…あー、ハイハイ。私ですね」

かてないさかな「…他に見つかるんですかね。」

糊塗霧「まぁ、居るとは思うんだが…」かてないさかな「そうだ。その根拠がそう言えば知りたいのですが。」

糊塗霧「うん?」

かてないさかな「そもそもなんだかアナタはそこら辺の事情に詳しそうですよね。理由はわかりませんが…」

かてないさかな「何故他に人が居ると?」

糊塗霧「…まぁ、“かてないさかな”以降にも幾つか新たにハンドルネームを作ってるって事だな」

かてないさかな「…なるほど」

糊塗霧「お前の記憶はどうも、その後のハンドルネームが作られる前で止まってるみたいだから、そこで主人格は交代した様だな。」

糊塗霧「だから知らないのだろうが、後々我々は全員容姿の設定、キャラの設定が為されたんだ。だからここに居る。」

かてないさかな「…そうですか…。」

糊塗霧「…あー、先に言わせて貰うと、何故知ってるかは私自身わからんぞ。」かてないさかな「…先回りされてしまったか…」

糊塗霧「かと言って黒幕とかそう言うのでも無いと名言しておく。私もこの世界のいち住人でしかないんだ。」

かてないさかな「…まぁ、把握しました。」

糊塗霧「まぁ、ともかくだ。会っておきたいだろ、他に居れば。」

かてないさかな「あまり…」糊塗霧「えっ」かてないさかな「いやコミュ障ですもの。」

糊塗霧「…そうは言っても、元は同一人物同士だ、そこまで相性悪くも無いと思うが…」

かてないさかな「既に私はアナタとの距離を縮めたくない思いで一杯なのですけども?」糊塗霧「お前基本冷たくないか!?」

かてないさかな「生憎元来より皮肉屋なものでね。」糊塗霧「ぬー…何にせよだ!どうせ暇ならばこの世の探索に…」



カッ!!



かてないさかな「!?な、なんですこの光は!!」糊塗霧「わ、分からん。ともかく、光った方へ!」

かてないさかな「面倒くせっ…死忘が行った方でしたよねあっち…つーかどこまで行ったあの馬鹿。」姿見えねぇ

糊塗霧「それならば急ごう!相棒が心配だろう?」

かてないさかな「…いや。別にどっちでもいいんですけどね本当。どっちでも」

糊塗霧「…ほう。」かてないさかな「なんです。」糊塗霧「いや、別になんでも、だ。」

糊塗霧「(ツンデレ、か…)」

かてないさかな「なんです。」糊塗霧「いや本当何でも。」












かてないさかな「死忘!てめぇ何したゴミクズが!!」

死忘「最初から僕のせいにする気できたんですねぇ!!いや、何もしてないよ僕は!」

かてないさかな「では何が…あ。」

糊塗霧「これ…は…」

激撃激「や、やー…なんか、でてきたからさぁ…つかったんだけど…これ、やべぇ?」シュゥウウ…

                       チカラ
糊塗霧「なんだそのゴツい武装は!!お前にそんな能力が…!?」

死忘「焦ったよー…。とんでもない火柱あがってさぁ!これ死ぬ!って思って…」

かてないさかな「本当にアナタが何かした訳ではないんですか?」死忘「ちーがうちがう!さかな以外には何もしないって僕は!」

糊塗霧「…何?そちらも何か能力を…?」

かてないさかな「えぇ、まぁ。私達は元々設定上能力を持っていますよ。今この世界なら尚間違いなく使えるだろうと思います」

糊塗霧「…これは、案外他も使えたりしてな。私は一体何が使えるだろうか…」

かてないさかな「そう期待出来るものでも無いと思いますけどねぇ。そこまで発想に富んだ人間でもないでしょ、元々私達が。」

糊塗霧「何を言う、ゲキは元々あんな能力使ったりは出来なかった。それが今突然できたんだぞ。それなら私だって」

かてないさかな「…待て。今なんつったアンタ」糊塗霧「え?いや、私だって」かてないさかな「お約束な奴はいらねぇんだよ」

かてないさかな「その前ですよ」

糊塗霧「今突然できたんだぞ」かてないさかな「それです。前に能力は無かったのですか?」

糊塗霧「あぁ…知ってるだろう?さかな。君が主人格だった際に我々にそう言った類の物を設定した記憶はあるか?」

かてないさかな「…ないですね。」糊塗霧「つまりそういう事だ。まぁ、もっとも…他ではそういう設定もあるようだがなぁ」

かてないさかな「他…?」糊塗霧「別の世界線、って奴だな。しかし急に妙だな…」

死忘「何か起こったのかな?この世界にさ」閃光騨「なにもしてないのに…」

糊塗霧「別に閃を疑ってはないぞ。落ち着け。」かてないさかな「私は全員平等に疑ってますけどね」死忘「コラコラ。」

かてないさかな「…ちょっと待って。なんですかねあれ」死忘「あれ?どれ?」かてないさかな「黙ってあっち見ろハゲ」

死忘「相変わらず口悪いなー…こっち?」かてないさかな「逆だカス」死忘「指差してよまず!こっちか!…え?」

激撃激「え、なんだあれ!いえたってんじゃん!」

糊塗霧「これまで建造物を見た事は無かったな…」閃光騨「みにいくー?」

かてないさかな「危険が無いとは思えないですがね…。この急展開の連続ですよ?フラグ感じます」

死忘「でもどうしたらいいやら…」糊塗霧「ええい、ままよ!私は行くぞ!ハロー!!」ダダダ!

激撃激「は!?オレいちばんにいくし!まてー!!」タタタッ 閃光騨「ぼくもぼくもー!!」


かてないさかな「・・・。」

死忘「え、えーっと…ど、どうしよっか、僕ら」

かてないさかな「…最悪盾がありますから行きますか」死忘「そっか。わかった…ん?盾とか持ってんの?さかなって」

かてないさかな「えぇ、手頃な奴を。大方私の身を隠すには丁度いい大きさと思いますよ。黒色なのが微妙ですが」

死忘「ふーん…?黒色の盾ってどんななんだろ…。まぁいっか。行こう。」




?4「いやー、長いこと会えなかったから他は居ないのかと思ってたわ!」

糊塗霧「いやー、まさか今になって出会うとはな…」

閃光騨「ほかにもまだいたんだー!」激撃激「てかこいつらマジぜんぜんしゃべんねーのなー。」

死忘「あのー。あ、他にも居たんだ」

かてないさかな「…っ!アナタは…」

死忘「あれ、知ってるんだ?」

?4「あ、さかなくんだっけ?おひさー」死忘「え」

かてないさかな「…お久し振りですね。ユキさん。まさかこの世界でこうして本当に独立した人物としてお互い会うとはね…」

ユキ「だねぇ。元気してる?」かてないさかな「この世界で病気の状態って存在するんですかね?」

死忘「えっ、え、いや、待って!さかな!!!」

かてないさかな「なんですか騒々しい。ただでさえ鬱陶しいんだから
               せめて後に盾として位役立ってくださいよアナタ」

死忘「酷いな本当に!…ってさっき言ってた盾って僕のことだった!?いやそれはいいや!」

死忘「何!?誰なのこの人!どういう関係!?僕知らないよ!」

かてないさかな「いや、別に関係ないでしょう…。どうせ同じハンドルネームの存在なんですから…」

死忘「いやいやいや!!」ユキ「あぁ、そっか。あの時って私、さかなくんとしか会わなかったけど…」

ユキ「さかなくんって2人で一人なんだったねぇ?えっと、キミの名前はー…」

死忘「死忘です!!よろしく!!!」キッ ユキ「おーう、敵対心…。まぁ、よろしくねー?私はユキだよー」

ユキ「で、こっちがヤキムシさん。こっちがsiwasugutikakuniくん。長いからシワくんね。」死忘「えっ、あ、」

かてないさかな「…そちらお二方は全く私ご存じないのですが…」死忘「(あぁ~!結局さかなとの関係聞き逃す流れー!!)」

ユキ「まぁ、さかなくんより後のコテだからねぇ。」かてないさかな「こて?」

ユキ「あれ?知らない?固定ハンドルネームキャラクター。コテキャラ。さらに縮めてコテ。」

かてないさかな「…そういう呼称、そう言えばありましたね…私達ってそれだったんですか…」

糊塗霧「それは私も知らなかった。」

かてないさかな「…それより、私より後、ですって?」

ユキ「うん。そう。知らないんだ?」かてないさかな「えぇ…って事は現在の主人格はこのどちらかが…?」

ユキ「いや、主人格は今居ないかな。てか、コテあるのかな?名前自体はあるけども姿は知らないにゃー。」

かてないさかな「…他にコテは」ユキ「多分これで全員だと思うけど…。」死忘「え、そうなんだ?」

かてないさかな「…急に全員が揃い、異常な状況、急な展開が起こったと言うのに一人居ない…これは…」

糊塗霧「なるほど、奴が黒幕か?」かてないさかな「そう考えるのが妥当じゃありませんか?」

激撃激「なんだなんだー!わるいヤツがいるってかー!?よーっしゃ!オレ、このブキでぜんぶぶっとばす!!」

閃光騨「つかえるの?」

ユキ「あぁ、ダメダメ!武器とかチラつかせたりしたら…」


シュキィンッ!!


激撃激「…んげっ!?な、なんだぁー!?」

死忘「ゲキくんの銃が真っ二つに!?(やっぱそういう雰囲気じゃなくなっちゃった!!)」もう聞けねぇ!

かてないさかな「今のは…もしや、シワさんが…?」

siwasugutikakuni「…。」

ユキ「ご、ごめん!この子ちょっと不安定だからさぁ!危ないもの見せちゃダメだよ!」

ヤキムシ「…」シュボボボ!

糊塗霧「うぉっ!なんだ!」

ユキ「うん…ヤキムシさんはちょっとよくわかんない。喋れないみたいだからさ…」

死忘「ヤバイ奴ばっか連れてるんですね!」スッ かてないさかな「自ら盾になって来るとは思わなかったのですが」

糊塗霧「何動揺してるんだ?」かてないさかな「してないです。」糊塗霧「(素直じゃないなー)」

ユキ「いや、根は悪くないって…ちょっと殺傷能力が高いだけで…」死忘「十分危険物でしょ!!」

かてないさかな「それより…いつ何が起こってもおかしくないでしょう?もう少し警戒を…」

ユキ「え、いやそんなにいつでもこの子達何かしたりしな…」かてないさかな「じゃなくて。」ユキ「え?」


キィィィン…ボンッ!!


?5「うぉーーーーっっっす!!!!!」


糊塗霧「おわっ!!?あ、あいつは!?」かてないさかな「あれが多分今の主人格、ですよね?」ユキ「だね…多分。」

かてないさかな「多分?それにコトさん、ご存知無いのですか?」

糊塗霧「あ、あぁ。姿を見た事はない…多分名前は…」ユキ・糊塗霧「“ロドク”」

かてないさかな「一体どういう…」

ユキ「私はこの世界の一番奥底に封印されてたから逆に主人格の記憶はよく知ってるんだよね。ただ、姿は知らない」

糊塗霧「私はどういう訳か、この世界に存在する全てのコテの情報を知って居たがそれぞれの姿は知らない。情報だけだった」

ユキ「それ、そもそも単に昔は容姿の設定が無かったからだよ。それが今になって全員揃ったのも全部…」


ロドク「まぁ俺がやったって訳だわ!つーことでお前ら!まぁ、今後も色々遊んでこうな!以上!!」

ロドク「折角姿も能力も俺が与えたんだ!好き勝手この世界で楽しんでくれよー!!」


ボンッ!!


かてないさかな「うわっ…!消えた…。あれが今の主人格…私の知らないその後のリアルの私…ですか」

糊塗霧「私と相性は良さそうなんだがな。」かてないさかな「…それどういった意味で、かによっては避けますよアナタを」

死忘「てか、能力とかもアイツがくれたんだよね…?」

かてないさかな「…前までお持ちでなかった方も全員漏れなく能力持ちに今はなってるって事なんですかね…」

死忘「てか自分の能力確認出来るって気付いた。ほら、脳内に浮かばない?ステータスみたいなの」

糊塗霧「ほう!視えるな。さて、私は…なるほどな。凄いな」

ユキ「まぁ私はそこまではないかー。」閃光騨「これ、みんなのもみれるよー」激撃激「マジでか?せんちゃんどういうの?」

閃光騨「よくわかんねー」

かてないさかな「…。」死忘「さかなは元々僕とセットで能力出るけどさ、他何か変化は…」かてないさかな「…能力」

死忘「え?なんて?」

かてないさかな「絶対に敗北する程度の能力…。」死忘「…なにそれ最悪」名前まんまかー

かてないさかな「どう扱えって言うんですかこれは…。」




こうして、私は新たな生活を始める運びとなりました。

それが、これからの日々、“コテ派な日々”なのです。






つづく。


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