カテゴリ:小話(短編小説SS)
NARUTO-ナルト小話
※『the same 』後日談『くまさんのおともだち』後日談)←ややこしい……。読むのが面倒な方へ簡単にご説明。誕生日プレゼントに狸のマスコットぬいぐるみをナルトからもらった我愛羅。我愛羅はぬいぐるみを「くまさん」と名付け話しかけるがいっこうに返事がない(当たり前) 『改造くまさん』(我愛羅(砂三兄姉)・ギャグ) 我愛羅、自室。相変わらず無表情でくまさんをいじくっている。 我愛羅 「くまさん……。返事をしてくれ……」 我愛羅 「……さみしい」 我愛羅 「しかも……」 我愛羅 「お前に話しかけると病院送りにされる……」 我愛羅 「……そうだ」 我愛羅、カンクロウの部屋へ。 我愛羅 「カンクロウ。くまさんを……改造してくれ」 カンクロウ(く……くまさん! コイツくまさんって……!! ダメだカンクロウこらえろオレ笑いをこらえるんじゃん!!) カンクロウは可愛い弟のために平静を装った。 カンクロウ「いいじゃん。……ブッ!!」(しまった吹き出してしまったぁ!!) 我愛羅 「? どうしたカンクロウ。何か悪いものでも食べたのか」 カンクロウ「そそそそそそうじゃん!!!」(セーーーフ! 気付いてねーー!!!) 我愛羅 「だいじょうぶかカンクロウ。……くまさんも心配か……」 カンクロウ(くまさんはヤメロー!!! ブ、ブブ……苦しい! おかしい!!) 我愛羅 「泣いているのかカンクロウ」 カンクロウ(おかしくて涙が出るんじゃん!!!) 我愛羅 「くまさんもかわいそうだと思うだろう……」 カンクロウ(だ・か・らー、ヤメテクレー!!!!!) 我愛羅 「肩が震えているぞカンクロウ。心配している……くま――」 カンクロウ「分かった分かったじゃん!!! オレは大丈夫じゃん心配するな(ハァハァ)それより、どう改造してほしいんじゃん」 我愛羅 「くまさ――」 カンクロウ「その狸のぬいぐるみをどうすればいいじゃん」 我愛羅 「ああ。動けるように、そして話が出来るようにしてほしい」 カンクロウ「分かったじゃんさぁ我愛羅お前は外に出て待ってるじゃん今すぐに出ていくじゃん!!」 カンクロウは我愛羅を無理矢理部屋から追い出した。 カンクロウ「くまさん! くまさんっ!! くまさんっ!!! ギャハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」 カンクロウは床に転げ回り笑い死に寸前だった。 一時間後。カンクロウは我愛羅の部屋へ。 カンクロウ「さぁ出来たじゃん!」 我愛羅 「……くまさん!!」(我愛羅、きらきらの瞳でかけよりくまさんを抱きしめる) 我愛羅 「ありがとうカンク……。いない……」 外へかけていったカンクロウ。お花畑に寝っ転がると腹を抱えて笑い狂う。 再び我愛羅の自室。 我愛羅 「くまさん……」 我愛羅、机に置いたくまさんに触れようとする。 我愛羅 「あ……」 くまさんは消えた。 我愛羅 「くまさん。どっどこへ行った(焦)」 なんとくまさんは、瞬身のごとく目にもとまらぬスピードで部屋中飛び回っていた! 我愛羅 「そうか……。オレと鬼ごっこをしたいのか」 我愛羅 「もーいーかい……。ああ、これはかくれんぼだった」 我愛羅、手をシュッと振り、くまさんをつかまえる(さすがは風影様!) 我愛羅 「……かわいい」(我愛羅、くまさんをじっと見つめるそしてなでる) トントン。 テマリ 「入るぞ我愛羅」 テマリ、我愛羅の部屋へ。 テマリ 「おやつの時間だぞ我愛羅。今日はお前の好きなプッチンプリンだ。ミルクもお前の好み通りにお砂糖五杯入れてある。おいしいぞ……」 ガシャン。テマリはプッチンプリンとミルクのカップをのせたお盆を落とした。 テマリ 「我愛羅……お前、お前また独りブツブツ病に……!!」 テマリは我愛羅のくまさんに気付いてうろたえた。 我愛羅 「お、落ち着けテマリ。だいじょうぶだ。くまさんはもうしゃべれる。カンクロウがそうしてくれた」 テマリ 「そ、そうか……。それなら……まぁ……だいじょうぶ、だな……」 テマリはプッチンプリンだけ机に置くと、ミルクを入れ直すと言って去っていった。 テマリ 「我愛羅が……可愛い弟が……平然とくまさんなどと口にするなんて……。やはりまだ病気が治ってないのだろうか……」 我愛羅自室。 我愛羅は見た目は無表情だが……内心ではうきうきと、大好物のプッチンプリンのふたをはがす。 我愛羅 「いただきます……」 我愛羅がスプーンでプリンを一口すくおうとすると……。 ブキャ……ゲチャベチャガチョビチャベロベログチャグチャ……。 なんとくまさんが犬食いでプリンを食べていた。 我愛羅 「そうか……。おいしいか……。全部食え……」 我愛羅は大好きなプッチンプリンを、涙を呑んで愛しのくまさんへ差し上げた。 そこへテマリが再びミルクを持ってあらわれ、机の上へ置いた。 ズビズビズビズズズズズジュルジュルゴキュンゴキュンズチャズチャ……。 くまさんはミルクに顔を突っ込んで飲みほした! テマリ 「なっなんだこのぬいぐるみは!! コイツは危険人物…いや危険ぬいぐるみだっ!!」 我愛羅 「テマリ。くまさんはお腹がすいていただけだ。ひどいことを言うな」 テマリ 「ばかっ! 私はお前が心配なんだ!! こないだも独りブツブツ病にかかったばかりだろう!!」 我愛羅 「くまさんはもうしゃべれる」 テマリ 「本当なのか?」 我愛羅はうなずくと、くまさんを手のひらにのせた。 我愛羅 「くまさん。オレを……どう思う……」 くまさん 「嫌い」 くまさんは醜悪な目つきになった!! 我愛羅は砂となってさらさらと崩れ落ちた。 「砂漠大葬!!!」 お花畑で笑い狂っていたカンクロウはあえなく砂に押しつぶされた。 「オレのくまさんをもとのキュートなくまさんに戻しやがれー!!!!!」 我愛羅は怒り絶頂に達し、目は血走っていた。 そのころくまさんは……。「くまさんキック」などで里の者たちに大被害を与えていた。くまさんは完全に凶暴化していた。 九尾が木ノ葉の里に現れたときと同じだけの騒ぎになっていた。 テマリ 「我愛羅。くまさんはあきらめよう。なっ?」 カンクロウ「オレが傀儡人形作ってあげるじゃん」 我愛羅 「……くまさん」 姉と兄の優しいなぐさめも、我愛羅にはとどかなかった。 くまさん 「死ねキュー!!!」(暴走中のまま) ☆あとがき☆ ひたすらごめんなさい(>_<) カンクロウ『我愛羅を励ましてやってくれじゃん』 人気blogランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[小話(短編小説SS)] カテゴリの最新記事
|
|