◆大阪世界陸上第7日 男子4×100メートルリレー予選(31日・長居陸上競技場) 塚原直貴、末続慎吾、高平慎士、朝原宣治のメンバーで臨んだ日本は、日本記録を10年ぶりに更新する38秒21で2組3位に入り、4大会連続で第8日の決勝に進んだ。
従来の記録は38秒31で、日本はアジア記録も更新。ジャマイカ、米国に次ぐ予選3番目のタイムで、今大会初のメダル獲得が見えてきた。
米国、ジャマイカと同組の日本は、第1走者の塚原が号砲に最もいい反応時間を見せ一番外側の7レーンを飛ばすと、2走の末続は二百メートル2次予選敗退の雪辱とばかり「リレーは魂を込めて走る」と先頭争いに絡んだ。高平からバトンを受けたアンカーの朝原は、百メートル世界記録保持者パウエル(ジャマイカ)らに及ばなかったが、伸びのある走りで予選通過ラインの3着をしっかりとキープした。
塚原直貴「2走に1位で持ってこられた。男子百メートルの悔しさを払しょくできた」
末続慎吾「苦しい戦いが続いているけど、絶対にあきらめないつもりで走った。記録は記録。あしたはあした。ぼくらにとっては最後の種目。下を向かず、絶対にあきらめないで走りたい」
高平慎士「決勝は冷静に燃えることを心掛けたい。まだ記録は出ると思う。朝原さんにもう少し加速した状態で渡したい」
朝原宣治「予選なのでテンションを上げずに気持ちは抑え気味でいった。今は決勝へ体を回復させることが課題。決勝は脚がちぎれても走ります。タイムももっと出る」
決勝でも日本記録を更新して欲しい
頑張れニッポン