|
カテゴリ:オーストラリアの生活
また久々の更新。
相変わらずバイト付けの毎日です。 昨日は休みだったのだけど、また今日から6日間のお仕事が始まります。 貴重な休みをどう過ごすのかというと、ビデオショップで日本のテレビ番組を借りてきてまったりと過ごす。 昨日はお正月のお笑い番組5時間20分のSPを借りてきた。 2時半PMから見はじめてから私は一度も時計を見なかった。 その間誰からも電話もなかった。 見ては巻き戻してもう一度はじめから見たりもしたので、時間が過ぎていくのは当然だけど、私の体内時計は麻痺していた。 「そろそろおなかが空いてきた。9時過ぎになってしまっただろうか…」と思いながら、梅干付けにしていたチキンを焼いて食べた後、時計を見たらすでに深夜0時半を過ぎていた…。 そりゃ、そんだけ長いVTRを二回見りゃ10時間も過ぎていくわな…。 貴重な休みをそんなことに使うのはもったいないと思うかもしれないけど、結構しんどくて、バイトがあけた朝、無気力だった私には十分な充電となったから、後悔はしていない!! しかも、昨日ビデオ見ながら「あんこ」を作りました。 小豆を炊いたのは意外にも初めてで、母が炊いているのを見たことがあるので私にも作れると思って。 でも、間違ってるかもしれないからママに電話しようかなって思ったけど、とりあえず作ってみました。 うん。 作り方はあってたみたい。 でも、粘りがなくぽろぽろするのは多分水あめがないからだと、私の記憶の片隅で言っていた。 3時AMに寝たのだけど、目が覚めたのは7時半AMだった。 有り得ないよ…。9時半くらいだと思っていたから。 いつもはそのまま2度寝に入るけど今朝は妙に 『イケる!』って思ったのでそのままベッドから起き上がってカーテンを開けた。 ここまでがいつも出来ないから、また眠りに落ちてしまうのだけど、今日の私はいつもの私とはちょっと違っていた。 それは私には生きる目的があったから。 昨日作ったあんこのことが気になっていたから。 別に特別絶賛するほどの美味さではないんだ。正直言うと。 素人っぽさが丸出しで、甘みを控えた分塩味が結構きつくて。 そしてそのぽろぽろ感…。ま、「家庭の味」って言っちゃえばいいのだけど。 でも、どうしてもそれで「大福」を作りたかった。 中国産の小豆であんこを作り、タイランド産の米粉も昨日買っておいた。 オーストラリア産のイチゴを中に入れて、和菓子である『イチゴ大福』を作ったのです。 蒸し器はチャイニーズの雑貨屋に見に行ったけど、私は買うほどでもないと思って即席のせいろうを自分で拵えて、それを蒸しました。 別に食べたいわけでもなかったんだけど、料理をするのは私にとってストレス発散だから、とりあえずひたすら10個作った。 そして作ったら満足して、一個だけ食べたけど、それをほったらかして、こうやって街に出てきてしまった。 帰ったら食べないと…。 さて、ここで報告。 2日前、JAZZのイベントでステージに立ちました!! 私って本当おっちょこちょいだわ…。 デジカメのムービーで撮ってもらおうと思って、入っていたデータをわざわざCD-Rに書き写して空にしたのに、時間ぎりぎりで立ったバス停でデジカメを忘れたことに気がついた!! (急いで取りに行けば間に合うかも…次のバス停に先回りすれば…。それとももうデジカメは諦めるか?…いや、それは出来ない。そのために高いお金かけてレッスンしてきたんだから!最悪、次のバスでも時間的には間に合うだろう。大丈夫。取りに行こう。) 走って家にとりに行った。 バスはまだ来ていなく、暫くしたらちゃんと着てくれた~。 良かった~。 こんなとき、オーストラリアのバスが遅れてきてくれることに感謝した。 こっちのバスは適当だから。遅れてくることももちろん多いけど、早く来てもお構いなしで過ぎて行っちゃうから、ほとんど諦めていたんだ、本当は。 あとは歌詞をとちらないように覚えるだけ。 でも、こんなの歌う2時間も前からやっても忘れるよ。到着したら集中して覚えよう。 と思って、持っていた小説を開くけど、散漫した集中力とあまり乗ったことない電車に、気持ちも漫ろ…。 イベントが行われるクラブに行くのは2回目。 入り口で男の人に身分証明書の提示を求められた。 探す振りをしたけど、正直何ももっていなかった。 前回も通してくれたし、大丈夫だろうと思って。 すると、係のオージー男性が 「君には前にもあったことがあるね!バンドに参加するのかい?」と言った。 笑顔でそうだと言うと、そのまま通してくれた。 私は相手を覚えてないけど、向こうが覚えて居てくれたんだったら、それでいいだろう。 けつかっちんのバイトの時間もあったから相変わらず私はそわそわ。 一度目の休憩時間で先生が私に出番が近いことを告げた。 私は再び自分のドジさに気づいた!! せっかくデジカメ持ってきたのに、データも移したのに、そのメディアを明らかにテーブルの上に置いてきたんだった。 一応、要領の小さなメディアは入っていた。 不幸中の幸いとでもいうべきか。 でも、本当に容量ちっちゃいから、画質を下げないと、撮れないの…。 しかし、画像を下げると、誰が誰だかわからないようなモザイクになってしまう。顔見知りが居て座った場所もずいぶん後ろだったからさらになんのこっちゃ分からない画。 これに私がこだわったのは、私がこうして公の舞台で歌を歌うことはもう無いだろうと思ったから。最後に雄姿を収めておこうって思ったから。 でも、仕方ないから、そのままとってもらうことにしました。 ま、私は自分の姿が見たいんじゃなくて、歌さえ撮れれば委員だからね。 「緊張してるの」と、近くに居たオージーのおばあさんと話していた。 おばあさんは予想外に話し好きで「そんな必要ないのよ!私が若かった頃ね…」なんて話を始めたんだけど、適当に相槌を打ちながらうわの空だった。 ステージで名前を呼ばれてスタスタと歩いていった私。 今思えば、随分堂々としている様に映ったんだろうなって思うけど、 バックのバンドに4カウントをしたのも私だし、歌いだしもちゃんと入ったけど、頭の中真っ白だった。 途中ではっとして、意識が戻ったことに気がついた! (よくあれで歌ってたなぁ…)って気づいた。 でも、それからは楽しむことに集中した。 やっぱり気持ちいいなぁー。永遠に終わらなきゃ良いのにって思った。 間奏の間、私の斜め後ろでダニエルがフルートを吹いていた。ぽかんとしながら見とれていた。 私は彼の演奏している姿が好きで、すっかりファンになっていた。 本当は、彼のサックスを吹いてるときが一番好きで、「彼ってセクシー…」って見てたんだ。おじさんだけどね。 その人と同じステージで、彼が横で私のために(違うんだけど)フルートを吹いてくれていることに、いたく感動した。 気持ちよく最後の部分を歌い上げて、バンドを振り返ると、 ダニエルが一番に声をかけてくれた 「YOU’RE WONDERFUL!!」 それが彼と初めて交わした会話。 私が彼のファンになったことを伝えることはまさか出来ないうちに、私は浮き足立ったまま、ステージを降りた。 休憩時間を狙って、帰らなきゃいけない時間も押しまくっているけど、バンドのメンバーと写真を撮ってもらうようにお願いした。みんな快く引き受け写真を一枚撮ってくれた。 「君は僕の横だよ!」ダニエルに肩を抱かれ(ぽ。) もう会えないと思うけど、もっと一緒に居たら私、彼に想いを寄せるようになったかもしれないなぁ… 本当は、再びステージに立つことを強く望んでる。 でも、やっぱりちょっと、もう難しい。 先生に帰るとき挨拶をしにいった。 「あなたも日本に帰っても頑張って歌は続けてちょうだい」と仰った。 私の舞台は再びカラオケに戻って、永遠に続くでしょう。 そんな私の八月の終わりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[オーストラリアの生活] カテゴリの最新記事
|
|