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カテゴリ:感想
新城カズマさんの『サマー/タイム/トラベラー2』を読了。
時空間跳躍能力を持つ少女・悠有。その能力は僕たちの《プロジェクト》によって徐々に制御できるようになっていく。一方、辺里では放火事件が続発して町は大混乱。饗子、コージン、涼、悠有、そして僕・・・それぞれの思惑を内に秘めた夏の終わりの出来事。 静かだった1巻に比べて2巻は物語が激しく動きます。そしてある程度予測できた結末へという流れ。この結末は必ずしもBAD ENDとは言い切れないかもしれませんが、少なくとも僕が望まない結末であったことは確かです。 IQが高い登場人物は小難しい理屈を並べてくれますが、それを理解できなくても十分に楽しめる青春小説でした。特に花火大会以降の後半部分の疾走感と、結末の切なさはそれを補って余りあるものです。 タイムトラベルには夏とネコが似合う、そんな感じ。この夏オススメの1冊ならぬ2冊です。もし読まれるなら2冊続けてどうぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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