テーマ:仕事しごとシゴト(23434)
カテゴリ:社会
ある安全関係の雑誌のおエライさんの論説?にこういう例があげられていました。
「仕事の手順がすべてマニュアル化された、外食産業などのアルバイト経験のある若者は、頼まれたコーヒーを誰もいないテーブルの上に置くのにも、「ありがとうございました」と陰日向なく愚直にマニュアルと守るという杓子定規な姿を見かけたことがあります。」 と皮肉たっぷりのつもりの様子(苦笑) で、このあと、創造的行動?としてあの有名な高崎山(追記:まちがえました、辛島でした。ごめんなさい)のサルのイモ洗いの例がつづくわけですが、この人いったい何を言いたいのかと、本気で首をひねりました。 安全に関しては、それこそ"愚直に"マニュアルを守らないと、ほんとうに確実に事故が起きます。 それは創造的な行動とは何の関係もない別世界の話。 電車の運転席のすぐ後ろに立って運転士の指さし信号確認の行動を見てれば、それを実感できます。 だからこの論説の例示は、安全指導する立場のおエライさんの言とはとても思えません。 サービス行動についても、常に自分に言い聞かせて原則行動をシミュレーションしていないとついつい楽な手を抜く方向にいってしまうのは自明のこと。 それを避けるために、この若者は"愚直に"ではなく自分を律するために"賢明にも"マニュアル通りの行動をやってのけていたのかもしれないとも考えられます。 だって、ふつう、誰もいない席に向かって声を出して礼をするなんて行動、意識しないで出来ますか? そういうことを一切考えずに、うわべだけの若者批判をしているこの安全雑誌論説のおエライいさん、創造的というのを「仕事は要領を旨とすべし」と解釈している、つまり人の見ているところと見ていないところで行動が完全に違って当たり前の世界で、それを実践してうまく世渡りして出世した典型的団塊以上世代なんじゃなかろうかと思いますが、勘ぐりすぎでしょうか? とにかく、こういう世代がえらそうに社会にのさばって指導的立場にあるうちは、なかなかまともな世界にはなっていかないような気がします。 で、こういう人たちに限って、「俺の目の黒いうちは」なんてほざくんですからたまりませんよね(^^;;; 朝食:トースト、ヨーグルト、カフェオレ 昼食:リンゴ、干しぶどう、チーズケーキ、クッキー 夕食:おちゃづけ、ニンニクのつけもの、ばなな お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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