屋久島1日目:全裸で海を泳ぐ
鹿児島行きの飛行機に乗る。私が座る2人席の隣には、とてもパワーを感じる女性が新聞を読みながら座っていた。屋久島についての勉強が不十分だったために早速ガイドブックを見ながら予習「屋久島行かれるんですか?」と、その隣の女性に話しかけられた。聞くと彼女も屋久島一人旅、初屋久島、初一人旅、年齢も1つ違い、思わず離陸前から着陸まで、ずっと盛り上がってしまった。話さないのにこんなにパワーを感じる事ってあまりなくて、話す前には圧倒されかかっていたけど、話して知るうちにそれはとても素敵な力だった。独立してコーチングの仕事をしているらしい。女性起業塾にも通ったらしい。1時間半後に鹿児島空港到着。バスでロケット乗り場へ。ロケット乗り場からは桜島が大きく見えた。2時間後、初めての屋久島に到着。屋久島は暑い。山々が広がっていて、山の上には屋久島に雨をもたらす雲が、どこからともなく山の上に集まっていた。屋久島に着くまでは彼女とはちょっとはぐれてしまっており、ロケットも別々の席だった。屋久島に着いてからまた合流し、特に予定がなかったので二人でレンタカーを借りることにした。滝を見ながら島の下の方に向かう。途中路に迷って農道の中に。これもまたいい発見。トンボがたくさんいて、気温は暑いのに秋の気配を感じた。そして向かったのは湯泊温泉。海にある天然の温泉で、波打ち際のすぐそばで温泉に入る事ができる。こんな場所で。行って見るとおじさんが4,5人入浴中で大胆に身体を洗っているではありませんか。これ、ほとんど混浴ではありませんかっ。躊躇していると「あっちにもお風呂あるよ」とおじさんたちが教えてくれた。向かった方向には、おじさんが1人裸でシュノーケリングをしてるっ。小ぶりな円の穴があってそこもお風呂になっているようだった。どうしてもお風呂に入りたい私たちは、おじさんに少しだけどいてもらうように交渉。そして、天然温泉を満喫した。↓この丸いところが温泉。すると彼女「全裸で泳いでみたくない?開放的だと思うの」と。もちろんやりましたよ。お風呂の横にある海で、ちょっと最初は冷たく感じたけど全裸でプカプカ泳ぎました。海は足元まで見える、底まで見えるほど澄んで綺麗でした。こんな夕日が私たちを照らしていました。さっきのおじさんがシュノーケルを貸してくれると言う。交代でシュノーケルも楽しむ。小さな魚、死んだ魚に群がる魚、うつぼのようなもの、夢中になって海を覗いて泳いだ。もしかしたらお尻だけ浮いてたかな・・・さっき出会ったばかりの女性と、海を見ながら天然の温泉に入る。そして全裸で海で泳ぐ。こんなことになるとは想像していなかったよ。「あなたもこんな事を笑ってしてくれる人でよかった」と、さっちゃん(その女性)に言われた。言われてみたらお互いそだね。途中でまた1人旅の女性が加わって、3人で温泉に入った。上がった後海岸でまた別の一人旅の女性と会う。ここまでバスで来たといい、宿も私たちの泊まっている港の近くなのでレンタカーに乗せてあげることにした。一人旅同士の出会い。そして夕日を浴びながら宿に戻った。その後、伝説の失敗を・・・レンタカー会社の人が宿まで送ってくれたんだけど、これがまた怖いオバちゃんで・・・とにかく早く車から降りたくて降りたくて仕方なくて、宿についてとっとと降りて部屋でくつろいだ。15分くらいにやっと気づいた。「あっ、スーツケースがない。」車のトランクに忘れてた・・・あの時とにかく早く降りたかったから慌ててた。電話してまた怒られた。「明日の朝でもいいですか?」なんて言われたけど夜使うもの、明日の6時から使うものもあるんだよーーーーってことで、持ってきてもらった・・・またあのおばさんに。食堂でチェックインする私の姿を見ていた女性が「鹿児島から船に乗ってたときに、スーツケース持ってたと思うんだよね。 どうしたのかなって思ってみてたんだよ」って。キャーその女性とも、後日行動を共にすることになります。そんなこんなで、想像以上に楽しかった1日が始まりました。