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なんとなくの独り言。

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2007.09.26
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6時半、ペンションの前にツアーガイドさんが迎えに来てくれる。

6時半の空は、登ったばかりの太陽が日中とは違う光で照らしてくれていた。
今日がはじまるって感じ。

IMG_4252.jpg


今日は太忠岳に登る。
真ん中の指を立てているようなあの岩まで行く。

IMG_4258.jpg


今日のメンバーは女性一人旅が3人と、ガイドさん。
まずはヤクスギランドに入る。
そこに行くまでの間の道に猿がのどかに毛づくろいをしていた。

IMG_4256.jpg


朝の太陽の光を浴びている杉の森が美しかった。

IMG_4261.jpg


江戸時代に屋久杉が年貢のかわりになったことから、大量の伐採が行われた。
それにより、樹齢1000年以上の屋久杉の7割は切られてしまった。

切り取られた切り株

IMG_4270.jpg


献上する木として必要ないとされたものは、持っていかれず
そこらじゅうに放置されていた。

江戸時代と同じ景色を見て、江戸時代の人が残していった木がそのままそこにおいてある。
下手な城壁の跡とか、復元された城などを見るよりも、よっぽどリアリティがあった。



その時代より昔から生えている樹齢1000年以上のものを全て屋久杉と呼び、
その後のものを小杉と呼んでいる。

切り取られたあとの切り株の上に、次の杉が生える。
切られた屋久杉の周囲は太陽が当たりやすくなり、新しい木が生える。
それが小杉となる。

そんな風に植物は競争して、共存して、一生懸命生きている。
強い。

屋久島の自然、屋久杉の強さを目の当たりにした。

太陽の方に向かって伸びる枝

IMG_4288.jpg


仏陀杉
仏陀の時代からあるといわれているため。樹齢1900年。
もちろんまだ生きている。美しかった。

IMG_4297.jpg


山の至るところで沸いている水は、そのままペットボトルに入れて飲むことができる。

IMG_4298.jpg


ここから世界遺産

IMG_4313.jpg


世界遺産になったことで一長一短があるらしい。
いいことばかりではない。
屋久島の住民で反対した人も多いという。


生きるために、光を浴びるために、枝を伸ばす。

IMG_4317.jpg


頂上到着

IMG_4323.jpg


最初は霧がかかっていて真っ白だったけど、徐々に美しい森を見せてくれた。

IMG_4326.jpg


ああ、気持ちいい。いい匂いだ。

屋久島は1週間のうちに10日間雨が降ると言われている程、雨が良くふる。
そのおかげで、あの自然が成り立っているのである。

その通りに帰りは土砂降りになった。
雨の森を歩くのも、なんだか森と一緒になっている気分で、心地よかった。


ガイドさんに
江戸時代の屋久杉の伐採についてどう思っているのかと質問した。

「伐採があったから、小杉が生えてきた。そのすぎの周りに新しい生命が芽生えた。
あの時あの木を切っていなかったら、その杉の中は空洞になり、
結局は使えない木になってしまったはずである。だから良かったと思っています」

と。意外な返答だった。

世界遺産になって、そのエリアに手をつけてはいけないことになった。

「人間が守るべき自然って本当にあるんでしょうか。僕には分かりません」

と言っていたガイドさんの言葉が印象的だった。


こんなに森の中を歩いたのって、天然の森の中を歩いたのって、初めてな気がした。





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Last updated  2007.09.30 01:23:21
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