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レポートの代償として金品要求---専門学校に警告
宮城県仙台市にある自動車整備学校の教師が学生に無理な課題を命じ、リポートを提出できなかった場合には金品を徴収していた問題について、国土交通省・東北運輸局は13日、学校関係者に対して運営方法の改善を求める局長名の警告書を12日までに渡していたことを明らかにした。 これは同校で燃料油脂を担当する教師が自分の講義を欠席した学生に対し、「A4で860枚分のレポートを提出しろ」などと無茶な要求を行い、できなかった学生から代償として金品を巻き上げていたというもの。 レポートの枚数を減らしてもらう場合にはビール券やタバコなどを献上する必要があり、実際に学生10人程度が金品を巻き上げられていたという。今年1月に学校側に学生の保護者からクレームが入り、警察も恐喝の疑いがあるとして介入。最終的にはこの教師が懲戒免職になるというトラブルに発展していた。 学校を所管する東北運輸局でも、異常な事態と認識して立ち入り調査を実施。その結果、「整備士の資格を得るために必要な授業が別の授業に差し替えられている」、「出席簿のフォーマットが統一されておらず、学生の出席状況が不明」という新たな問題が浮上。「整備士資格取得に必要な授業を何時間実施し、生徒がどの程度履修したのかも把握できない」という深刻な問題も明らかになった。 このため運輸局では学校側に対して、「教員に対する指導・教育を定期的に行う」、「学生の教育時間を正確に把握するよう管理体制を確立する」、「補習授業を正しく行う」などの改善を求める警告書を交付。当分の間、この3項目が守られているか報告書を提出することも義務付けたという。 学校側は運輸局に対して「警告書が交付されるという事態を深刻に受け止めており、早期に改善を図りたい」と回答している。 自分勝手なドライバー---浜松市は困っています 浜松市役所の交通施策課は12日、1992年から2001年までの10年間に市内で発生した交通事故の実データを基に分析した実態調査の結果を明らかにした。自己中心的な考えで運転する人が多く、それが事故の遠因になっていると結論づけている。 これは浜松市内で過去10年間に発生した交通事故を分析し、事故発生の形態を分析するとともに、昨年1年間に発生した事故にそのデータを当てはめ、さらに解析を行ったもの。 浜松市内で昨年1年間に発生した人身事故の総数は7762件。加害車両は全体の60%が自動車(運転手自身が単独でケガをする自損事故を含む)、残りが二輪車となる。仕事などで自動車や二輪車を多用する25歳から44歳の世代だけで見た場合、人口あたりの事故件数は全国平均の約2倍に達しており、突出する傾向がみられるという。 事故に至る原因としては「自己中心的な運転をするドライバーが多い」ということに尽きるようだ。「一時停止違反を起因とした出会い頭の衝突事故」が周辺部では市中心部の数倍発生している。これは「自分しか走っていないから一時停止でも止まる必要がない」と考えているドライバーが多く存在しているからではないかとみられる。同様に速度超過や脇見運転も周辺部で多く発生しており、この傾向を裏付けている。 また、浜松市内の事業者でクルマを頻繁に使う営業社員約230人にアンケートを取った結果、「他人に自分の運転を批判されると腹が立つ」、「自分の方が有線だと思った場合には合流でも譲らない」、「追い越されると腹が立つ」と答えた人がいずれも全国平均より7~8ポイント上回り、極めて自己中心的な考えでいることもわかった。 人身事故は起きなくとも、一歩間違えれば交通トラブルに発展する危険性もあり、浜松市では「ドライバーの意識を変えていかないと事故は減らないだろう」としている。 しかし、体に染み付いた“地元ルール”の払拭には時間が掛かる。同様の問題は地方都市のいくつかで浮上しており、他県から訪れた人が事故被害者の大半という場所もある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2003.05.14 22:47:48
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