インタークーラーの役割とは?
そもそも気体には圧縮されると熱をもつ性質がある。つまりターボエンジンの場合、タービンによって圧を高められた吸入気は自ずと、熱をもつことになる。また空気(酸素)は熱をもつと膨張してしまうため、酸素濃度は、温度が低いほど高まる。つまりタービンによって加圧された吸入気はシリンダー内に押し込むための高圧を得た代償として、酸素濃度が薄くなっている。これではせっかく空気を押し込んでも、そのすべてが爆発力をアップさせるのにプラスになっているわけではない。そこで、登場するのがインタークーラー。これは、タービンによって加圧された吸入気を冷やす為の装置でタービンとスロットルの間に設置されていパーツだ。この部分を通ることにより圧力が失われるという欠点もあるが、吸入気を冷やすことで、それ以上の効果を発揮するのがインタークーラーというわけだ。また走行風で冷やす空冷式とラジエターを使った水冷式があるが、水冷式にはシステム自体の重さや構造の複雑さなどのデメリットがあるため、現在では空冷式が一般的となっている。他車流用も盛んで、一番人気はBNR32の純正だぁ!!最近では、10万円を切った製品も多くなっている。