佐藤琢磨がモナコGPに出場しなかった理由……
佐藤琢磨がモナコGPに出場しなかった理由 モナコを欠場したジェンソン・バトンに代わり、サードドライバーである佐藤琢磨が出場しなかったことについて、疑問の声が上がっているため、琢磨側が急遽声明を発表した。「琢磨が今週のモナコに出場できなかったことについて、これほどの関心をいただき感謝しています。ドライバーをそれぞれのレースに呼ぶかどうかはチーム毎の決断によりますが、B・A・Rではヨーロッパでのレースの場合、琢磨を自宅に待機させ、緊急時にはすぐに召集されることになっています」「今回のモナコで、琢磨が日曜のレースに出場するためには土曜の予選に通過することが必須となります。B・A・Rはジェンソンの決勝レース出場が可能だと予測していたため、琢磨が呼ばれることはなかったのです」「琢磨はいつでもB・A・Rチームの一員ですし、必要とあればいつでもレースに出場する準備があります。モナコ出場がならなかったことは、みなさんと同様、琢磨自身も残念に思っています。琢磨もチームもジェンソンが無事だったことを心から喜んでいます」琢磨は今週モンツァでアンソニー・デビッドソンとともにB・A・R・ホンダのテストに参加している。 ・交通違反ビジネスが拡大する? ---警察庁が改革案にパブリックコメント求める 警察庁は5日、違法駐車問題検討懇談会がまとめた「駐車違反取り締まり制度についての改革案」を公表した。6日からの約1カ月間、同庁Webサイトなど一般閲覧も可能な状態として、パブリックコメントを求めるという。これは同庁・交通局長の私的諮問機関である違法駐車問題検討懇談会が検討を重ねてきたもの。今回の改革案では、これまで運転者のみに限定していた駐車違反の罰則対象をクルマの所有者に拡大するということを柱にしている。駐車違反の常習者の中には、勤務中に会社のクルマで違反を繰り返すというタイプが多いが、駐車違反の罰金は違法駐車を実際に行なった運転者個人に課せられるため、クルマを所有している会社が「当日、誰が運転していたのかわかりません」と回答すれば、結果として摘発不能となるケースが多々あった。このような手段で警察への出頭逃れを繰り返す違反者は多く、正規に反則金を納める違反者からは「不公平だ」という声も上がっていた。改革案ではクルマの所有者(使用者)も罰則対象と含めることで、社有車の場合にはその会社が罰金を払えるようにするという方針を打ち出している。運転者に違反の責任を負わせるのは難しくなるが、違反の反則金だけは確実に徴収できるわけだ。また、これと合わせて現場の警察官の人員不足を理由に、路上駐車など軽微な違反の摘発や所有者の確認作業を警察から切り離し、民間の会社にこうした業務を委託するという制度も検討されている。一般的にはあまりメリットがないと思われる民間会社への委託だが、警察庁では以前から軽微な交通違反を非犯罪化し、違反者には制裁金という名目で金を払わせるという制度(行政制裁金制度)の成立を検討している。交通違反を犯罪行為としてみなすうちは民間企業への業務委託は難しいとされてきたが、どうも今回の改革案では「駐車違反は犯罪ではない」という前提で話が進んでいるようだ。警察庁では6日から7月3日までの間、同庁Webサイトでこの改革案についてのパブリックコメントを求めることにしている。 ・クルマの安全性を損なわないために2DIN 04モデルでは2DINサイズのAVNタイプを6機種に拡大したホンダ車用の純正ディーラー装着ナビ、『Gathers』(ギャザズ)シリーズ。2DINモデルを一気に拡充した背景とは何なのだろうか。ホンダアクセスの商品企画部でギャザズシリーズを担当する沼田昌彦主任は「それはこれが純正品だからです」と強調する。ギャザズシリーズのナビはディーラー装着となるが、純正品という看板を掲げている以上、「ナビ自体がクルマが持つ安全性を損なってはいけない」という大前提がある。発売前には実車に装着した状態でのクラッシュテストも行っており、そこでは拡張するエアバッグと干渉しないかなどのチェックが行われる。「オンダッシュタイプのモニターはもちろん、インダッシュタイプのモニターも大きく開く助手席エアバッグが角に当たり、最悪の場合には破れてしまうこともある。そのために弊社としては2DINタイプのナビコンポ(ホンダアクセスではAVNタイプをこう呼ぶ)を拡充しました」と沼田さんは言う。ギャザスブランドの2DINナビが出てきたのは2001年。当初は市販ナビにロゴを付けるのみだったが、昨年発売した03モデルからはメーカーからOEM供給を受ける形で専用モデルとなった。その流れは今回の04モデルでも受け継がれたが、通常のOEMと違うところは供給したメーカーの名称もカタログに表記されていること。これは購入者から「どこ製のナビなんですか?」という質問が多いからだ。 ・「そのナンバープレートをよこせ」と脅迫した暴力団員を逮捕 北海道警は4日、自分の希望するナンバーを装着したクルマの所有者の男性に対し、そのナンバーを譲るように脅し、拒否されたことに腹を立てて男性を暴行した22歳の暴力団員を傷害容疑で逮捕したことを明らかにした。北海道警・旭川署の調べによると、この男は自分の所属する暴力団事務所のクルマや携帯電話の番号に使われている「-123」というナンバープレートを付けたクルマを発見。尾行したところ、この事務所とは全く関係ない30歳の男性が所有するクルマに付けられているということがわかった。男は5月30日の未明に旭川市内の路上へ男性を呼び出し、「お前、誰の許可を得てそのナンバーを付けているんだ?」などと脅し、ナンバーを譲るように迫った。しかし、男性がこれを拒否したために逆上し、足などを数回蹴って全治一週間の軽傷を負わせたという。男性は後日警察に被害を届け出たが、その際に「どうもその事務所では全てのクルマのナンバーが123であるらしい」、「携帯電話番号の下3ケタが同様に123であり、それが組員の間で流行しているらしい」など、脅迫を受けた際に男が口走っていたセリフをそのまま伝えた。この証言から旭川署の暴力団担当の部署が「あの組に間違いない」と断定。証言と人相がよく似た組員へ任意同行を求めて追及した結果、事件に関与したことをほのめかす供述を行ったため、傷害容疑で逮捕したという。希望ナンバー制度で、任意のナンバーが取得できるようになり、同様のトラブルは以前よりも減少しているが、「1234」など並び数字のナンバーは依然として人気が高く、抽選対象となっている。警察ではこの男が所属する暴力団が使用しているクルマのナンバーについても、どのように入手したのかについて調べを進めていくとしている。