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2015.07.19
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カテゴリ:読んだ本
訳:灰島かり
2003年03月 ほるぷ出版より

太古のむかし、太陽神ルグとアルスター王の一族の姫デヒテラとのあいだに生まれた
クーフリンは、勇者ぞろいの赤枝戦士団のなかでも並ぶもののない勇者に成長した。
『アルスターの猛犬』と呼ばれ、そして『アイルランド一の戦士』とうたわれた・・・。
カーネギー賞作家サトクリフの手によって、力強く、迫力いっぱいに語りなおされた、
ケルト神話英雄譚。
『ケルト神話 黄金の騎士フィン・マックール』と対になって
いっそう魅力的なケルト世界をかたちづくる。

(裏表紙 紹介文より)


アニメのFate/stay night [Unlimited Blade Works]を見まして、
今回のランサーは誰だ?ということで、調べてみたらケルト神話の英雄だそうで。
ケルトと言えばサトクリフ。
というわけで。



以下、粗筋と感想になります。ネタバレに注意。

まずは出自です。
赤王ロスと神族の女性マガが結婚、その子がファクトナ、ファクトナの子がコノール王。
しかし、しばらくするとマガは赤王ロスのもとを去ります。
飽きたんだそうです。
『マガが赤王ロスに飽きる日が来た。神族だから仕方がない』と記述があって
うわー、神様ってフリーダム。
そして、マガはドルイド神官カトバドと結婚。
3人の娘、デヒテラ、エルマ、フィンコムをもうけます。

コノール王の時代、デヒテラ姫が行方不明になります。
捜索しますが、見つからない。
諦めた頃に、今度は多くの小鳥が現れて作物を荒らし始めたので、コノール王は戦士達と
鳥追いを行うことにします。
鳥を追っているうちに遠出してしまい、その日は野宿することに。
眠れずにいた戦士の一人が散歩していると、デヒテラと太陽神ルグに出会います。
デヒテラはコノール王に贈り物をすると言い、翌朝目覚めると赤ん坊が残されていました。
デヒテラと太陽神ルグとの間に生まれた子を、コノール王に贈ったのです。
その子はセタンタと名付けられ、フィンコムに預けられて育てられます。

セタンタはほっそりした黒髪の美しい少年に育ちます。
ある日、コノール王と共に、刀鍛冶クランの宴に招かれます。
しかしセタンタはハーリング(ホッケーみたいな競技)に参加していたため、
コノール王に遅れて行くと答えます。
クランの館には大きく獰猛な番犬がいて、侵入者から館を守っています。
コノール王が伝え忘れたのか、クランが忘れたのか、セタンタがまだ来ていないのに
番犬が放たれてしまう。
しばらく後に外から騒ぎが聞こえてきたので、皆が庭に出るとセタンタの足下で
猛犬が死んでいる。
セタンタが倒してしまったんですね。
ショックを受けるクランに、セタンタが申し出る。
自分が子犬を育てて番犬に躾けます、子犬が育つ間は自分が盾と槍をもって
この館を守りましょう。
クランは申し出を断り、人々は猛犬を殺すほどの強さを示したことと、そういう申し出を
したことの記念に、セタンタをクーフリン(クランの猛犬)と呼ぶことにしました。

少年組で他の子達と戦士としての訓練に励んでいたクーフリン。
ある日、指導役のカドバドが占いをしたら
「今日、剣と盾とを授かったものは比類ない英雄となるが早死にする」と出ました。
クーフリンはコナール王に頼み、武者立ちの儀(成人の儀式。これにより剣と盾を授かる)
を行ってもらいます。
このあたりで、将来の英雄の姿が見えますね。 

ある時クーフリンは、何かの祭典で、ルスカの領主フォルガルの娘・エゥエル姫を見かけ、
美しさに一目惚れ、求婚します。
エゥエル姫もクーフリンに心惹かれた様子でしたが、「無名の戦士ではだめ、
王の大広間であなたの名を竪琴師が歌うようになったら」と断られてしまいます。

クーフリンは強くならねばと考え、影の国の女戦士スカサハに弟子入りして武術を
学ぶことにします。
影の国では、同じように弟子入りした若者達がおり、その中で、コナハト出身の
フェルディアと親友になりました。

ある時、隣国の女領主アイフェが攻め込んできて、スカサハと戦になります。
双方ともにダメージが大きかったため、消耗戦になるのを嫌ったアイフェが
スカサハとの一騎打ちで決めようと申し入れる。
しかし、スカサハは重傷を負っていたので、代わりにクーフリンが戦うことにします。
クーフリンは勝つんだけど、その勝ち方が、追い詰められてピンチになった時に
「アイフェの戦車が崖下に落ちていくぞ!」と叫んで、思わずアイフェが振り向いた隙に
攻撃して勝ったという(アイフェが一番大事にしているのは馬と戦車)。
・・・卑怯な気がするのは私が日本人だから?
この時代の戦士達、命より名誉を重んじるんだけど、こういうのは名誉を損ねないらしい。
それはさておき。

戦に勝ったスカサハは、動けない重傷者が治癒するまでそこに止まることにします。
その間アイフェ軍に襲われないよう、アイフェに人質として残るよう要求します。
そして、クーフリンとアイフェは愛し合うように。 
しかし、別れの時がやってきます。
クーフリンはアイフェに、もし息子を産んだらコンラと名付け、大きくなってこの指輪が
はめられるようになったらアルスターにいる自分のところへ寄越してくれと、自分の指輪を
外して渡します。
また、3つの禁戒(ゲシュ)を課すようにも言います。
それは、途中で名を聞かれても答えてはならない、進む方向を変えてはならない、
戦いを挑まれたら断ってはならない、というもの。

・・・・なんでそんな禁戒を課すかね?
コンラは後に強い戦士に成長してクーフリンを訪ねて旅してきますが、
その強さを恐れたコノール王から引き返せと言われて断り、
コノール王の戦士達に戦いを挑まれて全部返り討ちにし、
最後にはコノール王に命じられたクーフリンと戦うことになり、名前を聞かれたけど
答えなかったために、クーフリンに倒されてしまうのです。
クーフリンがワケわかんない禁戒を課していなければ、そんなことにもならなかったのに。
可哀想なコンラ。

さて、話は戻ってクーフリン。
修行が終わったクーフリンは、スカサハから魔法の槍「ゲイ・ボルグ」をもらって帰国。
ゲイ・ボルグは敵の腹に刺さると死の棘が飛び出て敵の体中を刺すというすごい槍です。
そして、ここからクーフリンの強烈な英雄伝説がいくつも生まれます。

戦いの中で興奮しすぎて『貪婪に闘いを貪ったあまりの高揚』状態になった時の
クーフリンが強烈です。
 頭の先からつま先までが震え、首の筋肉が蛇がとぐろをまくように盛り上がる。
 心臓の音がライオンの吠え声のようにとどろき、ひたいからは閃光を発し、
 毛髪はサンザシの茂みのよう。
 頭のてっぺんから黒い血が噴き出し、木の高さほどのうずまく霧となり、姿を覆う。
・・・既に人間じゃない。

英雄伝の中に、エゥエル姫への求婚もあります。
エゥエル姫がマンスターの王に求婚されて泣いていると聞いて、奪いにいくクーフリン。
父親も屋敷の戦士達も多く殺して、エゥエル姫を連れてくるんですが、
その状況で喜んで妻になるエゥエル姫も、現代の感性では理解しがたい。
お父さん死んでますけど、いいんですか。

栄光のライリーと勝利のコナルと、誰が一番英雄に相応しいかで諍いが起きた時も
ちょっと不思議でした。
二枚舌のブリクリウが3人が仲違いするように、「○○がこう言ってたよ」とそれぞれに
悪口を吹き込むんですが、あっさり信じちゃう。
コナルとクーフリンは乳兄弟で親友なのに、それよりもブリクリウの言葉をなぜ信じる?
最後はクーフリンが一番の勇者であると証明して仲直りするんだけど、
「やっぱりブリクリウかあ、あっはっは」と笑い合っていて、いや、今理解できるんなら
最初から疑おうよとすごく思いました。
英雄っていろいろスゴい。

やがて、クーフリンの受難の時がやってきます。
隣国コナハトの女王メーブが、アルスター(コノート王の領土)に侵略してくるのです。
この時、アルスターに戦士達は大衰弱の呪いにかかっていて、起き上がることもできない。
大衰弱とは神族の娘がかけた呪い。
娘はアルスターの貴族に強要され、王の戦車を引く馬と走り比べをさせられる。
娘は競争に勝ちますが、「アルスターの戦士達は、敵に襲われもっとも力を必要とする時
死にかかった女のように無力となる」という呪いをかけて死んでしまうのです。
このため、クーフリンは一人で戦うことに。
浅瀬で選ばれた敵の戦士1人と一騎打ちをし、クーフリンが勝ったらメーブ軍は進軍しない
という約束です。
クーフリンはずっと勝ち続けるんだけど、だんだん弱っていく。
しかもメーブは約束を守らず、一部の精鋭部隊を差し向けてアルスター各地を略奪したり、
一騎打ちの場所に複数人を送り込んできたりする。
最後に、親友フェルディアがやってきます。
フェルディアはスカサハの下で一緒に修行をした親友で、兄弟の誓いを交わした
コナハトの戦士。
互いを大事に想いながらも2人は戦い、遂にはクーフリンがゲイボルグでフェルデイアを
殺してしまう。
しかし大切な兄を殺して打ちひしがれたクーフリンは、そのまま倒れてしまいます。
その頃になってようやく、アルスターの戦士達が大衰弱から回復。
メーブ軍を撃退するのです。

束の間の平和の時に、前述の通り、やってきた息子をゲイ・ボルグで殺してしまう。
クーフリンがゲイ・ボルグを使ったのは生涯に2回だけ。
親友フェルデイアを殺した時と、息子を殺した時だけ。
正に魔の槍だったなあと思います。

そして、クーフリンへの恨みに燃えて再度襲ってきたメーブ軍の侵略により、
クーフリンは命を落としてしまいます。
この時も、アルスターの戦士達は大衰弱。
忠実な馬や御者を務めてくれていたロイドも死んでしまい、悲しい最後でした。
最後は他国へ行っていて大衰弱から免れたコナルを始め、立ち直った戦士達が
メーブ軍を倒し仇討ちをしてくれますが、もう手遅れ。
エゥエル姫と共に葬られたのでした。

英雄伝って最後には必ず死んでしまう(伝説なんだから当然)ので
ちょっと悲しい終わり方になりますね。
クーフリン、こんな人(神?)だったのね。





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Last updated  2015.07.27 17:37:53
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