2006/05/24(水)18:08
巨人たちの星
巨人たちの星 GIANT'S STAR
ジェイムズ・P・ホーガン
前回までのお話で謎は全て解けたと思ったのに。 作者は今回も見事に新しい謎を作り出してあります。
前回までのお話になんの矛盾もなく!! 最初から3作品分の構想があったのかな?
そうでなくては、こんなにもスムーズに話を続けられないに違いないです。
一作目から物語は完結しているように書かれていて。
普通に読めるんです、で 二作目を読んで見ると、一作目では解決していたと思った話の中にまだ謎がある。三作目も同じ感じです。2作目できちんと完結しているのに。
三作目を読み始めると、きちんと先の作品に矛盾しないように、しかし謎がまだ解決されていなかった事が明るみに出てくる。 そんな感じのお話の広げ方です。
今回のお話には戦争と政治家の話が出てきます。
前作でガニメアンはその発生から遡って、人を騙す、という行動を取れないはずなのに。
何故戦争の話が出てくるのか・・・ そこが今回の新たに加わる謎の一部です。
かなり昔に書かれたお話なのに(1981年)
ネットワークやらバーチャルリアリティやらが主題になっている、さすがにバーチャルリアリティなどの単語は出て来ませんが。その考えは間違いなくバーチャルリアリティーそれもかなり進歩したものです。
今 流行のオンラインゲームの進歩したものにも思えます、1981年には未だ無かった考えだと思うのだけど・・・
実は僕も過去に一度だけオンラインゲームにハマッタ事がありまして (^^ゞ
あれって、擬似空間なんですけど、登場しているキャラクターを一般のユーザーが動かしているのでかなり面白いものです あ、本題から離れてしまった・・・
感想文を書いているのでした。。。 (~_~;)
この3番目の作品は前作までと少しだけ趣が違っています、
前作までのとても平和的で謎解きメインのお話でなく、戦争がメインに書かれているからでしょう。
もちろん!! お話はきちんと繋がっているので、登場人物なども一緒です。
前2作を読んでいれば楽しめる事は間違いないです。