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テーマ:就職・転職に関すること(4)
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大学生向けの就職フォーラムで相談員をした。
10人の学生の就職相談を受けた。 この時期は、回りも内定がでてきて「焦る」時期である。 相談内容では「面接」のやり方が一番多かった。 面接は 1.慣れ 2.練習 である。 「慣れ」は回数を重ねることであるが、自分も失敗したが、早い段階で「第一希望」の企業を受けるときつい。 自分の場合は「エー」が止まらなくなり「アウト」。 その対策として「練習」である。 自分の面接の姿を自分では見たこと無い。 そこで模擬面接を「ビデオ」に撮りまず自己評価をする。 その後「専門家」に評価してもらい、改善策を取る。 ・・・・これを繰り返せば、大体準備は万端である。・・・・・ しかし、面談をしていて思ったが、もしかすると「合格しないかも知れない」と感じられる学生が多くいた。 自分も企業にいたので分かるが、この不景気で企業のニーズは優秀な学生すなわち「即戦力」である。 企業は学校とは違う 学校→学生からお金をもらう 企業→従業員にお金を払う 180度立場が逆転する。 だから企業はボランティアでないので、敢えて能力・資質のない学生は取らない。 ここのところを学生は肝に命ずるべきである。 はっきりいって学生はまだまだ「甘い」(自分が学生のときもそうであるが)。 自分の就職活動のときは「バブル期」であったため、少々能力が無くても企業は「長い目でみて、教育して完成させよう」と余裕があった。 今は時代が変わった。 今、国家として「キャリア教育」の必要性が叫ばれている。 ずいぶん時間がかかったが、いいことである。 しかし、今もっと求められているのは「社会人として通用する能力開発」ではないか。 具体的には、 1.コミュニケーション能力 2.プレゼン能力 3.マナー能力 4.文章力 5.人間力(EQ) 6.論理的思考能力 7.企画力 特に「コミュニケーション能力」は自分の受けた感覚では昔より落ちている。 人と話す時「頬の肉が落た状態」の表情が無い学生が多い。 企業では相変わらず「営業職」採用が多いので、まずその業種では表情の無い人は合格しないであろう。 能力開発で自分つくりは時間がかかるので、大学1年から準備が必要であろう。 高校・大学受験で「学習塾」があるのだから、企業就職のために「就職塾」があってもいい。 これは現代の「仕事と本人の希望のミスマッチ」をなくす上でいい。 社会問題解決の手段にもなるであろう。 キャリアの世界では「753」という言葉がある。 これは中卒・高卒・大卒の3年以内の離職率である(単位は割)。 実に大卒の3分の一は3年以内にやめてしまう。 能力の無い人は一生「フリーター」しか選択肢がなくなる可能性がある。 今はパラサイトで生きられるが、親が死んだらどう生活するのだろうか? フリーターも40歳すぎたら、職を見つけにくくなる。 アルバイトは簡単に首を切られる事を知っておくべきであろう。 大学生に限らず、サラリーマンも自分を過大評価せず、等身大の自分を知って、今何をやるべきか真剣に考えよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年06月18日 02時14分20秒
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