小さな命の話
さだまさしさんの亡き愛犬 フレディ(パピヨン14歳♂)のお話―我が家の小さな生命の話―夏…フレディは前立腺ガンに罹った。犬の前立腺ガンは早ければ1ヶ月抗がん剤治療を施してもせいぜい3ヶ月だという。さださんは「生命としての僅かな延命」よりも「犬」として自由で誇りある晩年を過ごさせたかったとハタケシメジやプロポリスといったサプリメントによる民間療法を選んだ。フレディは危なくなっては立ち直る繰り返しで頑張りおやつをねだり、玩具を咥えてきて遊ぼうとし翌年2月まで一生懸命に「自分らしく」生きたのだという。一生懸命に生きることの尊さをこの小さな命が尽きる時に教わった気がすると書かれてあった。「何故生まれたか」など考えるだけ無駄だ。生命の意味など誰にも判らない。大切なことは如何に生き、如何に死ぬかだ。「死ぬ」というのは、生き残った者に生きる感謝と生きる勇気を与える為の「最後の仕事」をいうのだ。そして奇跡は一生懸命の魂だけに降るのだ。大切に生きようじゃないか。と書かれてあった。多分ラフは私より先に逝くだろう。ラフの生命の尊厳を私が守ってやるためにここに書き残しておきたいと思った。その時になって私が迷わないように。ラフは今日も定位置 母のそばのカウンターの上です。もう愛の唄なんて詠えない