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カテゴリ:陳情令 全50話
※原作はBL作品ですが当ブログでは非対応です
陈情令 The Untamed 第13話「二人だけの夜」 温晁(ウェンチャオ)は慕渓(ボケイ)山で妖獣が出没したと報告を受け、訓学に来ていた5大門派の子弟たちを引き連れ夜狩(ヨカリ)に向かった。 しかし藍湛(ランジャン)@忘機(ワンジー)は折られた脚をかばい、ひとり後れを取る。 心配した魏嬰(ウェイイン)@無羨(ウーシエン)は自分がおぶってやると言ったが、藍湛はくだらないと吐き捨た。 そこで魏無羨は人形(ヒトガタ)の札に術をかけ、温情(ウェンチン)の元へ飛ばす。 するとお札が温情の腕に張り付き、魏無羨の声が聞こえて来た。 『聞くだけで答えなくていい、藍湛を休ませたいんだ』 「止まって!休憩よ、水でも飲みに行くのね」 魏無羨は藍湛に水を汲んでやることにした。 しかし温晁は温情が魏無羨たちが疲れないよう気遣ったと見抜いている。 「ウエンチン、忠告しておくが、自分はともかく大切な弟のことを考えよ、私を欺くな」 温晁たちは慕渓山のふもとへ到着した。 すると温晁が同行する女・王霊嬌(ワンリンジャオ)が子弟たちに日暮れ前までに洞窟を見つけろと命じる。 魏無羨は偉そうに指図している女は誰かと江澄(ジャンチョン)に聞いた。 江澄の話では元は温晁の正室の侍女で、色仕掛けで温晁を誘惑して取り入ったという。 そのせいか王霊嬌は温氏と下僕と同じく焼きごてを振り回していた。 洞窟の入り口はなかなか見つからなかった。 しかし魏無羨はふともやのかかる一帯に目を留め、そこに呪符を放ってみる。 パチン! 魏無羨が指を鳴らすと、呪符がもやを晴らして洞窟の入り口が現れた。 温晁は魏無羨と藍湛に松明を持たせて先頭を歩かせ、洞窟の中に入った。 やがて行き止まりになると、温晁は魏無羨にこの下へ降りろと命じる。 魏無羨は真っ暗で谷底が見えないと訴えたが、温晁にいきなり背中を押され、落下した。 すると温氏たちが縄を次々と降ろし、他の子弟たちがその縄を伝って降りて来る。 「おい!全員、死んだのか?」 温晁たちは上から懸命に叫んだが、魏無羨たちは無視してさらに奥へ進んだ。 洞窟の奥には巨大な池があった。 魏無羨は呪符を投げてみたが、特に反応はない。 そこにしびれを切らした温晁たちもやって来た。 すると温晁は手っ取り早く妖獣をおびき寄せるため、誰かを吊るして血をたらすという。 王霊嬌はすかさず温晁が気に入っている綿綿(ミエンミエン)を指名した。 激怒した金子軒(ジンズーシュエン)は拒否、これに憤慨した温晁と一触即発となる。 魏無羨は金子軒が意外にも度胸があると見直したが、このままでは終わらないと警戒した。 案の定、温晁は金子軒が刃向かったとして殺せと命じ、思いがけず温氏と五大門派の子弟たちの戦いが勃発してしまう。 温晁は高みの見物だった。 そこで魏無羨は温晁を挑発して怒らせ、自分と戦わせるよう仕向ける。 温晁はまんまとおびき出されたが、温逐流(ウェンジューリゥ)が助太刀しようとした。 しかし江澄が気づき、温逐流を阻止してくれる。 魏無羨は温晁を翻弄して隙を見て捕まえると、池の中央にある岩に飛び移って人質にした。 「動くな!動いたら温公子の血が流れるぞ?」 これにより戦いは収束したが、突然、魏無羨と温晁が立っている岩が揺れ始める。 魏無羨は地震かと思ったが、やがて池から首の長い妖獣が顔を出した。 実は2人が立っていたのは岩ではなく、妖獣の甲羅だったのだ。 藍湛は妖獣の目が悪いと気づき、音を出さねば攻撃されないと伝えた。 魏無羨も温晁の口を必死に押さえていたが、恐ろしさのあまり温晁が助けてくれと叫んでしまう。 そのせいで妖獣が暴れ出し、焦った魏無羨は温晁を投げ飛ばしてから自分も岸へ戻った。 洞窟内は騒然となった。 魏無羨たちは次々と妖獣に挑んだが、簡単に倒れる相手ではない。 一方、王霊嬌は物陰に避難している綿綿を見つけた。 そこで温氏の子弟に綿綿を捕らえさせ、焼きごてを松明の火で熱し、その美しい顔に傷をつけようとする。 しかしちょうどその時、魏無羨が倒れた温氏の弓矢を拾って構えていた。 綿綿の叫び声に気づいた魏無羨は咄嗟に振り向き、矢を放って王霊嬌の腕を傷つける。 阻止された王霊嬌は自棄っぱちになり、綿綿に向かって焼きごてを放り投げた。 驚いた魏無羨は綿綿の前に飛び出して守ったが、焼きごてが左胸に直撃、火傷を負ってしまう。 温晁は怪我した王霊嬌を助け出し、見切りをつけて先に逃げ出した。 そして温氏が全て谷底から脱出すると縄を切断し、温情が止めるのも聞かず洞窟の入り口を塞いでしまう。 一方、魏無羨は妖獣の目に矢を命中させ、今のうち入り口に戻れと叫んだ。 しかしすでに温晁に閉じ込められたと知る。 子弟たちは食べ物もなく動揺が広がるが、魏無羨が火傷した胸を指し、焼いた肉ならあると和ませた。 すると責任を感じた綿綿がその場にへたり込んで泣き出してしまう。 その時、藍湛が脱出する方法があると教えた。 藍湛は妖獣が顔を出した時、水面に紅葉の葉が浮き上がって来たのを見逃さなかった。 そこで魏無羨が松明で妖獣の気を引き、その間に江澄が池に潜って穴を探してみる。 すると藍湛の推察通り、5~6人が通れそうな穴を発見した。 魏無羨は自分が火術で気を引いているうちに子弟たちを逃すことにする。 しかし綿綿が池に入る時に転び、手を切って池に血が流れ出した。←また綿綿w そのせいで妖獣が興奮、ちょうど逃げ出そうとしていた魏無羨が襲われそうになってしまう。 その時、藍湛が慌てて引き返し、魏無羨をかばって妖獣に脚を噛まれた。 魏無羨は江澄に助けを呼んでくれと叫び、怪我を負った藍湛を連れて洞穴に避難する。 どうやら妖獣は池から離れられないのか、それ以上、無理に追って来ることはなかった。 魏無羨は近くに落ちていた枝を拾い、藍湛の脚の添え木にすることにした。 「何か縛るものはないか…あ!抹額(マッコウ)!」 「あ!」 藍湛が何か言う前には魏無羨は抹額を外して使ってしまう。 「何を…」 「こんな時に細かいこと気にすんな、脚の方がよっぽど大切だろう?」 しかし藍湛は瘀血(オケツ)のせいで苦しそうだった。 魏無羨は何とかして瘀血を抜こうと考え、思わず外衣を脱ぎ始める。 「水に湿って気持ち悪いだろう?乾かしてやるから脱げよ」 潔癖症で人に触れない藍湛にとっては耐え難い行為だった。 すると魏無羨が嫌なら自分が脱がせてやると言い出し、藍湛は激しく拒否する。 「脱がないのか?じゃあ俺が脱ぐ」 魏無羨は仕方なく自分の下穿きに手をかけた。 その時、藍湛は思わず喀血、ようやく魏無羨が自分の瘀血を抜いてくれたと気づく。 ( ತ _ತ)<かたじけない (^ꇴ^)<別に構わないよ~改まって感謝されると怖いしな 魏無羨はたき火で暖をとり、温寧(ウェンニン)からもらった凝血草を藍湛の傷につけた。 飲み薬は綿綿を助けた時、懐から落としてしまったらしい。 すると藍湛が急に凝血草をつかみ、魏無羨の胸の火傷につけた。 ( ๑≧ꇴ≦)<イテテテ…痛いだろう?ランジャン! ( ತ _ತ)<遠慮するな (´゚艸゚)∴ブッ<ランジャンのくせにこの状況でからかうとは 藍湛は火傷を負ってまで綿綿を助けた魏無羨に無茶はするなと釘を刺した。 しかし魏無羨はあの状況では仕方がなかったという。 美人の綿綿がもし顔に焼きごてをつけられ、一生、痕が残れば大変なところだった。 ( ತ _ತ)<お前の傷痕とて消えぬのだぞ? (^ꇴ^)<俺は男だもん、一生、消えなくても綿綿も一生、俺を忘れない、そう思えば美談さ ( ತ _ತ)<女子が一生、忘れぬという意味を?! (๑ ・᷄ὢ・᷅)<何で怒るんだよ? ( ತ _ತ)<意味もなく気を持たせるな (˘•ε•˘)<お前に気を持たせたか?(はっ)もしかして… ( ತ _ತ)<何だ? (^ꇴ^)<ランジャン、綿綿が好きなのか? ( ๑≧ꇴ≦)<あ~図星なのか!あははは~ ( ತ _ತ)<なぜお前とここでくだらん話を… すると魏無羨はこんなに話をする藍湛は初めてだと笑った。 魏無羨は服を乾かしながら、飲み食いせずに持つのは3~4日だと言った。 しかし脱出した江澄たちがそれまでに助けを呼んで来てくれるだろう。 「姑蘇(コソ)の方が雲夢(ウンム)より暮渓山に近い、藍氏の方が先に助けに来るそ? 藍氏が来なくても2日もあれば江澄が雲夢へ戻る、温氏の手をかいくぐってな?」 「無理だ、雲深不知処(ウンシンフチショ)は焼き打ちに…」 「…みんな無事なのか?」 「叔父は深手を負い、兄は行方知れずだ…」 魏無羨は何と言葉をかけて良いか分からず、視線を外して話を変えた。 「寒くないか?俺の衣が乾いたらこれを羽織って眠って明日…」 そう言って魏無羨はふと振り向いたが、藍湛はいつの間にか眠っていた。 「亥の刻になったのか…いまいましい藍氏の就寝規則も役に立つな(クスッ」 魏無羨は藍湛に自分の外衣をかけてやると、外の状況が気がかりだった。 …洞窟に閉じ込められ、温晁を敵に回した …江澄たちは無事なのか?そして雲夢も今頃どうなっているのか? つづく ( ๑≧ꇴ≦)時間にも正確なたんたん! それにしても綿綿も弟子なのにお荷物すぎる…( ̄▽ ̄;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.04.22 14:47:30
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