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カテゴリ:陳情令 全50話
※原作はBL作品ですが当ブログでは非対応です
![]() 陈情令 The Untamed 第23話「落日後の形勢」 温若寒(ウェンルオハン)は陰鉄(インテツ)で傀儡を操れなくなり、思わず炎陽(エンヨウ)殿を飛び出した。 すると思いがけず石像の上に立つ黒い気に包まれた男を発見する。 「お前か…」 魏嬰(ウェイイン)@無羨(ウーシエン)は温若寒に気づき、笛を止めて振り返った。 (  ̄꒳ ̄)<どうも~♪(←とは言ってないw 「どこから陰鉄を!」 「…俺は一度、死んだ人間、俺もこいつも冥界からやって来たのさ 温宗主、この法宝は精錬したばかり、誰も見たことがない」 「陰鉄を制御できるとは…薛洋(シュエヤン)が渡したのか?!一体、何なのだ!」 階下にいた含光君(ガンコウクン)こと藍湛(ランジャン)@忘機(ワンジー)たちは固唾をのんで魏無羨を見守った。 すると魏無羨が2つの黒い気を放つ法宝を呼び戻す。 「温宗主、この法宝は陰鉄じゃない、その名も″陰虎符(インコフ)″だ」 驚いた温若寒は陰虎符を奪うため魏無羨を気で自分の元へ引き寄せたが、一足遅かった。 魏無羨が飛ばした陰虎符は黒い気を放ち、傀儡を全滅させてしまう。 呆然となる温若寒…。 藍湛は温若寒に首をつかまれた魏無羨の危機を悟り、思わず飛び出した。 しかしなぜか温若寒が突然、血を吐いて倒れてしまう。 「ウェイイン!」 駆けつけた藍湛は崩れ落ちるようにへたり込んだ魏無羨を抱きとめた。 ![]() 温若寒を背後からいきなり刺したのは孟瑶(モンヤオ)だった。 そこへ後陣の金子軒(ジンズーシュエン)の軍が到着、ついに勝利したと知る。 「あの太陽が…ついに落ちたか」 沢蕪君(タクブクン)こと藍渙(ランポワン)@曦臣(シーチェン)は天を仰ぎ、しみじみ呟いた。 藍曦臣と孟瑶は赤鋒尊(セキホウソン)・聶明玦(ニエミンジュエ)を助けるため、炎陽(エンヨウ)殿に駆けつけた。 やがて目を覚ました聶明玦だったが、孟瑶の姿に気づき、自分の配下を殺した孟瑶への憎しみをぶつける。 しかし藍曦臣は例の布陣図をくれたのが孟瑶だと教えた。 「私は今日も阿瑶の知らせを受け、ワンジーと炎陽殿に来たのです そして温若寒が油断した隙に殺す計画を立てたのは阿瑶なんです」 清河(セイガ)の一件を申し訳なく思っていた孟瑶は姿を消していたが、ある日、温氏に追われる沢蕪君を救った。 その後、孟瑶は罪滅ぼしにと岐山温氏に潜入して温若寒に近づき、密かに沢蕪君へ文を送ったという。 当初、藍曦臣も差出人が誰だか分からなかったが、後になって気づいたのだ。 魏無羨が目を覚ますと、江厭離(ジャンイエンリー)がいた。 実は3日間も眠り続け、藍湛や江澄(ジャンチョン)が心配していたという。 しかし金宗主・金光善(ジングアンシャン)まで見舞いに来てくれたとはいささか驚きだった。 聞けば温若寒が死んだ途端、急いで蘭陵(ランリョウ)から駆けつけ、温氏の残党を追撃しているという。 「フン…射日(シャジツ)の征戦では雲隠れして、今頃、威勢がいいとはね〜」 「陰口はだめよ?」 「分かったよ…師姐(シシャ)」 魏無羨は寝床から出ようとしたが、江厭離が慌てて止めた。 藍湛から陰虎符で体力を奪われたので、しばらく安静にと言われているという。 「師姐…知ってたのか…(´・_・`)、」 「うちの羨羨がこんなにすごいなんて…(*´ω`)\(^-^ *) でも今後は簡単に陰虎符を使わないで 藍二公子の話では陰虎符は力を消耗し、心もすり減るとか…」 江厭離は藍湛がこの3日間、朝晩、魏無羨の精神が定まるよう琴を弾いてくれたと教えた。 そこへちょうど藍湛がやって来る。 藍湛はすでに回復した魏無羨を見て驚き、口には出さずとも嬉しかった。 ![]() 江厭離はけが人の手当に戻った。 陰虎符の件を黙っていた魏無羨はばつが悪かったが、藍湛は何も聞かずに今朝も琴を弾いてくれる。 やがて魏無羨はすっかり治ったとおどけて見せた。 しかし藍湛はあと3日は必要だという。 「邪を祓うのだ、手は抜けぬ」 「邪を祓うって…俺は力を消耗しただけだ ランジャン、お前も陰虎符が邪で人の心を乱すと? この世には知らぬ間に人の志を変えてしまうものが存在するのか? 忠から奸へ、正義から悪へと…」 ( ತ _ತ)、ウッ… 「ぁそうだ!3つの陰鉄は?」 「葬った…」 一方、不夜天に乗り込んだ金光善は、我が物顔で権勢を振るい始めた。 しかも孟瑶が温若寒を討って名をあげたため、急に生き別れた息子だと認めて金氏の族譜に入れるという。 話を聞いた藍曦臣と聶明玦は困惑したが、孟瑶は今や金光瑶(ジングアンヤオ)と名を変え、すでに父の右腕となり手腕を発揮していた。 すると金光瑶が捕らえた温氏の残党を連行して来る。 残党と言っても大部分が仙師の家族、最後の陰鉄(インテツ)の行方など知らないどころか、何の術も使えなかった。 金光瑶は敬愛する沢蕪君の手前、老人や女たちは窮奇道(キュウキドウ)という天然の要塞に送って監視すると伝えたが、密かに全員、抹殺してしまう。 魏無羨はひとり不夜天の険しい崖にいた。 射日の征戦で温氏は倒れたが、入れ替わるように台頭した金氏が丸腰の温氏たちを虐殺している。 そんな金氏や世家に憤りを隠せない魏無羨、そこへ藍湛がやって来た。 「ランジャン?目下、彼らの中で誰が正道で、誰が邪道だと思う?」 やり切れない魏無羨は急に胸が苦しくなってしまう。 「ウェイイン、精神を集中せよ」 すると魏嬰の怒りが収まったのか、気は落ち着いたようだった。 「″洗華(センカ)″の琴譜を学びたくないか?」 「洗華を学ばせるなんて…お前まで俺を疑うのか?」 「いつ陰虎符を精錬した?」 「ランジャン、玄武洞で陰鉄の剣を手に入れたと言ったら信じるか?屠戮(トリク)玄武と戦ったろ?」 「精錬したのは?」 「最近だ」 「陰鉄だと知っていてか?」 「もうたくさんだ!」 「…協力させるという約束だ」 「フッ…俺を疑っていて協力ができるか?」 魏無羨は引き上げることにしたが、藍湛が腕をつかんで止めた。 「陰虎符は邪道の産物、心が乱れれば制御できぬぞ?」 「ランジャン、俺が温若寒のように陰鉄に支配されると? 陰虎符は陰鉄とは違う、俺も温若寒じゃない」 その時、誰かの悲鳴が聞こえた。 魏無羨と藍湛が駆けつけてみると、金子勲(ジンズーシュン)が子弟たちを率いて逃げ惑う無辜の温氏たちを矢で射っている。 藍湛は咄嗟に青い剣気を放ち、かろうじて子供を抱いた母親を救った。 しかし金子勲は宗主の命だと悪びれる様子もなく、何か異論があるかと開き直って引き返していく。 「岐山の怨霊がまた増えそうだ…今、本当に必要なのは安息の曲だな」 魏無羨はそう言ってどこかへ行ってしまう。 確かに何をもって正道と邪道とするのか。 藍湛にも答えは出なかったが、今は無残にも殺された御霊のために琴を弾くことにする。 するとどこからともなく魏無羨の笛の音が聞こえ、2人はしばらく合奏した。 藍曦臣は聶明玦と金光瑶のわだかまりをなくすため、3人で義兄弟の契りを結ぶことにした。(←知らんけどw 功績をあげた金光瑶は斂芳尊(レンホウソン)と雅号を付け、赤鋒尊と沢蕪君と肩を並べて″三尊″と呼ばれるようになる。 しかし聶明玦は金光瑶が道を外さぬよう、未だ目を光らせていた。 ![]() その夜、炎陽城に百家が集まり宴が開かれた。 金光善は金光瑶と共に次々に到着する世家を出迎える。 そこで総帥だった聶明玦に上座に座るよう勧めたが、聶明玦は温若寒が使っていた椅子に座りたくないと断った。 一方、魏無羨も江澄たちと一緒に席に向かうことにする。 しかしふいに金光瑶に引き留められた。 「何か私に言おうとしたのでは?先ほど礼を交わした際、私に何か言いたげでしたから…」 魏無羨はさすが目ざとくて周到なだけあると感心する。 「些細なことさ、総攻撃の日、斂芳尊は温若寒を討ったが、軟剣を使っていたはず… 今日はなぜ持っていないんだ?」 「これはお恥ずかしい~あれはその場にあった剣で、不吉な気がしたので捨てました」 「ああ~そうだったか」 魏無羨は笑顔で答えたが、やはり侮れない男だと怪しんだ。 魏無羨は早々に炎瑶殿を出て外で酒を飲んでいた。 そこへ藍湛がやって来る。 ( ˘ω˘ )<…何だ?洗華でも奏でるか? ( ತ _ತ)<新たな曲を研鑽(ケンサン)中だ (^ꇴ^)<まったく強情なやつだな~ 炎陽殿で宴が始まった。 すると金光善はずっと気がかりだった事があったと切り出し、破談となった金子軒と江厭離を再び縁組させたいという。 「私と江楓眠(ジャンフォンミエン)宗主は兄弟も同然の仲であり、虞(ユー)夫人と私の妻も姉妹同然であった 息子の子軒は幼くして江姑娘と婚約を取り交わしていたが、誤解で破談となったのだ、実に惜しい」 そこで金光善は江澄に意見を聞いた。 …姉上は奴を忘れていないようだが …破談話を蒸し返しては金氏におもねったと言われかねない 困惑する江澄、その時、急に魏無羨が現れた。 「金宗主の厚意は受け取った!」 つづく (꒦ິ⌑꒦ີ)たんたんの冠が高すぎて、ハットリくん化できませんでした…無念w うーさん、玄武洞で剣を大事そうに抱えていたのに、たんたんは忘れたのだろうか? まあ〜小さいことは気にしない精神で〜(^ꇴ^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.05.11 19:19:01
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