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カテゴリ:麗姫と始皇帝~月下の誓い~全48話
丽姬传(秦时丽人明月心)The King's Woman 第15話「再会」 韓申(カンシン)の手引きで王宮から脱出することになった麗姫(レイキ)。 しかしいざ内宮を出ると、やはり天明(テンメイ)のことが心配で動けなくなった。 自分がいなくなれば誰が天明を守ってくれるというのか。 すると韓申は嬴政(エイセイ)がいると言った。 「きっとこう考えるはずだ、″天明さえ無事なら麗児は必ず戻る″と…心配は無用だ」 一方、放浪の旅に出た荊軻(ケイカ)は街で酒に溺れていた。 そんな荊軻の前に高漸離(コウゼンリ)が現れる。 高漸離は荊軻を誘って久しぶりに剣を交えながら、傷心の荊軻を励ました。 「信じるべきは己と剣のみ、他は考えるな」 「…自分でも分かっている、だが簡単に断ち切れぬ」 「焦るな、精進すればいつか断ち切れよう…続けるぞ!」 荊軻は久しぶりに稽古に身が入った。 麗夫人が王宮から姿を消した。 趙高(チョウコウ)は侍女の清児(セイジ)が手引きしたと疑い、寝宮付きの宮女たちと一緒に尋問すると決める。 妃の失踪など前代未聞、しかし楚(ソ)夫人にとっては好機だった。 麗姫など戻らなくても一向に構わないが、仮に戻って来た時はこの件を利用して報復させてもらおう。 蓋蘭(コウラン)は荊軻に韓申の伝言を届けるため、客桟を片っ端から探していた。 するとついにある客桟で偶然にも高漸離と一緒にいる荊軻を見つける。 蘭児は喜び、韓申が麗児を王宮から連れ出してくれると伝えた。 旅の途中、麗姫は韓申に天明のことを伏せているかどうか確認した。 韓申は麗児が自分で伝えたいと分かっていたが、麗姫はどこか歯切れが悪い。 「親子の対面を果たせた時に伝えようかと…ただ他に不安なことが…」 「師弟が受け入れないと?俺が荊軻なら愛する女が産んだ子を喜んで受け入れる」←( ๑≧ꇴ≦)あーっ! 「そうじゃないの… 」←え、違うの?(・Д・)な大師兄www しかし麗姫は言葉を濁し、その話はまた後にすると言った。 韓申は麗姫を連れて待ち合わせ場所の空き家へやって来た。 先に到着していた荊軻は馬の到着に気づいて思わず戸まで駆け寄ったが、開ける勇気がない。 一方、麗姫も戸の前で止まったまま動けなくなった。 ふと嬴政(エイセイ)の顔がちらつき、自分でもどうしたら良いのか分からない。 その時、しびれを切らした蘭児が戸を開けた。 心の準備もできないまま再会を果たした麗姫と荊軻、二人はしばらく呆然としたまま声も出せない。 すると蘭児は居たたまれなくなって外へ出て行った。 韓申は蘭児を追いかけ外へ出た。 蘭児の涙を見た韓申は思わず自分たちは似たもの同士だという。 「複雑な心境だろう?二人の再会はうれしいが、同時に心の奥底は悲しみでいっぱいだ… 君は荊軻のことが好きなんだな」 韓申は自分たちは恋に破れた者同士だと言った。 「…それでも麗姐姐と荊大哥が幸せなら、私の恋が実らなくたって構わない 本当よ?麗姐姐ならあきらめがつくもの、二人に幸せになって欲しい」 「俺もだ」 荊軻は麗児を抱きしめた。 「師兄、痩せたわね」 「君を失って死んだも同然だった…よく顔を見せてくれ」 麗児は懸命に笑顔を見せたが、荊軻はなぜ悲しそうな顔なのかと聞いた。 「秦王にひどいことをされたのか?」 「いいえ、大丈夫」 「この1年の間、どうしていた? 秦王宮にいると聞いて助けに行ったんだ、だが不覚にも捕まってしまった…」←(´゚艸゚)黒歴史っ 「やはり捕まったのね…じゃなくて師兄だったのね…ひどい拷問を受けたでしょう?大丈夫だった?」 「労役を科されたが田光(デンコウ)先生に助けられた、命の恩人だよ 師妹、過ぎたことは忘れよう、君に会えた今、苦しんだかいがあったとさえ思える これからは君のそばにいるよ…命を懸けて君を守る ←へなちょこだけど( ̄▽ ̄;) やつらが追って来ても、絶対に渡すものか!共に生き、共に死のう…(からのガシッ!)」 (屮゚Д゚)屮<いや蘭児!なんで開けるんだよーっ! 廷尉(テイイ)・李斯(リシ)は大王が呂不韋(リョフイ)を蜀(ショク)へ流刑にしたと聞いた。 これで再起不能だと笑いが止まらない李斯、しかし、まだ洛陽の街にいた嬴政は突然の急報に愕然となる。 「呂不韋が自害を…毒をあおって命を絶ったそうです」 「…自業自得だな、案ずるな、喜びでいっぱいだ」 嬴政は冷静を装っていたが、ふと呂不韋との思い出がよみがえった。 秦で再会した父の姿、決して息子を裏切らないと訴えた呂不韋の表情、そして息子の天下統一だけが望みだと言っていた。 そんな大王の心中を衛尉(エイイ)・李仲(リチュウ)だけは理解している。 すると今度は趙高からの報告が届いた。 「麗夫人の姿が見当たらず、行方不明だと…」 「何だと?!」 嬴政が咸陽へ馬を走らせている頃、麗姫は久しぶりに自由な時間を満喫した。 山の澄んだ空気は気持ちよく、草木や土の香りが懐かしい。 すると蘭児が麗児と荊軻の手合わせを見てみたいと頼んだ。 荊軻は久しぶりに″双人(ソウジン)剣法″をやろうと提案したが、蘭児が手加減するため目隠ししてはどうかという。 さすがにそれでは不公平なため、麗姫は自分も目隠しすると決めた。 「はお、この襟巻きを使おう」 荊軻は麗姫の襟巻きを出し、これを見ると色々なことを思い出すと感慨深い。 こうして麗姫は荊軻からもらった襟巻きで、荊軻は蘭児の襟巻きを借りて目隠しした。 つづく (  ̄꒳ ̄)はあ~管理人的最終回が終わった(笑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.08.10 16:39:56
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