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カテゴリ:麗姫と始皇帝~月下の誓い~全48話
丽姬传(秦时丽人明月心)The King's Woman 第24話「冤罪」 燕(エン)の丹(タン)太子は嬴政(エイセイ)と双六に興じながら、昔話を持ち出して大王を称賛した。 すると対局に勝った嬴政が席を立ち、当時は母と呂不韋(リョフイ)に実権を握られ、その鬱憤から強がっただけだと謙遜する。 しかし丹太子は秦王が名君であることに代わりなく、片や嘉(カ)公子は廃嫡の憂き目に遭い、自分に至っては人質だと卑下した。 丹太子が弓術でも双六でも自分に勝ちを譲ったと気づいていた嬴政は不愉快になり、本気を出さない勝負はつまらないと嫌味を言う。 そこへ李仲(リチュウ)と韓申(カンシン)が駆けつけた。 姚賈(ヨウカ)が4国との連衡の取り付けに成功、6国の合従を破ったことになる。 そこで嬴政はこれみよがしに韓申に双六の相手を頼んだ。 丹太子は大王の不興を買い、散歩がてら独りで帰ることにした。 すると偶然、嬴政に荀子(ジュンシ)の議兵編(ギヘイヘン)を届けるところだった麗姫(レイキ)と出くわす。 丹太子はすでに麗姫が読み終わっていると知り、議兵編を借りることにした。 韓申は大王との対局に勝ち、思わず謝罪した。 しかし嬴政は不興を買わないよう手加減されてはつまらないと暗に丹太子を批判する。 思いがけず好敵手を得た嬴政、すると韓申に家族は欲しくないのか聞いた。 韓申は大王の真意を計りかねていたが、妻や子が欲しいと思ったことはないという。 それがかえって嬴政の嫉妬心に火をつけた。 実は韓申は双六の名手だった。 嬴政が負けたと聞いた麗姫は祖父とも互角の腕前だったと教え、韓申と対局を重ねれば上達すると励ました。 「双六など暇潰しだ…そなたとは寝床で手合わせしたい」 すると嬴政は自分が知らない濮陽(ボクヨウ)での日々を教えるよう頼んだ。 「そなたの過去や好きなこと、何もかもが知りたい…よいな?」 そして二人の甘い夜が老けて…じゃない更けていった。 ( ̄▽ ̄;)何その口説き文句… 韓申は回廊で楚夫人と出会した。 わざと道をふさぐ楚夫人、そこで韓申は拝礼し、麗姫と自分に構わないで欲しいと丁重に頼む。 「くだらない嫌がらせをするな、敬って欲しいならそれなりの態度を取るんだな」 「ギギギギ…今日の借りは必ず返すから!」 するとその夜、楚夫人は尚儀から面白い話を聞いた。 実は大王が韓侍衛と清児(セイジ)を夫婦にするため、離れの寝殿で逢引きさせる手はずだという。 麗姫と韓申が想い合っていると誤解している楚夫人は、韓申と清児の密会現場を取り押さえ、麗夫人に知らせようと決めた。 そうすれば麗夫人は大王を恨み、韓申と清児のことも許せず、孤立するはずだという。 (  ̄꒳ ̄)浅はかと言うか何と言うか…w 韓申は大王の命で後宮の離れにある寝殿にやって来た。 すると大王から寝殿の掃除をするよう命じられた清児が出て来る。 韓申はすぐ大王の策略だと気づいたが、そこへ突然、楚夫人が現れた。 しかし韓申は師妹の世話を頼んでいただけで何か問題かと開き直って出て行ってしまう。 清児は正直に2人とも大王の命で来ただけだと釈明すると、楚夫人も確かに2人の間には何もなかったと分かった。 ( ๑≧ꇴ≦)<なぜ何もしてないの?!@楚夫人 ( ゚ェ゚)<早すぎたんじゃ…@視聴者 翌朝、清児の顔を見た嬴政は思わず昨夜はどうだったか聞いた。 清児は恥ずかしくなって逃げるように出ていくと、麗姫は一体どうしたのかと首を傾げる。 すると嬴政が韓申と清児を後宮の離れで2人きりにしたと教えた。 「だが何もなかったようだな…韓侍衛はまこと堅物だ」 「なぜそんなことを?」 麗姫は大師兄と清児に特別な情がなく、無理に夫婦にしては気まずくなるだけだという。 しかし嬴政は麗姫を一途に想う韓申に嫉妬し、何よりその気持ちを知っていながら見過ごしている麗姫から引き離したかった。 麗姫は韓申に清児との一件を聞いたと話した。 確かに大王のやり方は強引だが、考えてみると間違ってはいない。 麗姫は自分がいなければ大師兄も良き妻を迎え、すでに子供もいたはずだと反省した。 「大師兄、王宮を出て良き人と幸せな家庭を築いて欲しい」 「麗児、俺はどこにも行くつもりはない 想いが報われなくても君と天明(テンメイ)を見守っていられたら、それでいい」 「YO~心を打たれる良い話ねえ~」 そこへ2人の話を立ち聞きしていた楚夫人がやって来た。 「ウフフフフ~私は何も聞いていませんよ~どうぞお続けになって~」 (^ꇴ^)楚夫人と尚儀、嫌いじゃないw 一方、馬車を手に入れた荊軻(ケイカ)は負傷した蓋蘭(コウラン)を連れて田光(デンコウ)の山荘を目指していた。 「優しくしてくれてありがとう…」 「何を言うんだ、俺のせいで怪我をしたのに礼など必要ない…すまなかった」 「謝らないで、あなたの前髪を切れるなら本望よ」 「馬鹿を言うな…俺は水を汲んでくる」 (  ̄꒳ ̄)師兄、ちょっと前髪が長めじゃない? 韓非(カンピ)は大王から美しい韓長使(カンチョウシ)を賜り、恩返しとして″富国強兵″の策を献上しようとしていた。 そして大王の期待に応え、許しが出たら韓長使を連れて韓に帰りたいという。 しかし韓長使は自分を貢物のように秦へ差し出した韓王を恨んでいた。 「私と家族を引き裂くような祖国に未練などありません」 すると韓非は確かに自分も韓王から見捨てられて秦に来たと思い出した。 楚夫人は李斯(リシ)を呼び出し、左丞相(サジョウショウ)への昇進を餌に韓非を排除するようそそのかした。 実は韓非は秦に来てから頻繁に家族へ文を送っている。 楚夫人は筆跡の模倣が得意な者がいると教え、猜疑心が強く癇癪持ちの大王をあおれば口下手の韓非では反論できないと言った。 秦軍は趙の兵力を侮って突き進み、領土獲得も叶わず多くの兵を失った。 李斯は朝議で趙進攻を進言した韓非を追求、しかし韓非は趙の将軍・李牧(リボク)さえ排除できれば容易く下せるはずだと訴える。 そこで再び献策したが、痺れを切らした嬴政は竹簡を投げ捨て、秦を陥れるつもりかと声を荒げた。 すると李斯は韓非が韓と内通していると告発し、証人を呼ぶ。 その証人とは韓長使だった。 李斯は大王の命により韓非を監視していた。 ある時、韓長使の様子がおかしいことに気づいて事情を聞いたところ、韓非の机にある密書を見つけたという。 韓長使はその密書を献上、目を通した嬴政は韓非の目的が秦弱国化だったと知って激高し、投獄した。 楚夫人は協力してくれた韓長使に楚の最高級の九眼瑠璃珠(キュウガンルリジュ)を贈った。 これからは楚のために尽くすと誓う韓長使、しかしどこか後ろめたさを感じている。 すると尚儀は麗夫人が韓非の処遇について無罪放免を求め、大王を激怒させたと報告した。 楚夫人は呆れたが、どちらにせよ早晩、麗夫人もこの世からいなくなるという。 「麗夫人は何かしたのですか?」 「私に刃向かったからよ」 同じ頃、麗姫は投獄された韓非と面会していた。 韓非は証拠が偽物だと訴え、助けて欲しいと懇願する。 麗姫は実直な韓非を信じ、必ず真相を暴いて冤罪を晴らすと約束した。 しかしその夜、麗児の寝所に何者かが侵入、さらわれてしまう。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.08.26 15:41:27
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