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カテゴリ:花の都に虎われて 全24話
传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose 第8話「恋の火花散る試験対策」 祥泰(ショウタイ)酒楼では講談師が語る三公主・陳芊芊(チンセンセン)の武勇伝が人気を博していた。 …子供の頃から三公主を嫌っていた林七(リンシツ)は崩れた鉱山を見て三公主の仕業と激怒、三公主を殺せと命じるも三公主は少しも動じず一心不乱に石を取り除いた、指先の皮はすり切れ、肉が裂けても掘り続ける三公主、そんな三公主の傍には韓爍(カンシャク)がいた、韓爍は清風剣を手に蒼き衣をまとい、その姿は威風堂々とし… すると物語は良い所で次回へ続くとなる。 この話を芊芊と韓爍が仲良く2階で聞いていた。 韓爍は両手を包帯でグルグル巻きにされた芊芊のため、お菓子を食べさせようとした。 しかし芊芊は自分で食べると言って大きな手に乗せてもらう。 (´・ω・`)<美味いか? (*゚▽゚)*。_。)*゚▽゚)*。_。)ウンウン (´・ω・`)<私も食べたい 芊芊は仕方なくお菓子を差し出したが、韓爍が食べようとした瞬間に引っ込めてしまう。 (^ꇴ^)<なんてね~あげな~い 芊芊は意地悪して残りの菓子をくわえて自慢すると、韓爍がいきなり菓子に食いついた。 すっかり運が向いてきた芊芊、片や林家は教坊(キョウボウ)司だけならまだしも鉱山の爆発で大打撃を受けていた。 家職はあとは酒楼の商いだけが頼りだと訴え、林七は節約を心がけるよう諌められてしまう。 芊芊の起死回生は見事な筋書きだった。 我ながら感心する陳小千(チェンシァオチエン)、しかし本来の目的だった二郡主・陳楚楚(チンソソ)をヒロインに仕立てる計画は失敗に終わってしまう。 すると裴恒(ハイコウ)が訪ねて来た。 裴恒は鉱山で芊芊を堂々と守った韓爍を見て、しみじみ玄虎(ゲンコ)城の男が羨ましいと本音が漏れる。 そこで芊芊は裴恒がいずれ護城軍の統領として名を成し、裴司軍の衣鉢を継ぐ気がすると励ました。 裴恒は男の司軍など前例がないと一笑に伏したが、芊芊は何事にも″最初″があるという。 思えば男で司学の職についたのは裴恒が初めてだ。 「性別なんて関係ないわ」 「…″関係ない″か」 裴恒は芊芊の柔軟な考え方に感銘を受け、実は城主から芊芊の学問を監督するよう任されたと教えた。 しかし小千は脚本通り楚楚を若城主にしなければならない。 芊芊は選抜試験を放棄すると言ったが、裴恒は必ず芊芊に首席を取らせると意気込んだ。 選抜試験まであと10日しかなかった。 韓爍は夫として芊芊の勉強を後押し、要点をまとめた問題集を作って裴恒を牽制する。 しかし裴恒は数をこなした方が実力がつくと反対し、2人は勉強方法をめぐって言い争いとなった。 「私の方が幼い頃から芊芊をよく知っている」 「私の妻となってから芊芊は変わった!」 気がつけば2人は芊芊の取り合いとなり、板挟みになった芊芊はうんざりして出かけてしまう。 街でも民たちの話題はもっぱら若城主選抜試験のことだった。 清風(セイフウ)茶楼では誰が主席を取るか賭けが始まり、これを知った芊芊は顔を隠して早速、参加することにする。 確かに鉱脈を見つけた三公主のイメージは良くなったが、選抜試験となると文武両道に秀でる二郡主が勝つと圧倒的人気、そこで芊芊はあるだけの財産を楚楚に賭けることにした。 「梓鋭(シエイ)!家財を全部、持ってきて、これでまた悠々自適の暮らしができる!」 キャッキャ!٩(*´ᗜ`)ㅅ(ˊᗜˋ*)و キャッキャ! 韓爍と白芨(ハクキュウ)は梓鋭を追いかけて清風茶楼にやって来た。 そこで芊芊を発見し、賭けに興じる民たちの間から引っ張り出す。 ( ゚д゚)<なぜ私って分かったの?!…あ、梓鋭が変装してなかった( ̄▽ ̄;) 焦った芊芊は勉強に戻ると断って慌てて退散、すると韓爍はついでに賭けの状況を確認した。 しかし賭け金は二郡主に集中し、三公主に賭ける者はいない。 「…偏りを正してやろう」 芊芊は韓爍が留守の隙に楚楚を訪ね、韓爍が作ってくれた問題集を差し入れた。 実は全財産を二姐に賭けたので必ず儲けさせて欲しいという。 「母上が二姐に厳しいのは期待しているからよ 私には何も期待していないから、説教する前にあきらめちゃう 二姐だって道理を分かっているでしょう?」 すると芊芊は楚楚が解き終わった問題集を貸りて喜んで帰って行った。 楚楚は芊芊が昔から正直で嘘がつけない性分だと知っていた。 確かに母は昔から厳しかったが、思えば自分にだけ帝王学を自ら仕込んでくれたと気づく。 「私がひがんでいただけなのかも…母上の親心も知らず芊芊を妬んでいたなんて…」 しかし梓竹(シチク)は欲しい物を黙って失敬する三公主を信用できないと言った。 「花婿になるはずの韓少君も堂々と奪ったんですよ?」 「やめなさい」 一方、月璃(ゲツリ)府に戻った芊芊は楚楚から借りた問題集をあたかも自分が解いたように見せかけ、韓爍を安心させた。 これで試験勉強から解放されると喜んだが、韓爍は次に策論を攻略する手段として使用人たちに難問をぶつけさせることにする。 その夜も芊芊が夕食に手をつけようとすると料理人が阻止した。 「選抜試験に我々男も参加すべきでは?」 「…男女差別はよくないわね、男にも官吏は務まるわ…これでいい?じゃあ頂きます」 「待った!真剣に答えさせるようにと少君が…」 「ギギギギ…あーもう!じゃあ食べない!」 大郡主・陳沅沅(チンゲンゲン)は三公主が二郡主に全財産を賭けたと聞いた。 沅沅は芊芊が武術の腕を失って自分と同じような転落の辛さを知ったと誤解、月璃府を訪ねることにする。 その頃、芊芊は目の下に隈を作って憔悴した姿を演出し韓爍の前に姿を見せた。 芊芊は若城主になるつもりはないと訴えたが、韓爍は自分が勝たせてみせると励ます。 「今の私がどれほど努力しようと結局、無用の長物だわ!世間の笑い者になるだけよ!」 すると韓爍は芊芊を追い詰めてしまったと気づき、その場は引き下がった。 しかしちょうどその話を見舞いに来た沅沅が聞いてしまう。 「帰りましょう…芊芊は正しいわ、無用の長物には試験を受ける資格なんてない 試験や策論ができたからって運命は変わらない、どうせ一生、立てないんだから」 蘇沐(ソボク)は裴恒の使いで講義を休んだ大郡主の様子を見に来た。 梓年(シネン)の話では三公主の不用意な言葉のせいで大郡主が気落ちしているという。 そこで蘇沐は月璃府を訪ね、三公主に誤解を解いて欲しいと頼んだ。 実は宗学(シュウガク)堂で働くようになっても卑しい楽師だと蔑まれている蘇沐、そんな中、今の自分の姿を見てくれる大郡主は蘇沐にとって大切な存在だった。 沅沅の遺書は第20稿になった。 すると梓年が止めるのも聞かず芊芊が書斎に乗り込んで来る。 沅沅はちょうど試験を辞退すると書いている所だった。 驚いた芊芊はあの話は自分のことだと釈明し、諦めないで欲しいと説得する。 「大姐が心配なの…あ、これを持って来たわ いろいろな書物から抜き出した回復術よ!保証はできないけどまた立てるかも!」 しかしかえって医術に長けた沅沅の機嫌を損ねてしまう。 「でも試していないでしょう?治らないのが怖いから治す努力をしないのよ」 沅沅は憤慨して書物を床に投げ捨てると、見かねた梓年が三公主を追い返した。 その夜、韓爍は機嫌が悪い芊芊に人形を贈った。 「謝りに来たんだ…もう強制しないよ」 人形は今や講談で人気になった三公主と韓少君の対の人形だった。 芊芊は照れ隠しに韓爍の人形だけ返したが、韓爍が取り損ねて落としてしまう。 「許して、割っちゃったわ…」 「大丈夫、直せるさ」 「…元には戻らない、私のせいよ」 小千はこの人形のように三公主が何も考えず人の運命を翻弄して来たと気づき、大姐を傷つけたことを反省した。 しかし韓爍は20歳までの命と宣告された自分が期せずして芊芊と出会い、病が治ったことで気がついたという。 「運命は決まってはいない、変えられるんだ」 林七は選抜試験の試験官を買収、必ず自分と三公主が武術試験で当たるよう手を回した。 情報をつかんだ韓爍は芊芊に報告し、自分が勝たせると豪語する。 そこで芊芊は再び沅沅を訪ねた。 しかし梓年が今度こそ三公主を屋敷に入れまいと阻む。 芊芊は仕方なく中庭から書斎に向かって叫んだ。 「私が武術試験で勝ったら回復術を試してくれる?! 返事がないなら同意したと見なすわ!あとでごねないでよ!」 つづく (  ̄꒳ ̄)すーむーの声も上手いわ~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.12.14 20:59:05
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