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カテゴリ:星から来た猫将軍 全16話
![]() 我的宠物少将军 be my cat 第15話 莫羽寂(バクウジャク)が蘇小荷(ソショウカ)のため競り落とした黄魂珠は偽物だった。 騙された小荷たちは店主を追求、すると店主は確かに本物を持っていたと訴える。 ただ黄魂珠を披露する直前、急な眠気に襲われ、目覚めると黄魂珠が消えていたというのだ。 どうやら天狗(テンコウ)と同じく、蝶も魂珠から逃げてしまったらしい。 その話を莫修染(バクシュウセン)が外で聞いていた。 修染が東院に戻ると卿子悠(ケイシユウ)が魚づくしの料理を準備して待っていた。 「まずはお酒でも飲んで身体を温めてください」 すると酒を飲んだ修染は急に意識が遠のいて行く。 子悠に毒を盛られたと分かった修染、しかし身体の自由が利かなくなっていた。 「少将軍、これは何?」 子悠が修染の懐から取り出したのは小荷からもらった香袋だった。 修染が目を覚ますと洛風(ラクフウ)が酔い覚ましを持って待っていた。 「もう午の刻ですよ?お酒に弱いとはいえどうも妙ですね?1杯飲んだだけなのに…」 「…何も思い出せない」 ともかく酔い覚ましを飲もうと手を伸ばした修染、その時、籠手に黄色い粉が付着していることに気づいた。 それは立ち聞きした店主の話の状況とよく似ている。 …突然、眠気に襲われた、目覚めると黄魂珠が消え、床には黄色い粉が残っていたんだ… すると修染は妙策を思いつき、洛風に″祝宴で紅白の魂珠を披露する″と知らせを出すよう命じた。 修染の祝宴まであと3日、小荷は舞を披露する子悠に対抗して琴を演奏しようと決めた。 そこで羽寂から琴を習うことにしたが、なかなか気に入った曲が見つからない。 痺れを切らせた南屏晩(ナンヘイバン)公主がともかく弾いてみろと急かし、小荷を座らせた。 小荷はしぶしぶ琴を弾いてみると、ふと幼い頃の記憶が蘇って来る。 すると誰に教えてもらったのか、小荷は美しい曲を見事に弾いてみせた。 (  ̄꒳ ̄)<天賦の才ってやつかしら? 錦陽侯冊封の祝宴が始まった。 洛風は剣舞を披露したが、公主はその詩が自分への愛の言葉だと気づいてうっとりする。 次は子悠が披露する″蝶夢(チョウム)″の舞だった。 控えの間で出番を待っていた小荷だったが、こっそり子悠の舞を偵察する。 |ω-`)<ふん!平凡な舞じゃないの~大したことないわ しかしその時、子悠がくるくる回りながら黄色い粉を撒き散らし、皆を眠らせてしまう。 子悠は魂珠が珍宝閣にあると突き止めた。 莫修染は意志が強く聞き出せなかったが、夢の中で招待客を傀儡にして修染から聞き出すことに成功する。 一方、修染はまだ夢の中にいた。 すると琴を持った小荷が現れ、なぜか子悠しか知らない思い出の曲を奏でる。 『少薄荷がなぜこの曲を?…そうだ…卿子悠かっ!』 修染はこの夢こそ子悠の罠だと気づき、目が覚めた。 祝宴の招待客は全員、眠っていた。 修染は倒れている小荷を見つけ、必死に呼びかける。 すると修染に起こされた小荷は、実は子悠こそ夢を操る蝶だと知った。 「じゃあ…魂珠は全て奪われてしまったのね…(ノД`)」 「ふっ、手は打ってある」 修染は子悠の酒に例の道士の杏黄散(キョウオウサン)を盛っていた。 すると庭園で苦しんでいる子悠の姿を見つける。 「最初から怪しいと思っていた、だが確証が持てなくてな… だが夢の中で魂珠の場所を探られた時、蝶だと確信した」 しかし子悠がふいをついて黄色い粉を浴びせ、修染は小荷の夢の中へ迷い込んでしまう。 小荷は逸趣(イツシュ)堂で猫を膝に置き、修染への想いを募らせていた。 そこで修染は夢を壊そうとしたが、どこからともなく蝶の声が聞こえる。 『無理に夢を壊せば小荷は目覚めなくなるわよ?2人で永遠に夢の中にいたら?』 困惑した修染は小荷を説得して夢から脱出するしかなかった。 しかし小荷は自分を捨てた修染に怒りをぶつけ、興奮のあまり夢が崩れ始めてしまう。 その時、修染は小荷の腕に鈴の腕輪がないと気づいた。 『鈴の音で目が覚めるかも…』 すると腕輪をくわえた猫を見つける。 修染は蝶がこの猫に乗り移っていると見破り、一撃で倒して鈴を鳴らした。 修染と小荷は夢から覚めた。 子悠はすでに息も絶え絶えだったが、最期の力で修染に暗器を放つ。 咄嗟に気づいた小荷は身を挺して修染をかばい倒れた。 修染は蝶にとどめを刺し、小荷を抱き留めたが、その時、偶然、小荷の腕に赤いあざがあることに気づく。 (ΦωΦ)<このあざは…まさか小薄荷が命の恩人の子悠だったのか? 小荷は蝶の暗器で気を失った。 すると知らせを聞いた子墨が駆けつけ、少将軍と2人で話したいという。 実は小荷は幼い頃、咕咕狸(ココリ)を救って深手を負っていた。 一緒に襲われた猫后も弱っていたが、息子の恩人である小荷に力を授けてくれたという。 それでも小荷は18歳までしか生きられそうになかった。 『ただし4つの魂珠を集めればその力で少薄荷を救えるわ』 そう言い残し、猫后は消散してしまう。 小荷は怪我の影響で咕咕狸のことも魂珠のことも何も覚えていなかった。 そこで身の安全のため名前を変えたという。 子墨は魂珠を探すため玉石院に入って学んだが、結局、何の手がかりも得られなかった。 しかしある時、見知らぬ人物から魂珠の話を聞いて急いで都へ向かったものの、天狗に操られてしまったという。 「その人物が孰湖(ジュクコ)なのか?」 「孰湖は母君が倒したはずでは?」 「孰湖はしぶとい、肉体は滅んでも人の身体を借りて復活したのだ」 修染はまず4つの魂珠で小荷を救おうと決めたが、その話を羽寂が聞いていた。 小荷が目を覚ますと修染が付き添っていた。 「魂珠が揃ったのに浮かない顔ね…ふふ」 すると小荷は命の恩人である自分に礼をするよう悪戯っぽく笑う。 修染はまず薬を飲むよう言ったが、小荷は苦い薬を拒んだ。 そこで修染はまた口移しで飲ませてしまう。 「安心しろ、私の一生を捧げるよ」 ![]() 小荷が回復し、修染は洛風に命じて小荷の理想の逢瀬を準備させた。 すると布偶(フグウ)が血相を変えて乗り込る。 「小薄荷と最後に1日過ごして死ぬつもり?!」 「小薄荷のためだ」 修染は小荷が魂珠の力を吸収すれば孰湖は復活できないと安心させた。 しかし布偶は弟が死ぬのを黙って見ているわけにはいかないという。 「玉狸星に戻って他の方法を探しましょう?!」 「これは命令だ、従ってくれ」 その夜、小荷は着飾って修染との約束の場所へやって来た。 「今宵、小薄荷は誰よりも幸せになる」 すると公主は洛風を連れて先に帰ってしまう。 修染と小荷はまず2人で天灯を上げた。 …梁山伯と祝英台のように死んでも一緒にいられますように… …少薄荷、もう一緒にいられないが、心はいつもお前のそばにある… つづく ( ๑≧ꇴ≦)なるほどね〜さてラスボスはあの人か、それともあの人か? って玉石院って都にあるのかと思ってた( ̄▽ ̄;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.01.19 21:35:01
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