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カテゴリ:星から来た猫将軍 全16話
我的宠物少将军 be my cat 最終話 莫修染(バクシュウセン)は4つの魂珠の力で蘇小荷(ソショウカ)は生き延びることができると知り、自ら藍魂珠に戻ると決意した。 そこで最後の思い出に再び小荷の理想の逢瀬を叶えることにする。 その夜、修染は小荷を郊外に呼び出し、まずは天灯に願をかけて空に放った。 そして魚焼き店で小荷の檸檬魚を食べなかったお詫びに手作りの料理でもてなす。 小荷は修染が求婚してくれると期待に胸をふくらませていたが、はぐらかされるばかりだった。 修染と小荷は小舟に揺られ甘い雰囲気、そこで修染は小荷に魂珠を渡した。 「大切にしろよ、藍魂珠は明日、渡すよ」 「え?それだけ?…魂珠じゃなくて、求婚状よ!」 小荷はついに痺れを切らし、自ら催促してしまう。 「何だ?忘れたのか?2度も婚礼しろと?」 修染は落日ですでに結婚したと伝え口づけしたが、小荷が急に意識を失ってしまう。 小荷が目を覚ますと莫府の部屋に戻っていた。 すると修染が付き添っている。 ( ̄▽ ̄;).oO(恥ずかしすぎる…口づけの最中に倒れるなんて、また馬鹿にされちゃう しかし修染はいつになく優しい笑顔を見せた。 「ゆっくり休め」 「どうしたの?…昨夜から何だか様子が変よ?私を捨てる気?」 「今までも、そしてこれからも吾輩の心はお前のそばにある」 「ふふっ、でも玉狸星には?」 「帰らぬ」 「だめよ、帰ればいい、その代わり私を連れて行って」 小荷は修染の胸ぐらをつかんで引き寄せ、唇を重ねた。 …小薄荷、すまない、求婚状も将来も与えてやれない… 小荷が再び眠りに落ちると洛風(ラクフウ)が魂珠を持って入ってきた。 「吾輩は魂珠に戻る、蘇子墨(ソシボク)に渡してくれ…莫家と公主を任せたぞ」 その時、莫羽寂(バクウジャク)が現れ、話があると修染を連れ出した。 羽寂は兄が輿入れ後からすっかり人が変わったと訝しんでいた。 それが先日、大哥と子墨の話を立ち聞きし、疑いが確信になったという。 「あなたは別人だ…」 「その通り、吾輩は莫修染ではない、しかし記憶や感情はある」 確かに修染は幼い頃に兄弟で釣りをしていた時、羽寂が池に落ちたと覚えていた。 あの時、莫氏は修染に罰として三日三晩ひざまずくよう命じ、羽寂は兄のため布団と粥を差し入れる。 しかしその夜、東院が火事になり修染の母は亡くなった。 それ以来、兄弟は疎遠となり、わだかまりが解けないまま修染は青州へ出兵してしまう。 羽寂は兄に護符を届けたが、修染は視線すら合わせてくれなかった。 「謝罪したくとも大哥は私を拒んだ」 「許していたぞ?」 咕咕狸(ココリ)は青州で死を覚悟した修染が羽寂に宛てて書いた手紙を渡した。 …お前を遠ざけてきたことは事実だ、母を失った悲しみをお前にぶつけていたのだ …年月と共にわだかまりは解けたが、仲直りの術が分からなかった …この戦で人生を終える前にお前に謝りたい すると修染は小荷を羽寂に託すと伝えた。 「しっかり守ってくれよ」 「それを果たせるのは大哥だけです!」 その時、子墨が慌てて駆けつけた。 「大変だ!小薄荷が消えた!」 小荷の部屋には迷昏が充満し、洛風が倒れていた。 修染たちは慌てて全ての窓を開けて洛風を起こすと、直前に莫正庭(バクセイテイ)を見たと訴える。 「まさかあやつが?!」 その時、青雲(セイウン)が駆けつけ、莫正庭の庭で招財(ショウザイ)の死骸と文を見つけたと報告した。 …莫修染、女を助けたくば命と引き換えだ、明日の申の刻に莫羽寂に藍魂珠を持たせよ… 小荷は幼い頃の夢を見ていた。 咕咕狸を抱いて竹林を逃げている子悠(シユウ)、しかしそこに黒い影が現れる。 「はっ!」 小荷が目を覚ますとはりつけになっていた。 目の前にはちょうど魂珠の力を取り込んだ黒衣の男がいる。 「そんな…二老爺?」 すると莫庭正に乗り移った孰湖(ジュクコ)はまもなく七星毒の効果が現れると教えた。 あれは10年前、自分の一撃を受けた子悠は猫后の力で九死に一生を得る。 しかし子悠の身体は七星毒に侵され、18歳まで生きることは叶わなかった。 「左腕を見てみよ」 小荷の腕には確かに謎の赤い線が浮き出ていた。 この線が心臓に達すると、穴という穴から血が噴き出して死ぬという。 ( ̄▽ ̄;)<イヤイヤイヤ…もう少し可愛い死に方はないの? そこへ約束通り羽寂が藍魂珠を持って現れた。 羽寂は藍魂珠を投げ渡し、その間に小荷を解放した。 すると藍魂珠を確認している孰湖めがけて修染が襲い掛かる。 「はっ!お前、生きていたのか?!」 「孰湖、お前の勘も鈍ったな」 実は藍魂珠は子墨が作った偽物だった。 咕咕狸と孰湖の戦いが始まった。 激しく投げ飛ばされる修染、それを合図に潜んでいた洛風、南屏晩(ナンヘイバン)公主、布偶(フグウ)が飛び出し、一斉に襲い掛かる。 しかし孰湖の霊力はすさまじく、羽寂たちが束になって対抗しても無駄だった。 すると倒れた布偶が小荷を呼び、本物の藍魂珠を渡す。 「王子は契約を解いたから実力が出せないの…今すぐ新たな契約を…」 「ダメだ!」 咕咕狸は小荷が剣をつかむのを見て止めたが、小荷は手のひらを斬って藍魂珠を握りしめ、倒れてしまう。 \\\\٩(ΦωΦ)و //// ババーン! 咕咕狸は力を取り戻し、渾身の一撃を繰り出した。 「…まさか…あり得ぬ…ぐふっ!」 ついに孰湖は敗れ、吸収した霊力がそれぞれの魂珠に戻った。 修染が小荷を腕に抱くと、小荷は朦朧とした意識の中で修染に口づけして契約を解いてやる。 「臭猫…私のために死なないで…」 「バカだな、私がいる限りお前は死なぬ」 「今度は私があなたを守る番よ…愛してる、心から…」 すると小荷はそこで再び意識を失ってしまう。 小荷は莫家で目を覚ました。 しかしなぜか修染の姿だけが見えない。 すると子墨は少将軍なら生きていると教えた。 「ただ…」 修染は小荷を救うため4つの魂珠の力を与えた。 全ての力を失った咕咕狸は猫の姿となり、少将軍には戻れなくなったという。 小荷は咕咕狸と布偶を連れて兄と共に青山鎮の逸趣(イツシュ)堂に帰った。 そして1年後、今朝も小荷は修染が戻ると信じて咕咕狸に薄荷蜜を作っている。 小蕓(ショウウン)は無駄だと呆れていたが、子墨と布偶は暖かく見守ってくれた。 無邪気に鳴いている咕咕狸を眺めながら思わず涙ぐむ小荷、その時、偶然にも薄荷蜜の中に小荷の涙がこぼれ落ち、青く輝く。 するとそれを舐めた咕咕狸のもとに離散していた青い光が集まり、ついに修染の姿に戻った。 「戻ってきたの?…2度と戻らないのかと…ゥッ…私を捨てたのかと思った」 「バカだな、捨てるはずないだろう?」 布偶は無事に玉狸星に帰った。 結局、小荷のそばに残ることを選んだ修染はその夜、求婚状を渡す。 「簡単に署名しないからね」 「吾輩は最後の機会を与えたぞ、好きにしろ」 相変わらず口喧嘩の絶えない修染と小荷、しかしこれからもずっと小荷が咕咕狸の主に変わりはない。 おわり ( ๑≧ꇴ≦)ラスボス弱っwww で最後の最後でまた女主が感じ悪くなって終了でした 前半のイチャイチャ、まあファンにはこれがいいのでしょうが、謎の裸祭り(違うw)といい、ちょっとキツかったかな〜( ̄▽ ̄;) それにしてもそもそも咕咕狸はどうして魂珠に閉じ込められたのか?…( ゚д゚)え? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.01.21 22:39:45
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