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甜了青梅配竹马 Sweet First Love 第12話「家なき娘」 家出した蘇念風(スーニエンフォン)は久しぶりにスマホの電源を入れた。 その時、ちょうど蘇牧雲(スームーユン)から着信が鳴ったが、念風は切ってしまう。 持ち金を使い果たし、今夜の宿もない念風、そこで大学の寮に忍び込み、階段の片隅でウトウトしていた。 すると寮母に通報され、警備室に連れて行かれてしまう。 警備員は弟の牧雲に連絡したが、念風は楽堤胤(ローディーイン)に助けを求めた。 警備員から知らせを受けた牧雲は急いで大学に駆けつけた。 「何しに来たの?」 「家に帰るぞ」 牧雲は念風の次に始末書に引き取りのサインを書くことにした。 すると念風が″卓依風(ジュオイーフォン)″とサインしたことを知り、衝撃を受ける。 しかし動揺を隠し、念風がまた逃げないよう腕をつかんだ。 「まず家に帰ろう」 「…あなたの家でしょう?私に家はない」 そこへ遅れて堤胤が到着した。 「迎えに来たよ」 結局、念風は牧雲の手を振り払い、堤胤と行ってしまう。 (´-ω-`)切ないムーユン… 念風は料理をつくることを条件に、しばらく堤胤の家に居候することになった。 すると翌朝早々、牧雲が乗り込んでくる。 ( ๑≧ꇴ≦)<顔も見たくない!帰って! (  ̄꒳ ̄)<帰らない! ( ๑≧ꇴ≦)<はお、なら私が出て行く! 念風は興奮して飛び出して行った。 堤胤は念風の方が辛いとたしなめたが、牧雲はそれくらい分かっているという。 堤胤は誰かが念風を陥れようとしていると気づいていた。 そこで牧雲に2人で協力しようと提案する。 牧雲は情報の出どころが欧陽晴雪(オウヤンチンシュエ)だと教え、音声データを取り出した。 すると堤胤は知り合いの凄腕ハッカーにデータを調べてもらうという。 牧雲と堤胤は実はどちらもゲーマーだった。 2人は返事を待つ間にオンラインゲームで対戦、互いの腕を認め合う。 やがてついに音声データの解析結果が送られて来た。 「この音声データは手を加えられている」 牧雲はまだデータの件を秘密にして欲しいと頼み、堤胤を信頼して帰って行った。 すると入れ違いで念風が戻ってくる。 堤胤は念風が本当は牧雲を好きだと分かっていた。 「帰った方がいい、蘇父母と話してみて、他人の言葉だけ信じちゃだめだ」 念風は残りの荷物を引き取りに家へ戻った。 しかし牧雲が両親と話すまで帰さないと邪魔し、仕方なく蘇父母と膝を突き合わせることになる。 すると蘇父母は念風に実親の写真を渡した。 「あなたの媽媽の秦念雲(チンニエンユン)、爸爸の卓慕風(ジュオムーフォン)よ… 私たち4人は幼なじみで、ずっと親友だった」 4人は一緒に留学し、結婚写真も一緒に撮影するほど仲が良かった。 そして起業しようと決めて4人そろって帰国したが、いくつもの困難に見舞われたという。 蘇父母は不用意にもビジネス上の機密を漏らし、それが原因で会社は危機に陥った。 結局、自己破産になったが、念風の両親は会社を残そうと金策に走り回り、疲労困憊している中であの事故が起きたという。 「機密を漏らしたって何?で、事故には関わっていないの?」 「…不慮の事故だったんだ」 蘇父はなぜかお茶を濁すと、牧雲が例の音声データは編集されていたと教えた。 恐らく他の資料も改ざんされたものだろう。 「俺が真相を調べてやる」 「いいえ、何が真実か私が自分で調べるわ」 念風は今まで育ててくれた恩に深く感謝したが、これ以上、蘇家の世話になることはできないと別れを告げた。 一方、晴雪は半年前に欧陽社に入社した米国帰りのモニカ(莫妮卡)に目をつけた。 モニカは新薬開発室のチーフだったが念風に仕事を奪われ、不満を募らせているという。 しかも野心家で兄の恋人になりたいと堂々と宣言していた。 晴雪は早速、モニカを家に招き、兄の相手にふさわしい相手だとあおって高価な腕時計を贈る。 互いに念風が邪魔だった2人は意気投合、モニカは自分が手を打つと自信を見せた。 モニカは実習生の念風に山のような仕事を押し付けた。 たまりかねた念風は深夜まで働き詰めだと訴えたが、モニカはできなければ別の実習生を雇うと突き放す。 そこで念風はバイト代の前借りができないか聞いた。 モニカは無断欠勤や遅刻をしていながら前借りできる立場かと呆れ、オフィス中に聞こえるように嫌味を言う。 「コネを使って採用されたんですってね?…私にはマネできないわ」 念風はようやく仕事を片付け、オフィスをあとにした。 するとちょうど来客を見送りに出た欧陽予(オウヤンユー)と出くわす。 「どうして私を雇ったんですか?」 欧陽予は妹のせいで念風の様子がおかしいと気づき、気晴らしに外へ出ようと誘った。 欧陽予はプライベートバーで自ら酒を作ってやった。 悶々としていた念風はカクテルを立て続けに飲み干し、すっかり酔ってしまう。 「嫌なことがあるなら私が聞くよ、親しくない相手の方が話しやすいものだ」 すると念風は孤独な身の上を嘆き、友だちもいないと言った。 「あ…違った…ローディーインだけが友だちなの…いつも私を励まして応援してくれる…親友よ 医学部を選んだのも彼のためだった…ディーンは重い心臓病を患っていて…(バッタリ)」 欧陽予は酔い潰れた念風をソファに寝かせた。 「すまない…」 眠り込んだ念風の頬にそっと手を伸ばす欧陽予、すると急に着信音が鳴り、慌てて手を引っ込めた。 欧陽予は念風の横に座り目を閉じた。 すると念風は夢遊病の発作でふらふら歩き出し、いつの間にか街に出てしまう。 暗い夜道を歩く念風、その時、前から車、後ろからオートバイが走って来た。 しかし危ないところで牧雲が念風を歩道へ避難させる。 「ここはどこ?」 意識が戻った念風は何が起こったのか分からなかった。 「ムーユン?どうしてここに?」 つづく ( ๑≧ꇴ≦)ヤンヤン兄のあたまがw お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.06.04 21:32:40
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