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2024.05.21
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春闺梦里人 Romance of a Twin Flower
第37話「別々の道」

凌剣星(リョウケンセイ)を都へ護送する一行が道中、刺客に襲われた。
檀(タン)王の指示だと聞いた凌剣星はやはり助けに来てくれたと喜んだが、実は刺客が狙っているのは自分の命だと知る。
護送車の中で逃げ場もなく、もはやこれまでかと思ったその時、鬼白(キハク)が駆けつけ凌剣星を守った。
「侯爺からの言づてです、罪を悔い改めて這い上がれと…」
凌剣星は結局、自分も檀王の捨て駒に過ぎなかったと気づき、寧鈺軒(ネイギョクケン)には到底、及ばないと負けを受け入れた。

皇帝による檀王への審問、寧鈺軒は証人として凌剣星を召喚した。
檀王の腹心だった凌剣星は数々の陰謀に手を貸し、4年前の西北の飢饉では救援物資を着服したと暴露する。
実は海坊(カイホウ)の歴代県令3人も自害ではなく、檀王に逆らって暗殺されていた。
檀王は最後まで抵抗していたが、証拠と証人が揃い観念するしかない。
「私が天下を手にするはずだった…覇権を競っていた頃、お前はまだ乳飲み子だったのに!
 天下を統べるべきは私だ!私こそこの国の主なのだ!」
こうして檀王の野望は潰え、大理寺で裁きを受けることになった。
皇帝はようやく叔父との確執に決着をつけたが、心が晴れることはない。
「寧鈺軒、後始末を任せたぞ」

凌剣星は学問所の同期で同じ年に仕官した寧鈺軒に一度も勝てないまま惨めな末路を迎えたと嘆いた。
しかし寧鈺軒は檀王の罪を暴いた功績で刑は軽くなると励ます。
「獄中で深く反省し、己の心と向き合うつもりだ
 かつては民に利することを理想としていたが、少しずつ道から外れてしまった
 寧鈺軒、若き日に掲げた理想をお前に託す」
「官吏としての本分を忘れるなよ」



季曼(キマン)の牢に皇帝が現れた。
季曼は寧鈺軒をかばい、誥命(コクメイ)夫人冊封の時はまだ素性を知らなかったと訴える。
しかしすでに茶幇(チャホウ)との決裂の裏に檀王の策略があったことが判明し、寧鈺軒は無事だと知った。
「だがそちの素性は…寧鈺軒を同平章事(ドウヘイショウジ)に任じることはやぶさかでない」
季曼はその意味を悟り、自ら身を引くと決めた。
「茶幇の嫌疑が晴れても聶桑楡(ニェサンユー)の名をかたった事実は消えません
 都の人々は厳格で名声や家柄、出自を何より重んじます
 私がそばにいては寧鈺軒の前途を妨げるばかりか、陛下にご迷惑を…」
季曼は別離が寧鈺軒にとって最良の選択だと自分に言い聞かせた。
…もし許されるのなら最後にひと目だけでも会いたい…

陶思維(トウシイ)は配下の報告を聞きながら部屋に戻った。
「寧鈺軒が檀王の罪を暴いたせいで茶幇も偽夫人も罪を免れるようです」
「無罪放免だと?!」
すると書斎に青雲(セイウン)がいると気づき、配下を下げる。
「なぜ教えてくれなかったの?」
青雲は陶思維の机の上に置いてあった姉の書き付けを持っていた。
「なぜ姐姐に詩を書かせたいのか気になっていたけれど、今わかったわ
 正体を暴く証しが欲しかったのね?」
「何がいけない?…桑楡を殺した女だ、償いをさせて当然だろう?
 桑楡が手にすべき幸福をあの女が全て奪ったのだ!」
青雲はようやく陶思維が灯籠に″聶″と書いた理由を知った。
「あなたの意中の人は姐姐だったのね…
 あなたが私を娶ると決めたのは姐姐の期待に沿うためだった」
「そうだ…青雲、君を愛せるようになると思っていた、だが間違いだった」
「あなたの愛は独り善がりよ、一途に想っていた自分がバカみたい…きっぱり忘れるわ」
すると青雲は陶家のかんざしを捨てて出て行ってしまう。

陶思維は獄中の季曼を皇帝の命だと偽って連れ出した。
嘘だと気づいた季曼は密かに馬車の窓から紅珠を落とし、道標を残す。
その頃、寧鈺軒が季曼の牢を訪ねていた。
しかし君命により陶将軍が連行し、馬車は北へ向かったという。
「まずい!」

陶思維は海防郊外で季曼を降ろした。
「あの夜、県衙で私を挑発したわね、でもあなたは親友の寧鈺軒を守ってくれると信じていた」
「私が親友だと思うならなぜ寧鈺軒は偽り続けたんだ?
 お前は桑楡の死を蔑ろにした
 私と桑楡は幼い頃から共に育った仲だ、幸せを願い、寧鈺軒との婚姻も祝福した
 だがこの世にもう桑楡はいない」
「聶桑楡は私の姐姐なの、私は彼女を助けようとしたけど…(はっ!)寧鈺軒!」
そこへ季曼の道標をたどってきた寧鈺軒が駆けつけた。
「近づくな!」

陶思維は咄嗟に季曼を捕まえ、崖っぷちに立った。
「私は選ぶ道を誤った、幾度も誤りを繰り返し、他人のために自分を殺してきた!」
そこへ鬼白が衛兵を率いて到着したが、季曼が人質となって手が出せない。
「聶桑楡の死は不慮の事故だったんだ!」
「寧鈺軒…それ以上、近づくな」
すると陶思維は季曼を道連れにして崖から飛び降りてしまう。
「やめろ!」
寧鈺軒は季曼を救うため無我夢中で後を追った。
しかし鬼白が危ないところで寧鈺軒の足をつかみ、助ける。
「放せぇぇぇぇぇぇ!季曼nnnnnnnnnnn!」
「寧鈺軒nnnnnnnnnnn!」




皓雪堂(コウセツドウ)では水亦清(スイイーチン)と千怜雪(センレイセツ)が季曼の無事を祈っていた。
「もしこのまま見つからなかったら?」
怜雪は季曼のいない店に何の意味があるのかと涙した。
この数日、寧鈺軒は昼夜を問わずく捜索していたが、未だ何の手がかりもない。
しかし水亦清は季曼が必ず帰ってくる予感がすると励ました。
「私たちで店を守って行きましょう」
「ウンウン…もう泣かないわ!(꒦ິ⌑꒦ີ)ダー!」

その頃、川に転落した季曼と陶思維は岸辺に打ち上げられていた。
季曼は意識を取り戻したが、近くに倒れていた陶思維はすでに息がない。
…今生での執着を手放してどうか安らかにね…

季曼は必死に県衙を目指して走った。
せめて最後にひと目だけでも寧鈺軒に会いたい。
一方、寧鈺軒は皇帝の命により帰京することになった。
全て荷物を運び出した鬼白は出発の時間だと伝えたが、寧鈺軒はまだあきらめがつかない。
「もう少しだけ待ってくれ…」
寧鈺軒は最後に季曼との思い出が残る中庭の相思樹を見に行った。
なぜ季曼を救えなかったのか、寧鈺軒は谷底に落ちて行く季曼の姿を思い出し、号泣してしまう。

季曼はやっとの思いで県衙に到着したが、寧鈺軒たちは出発した後だった。
するとちょうど角を曲がって行く最後尾の荷車が見える。
…追いかけたいけれど、それはできない…
季曼は誰もいなくなった県衙に入り、中庭の相思樹を見に行った。
…やっと分かったわ、愛は得るのではなく育てるものなのだと、もう一度やり直せたらいいのに…

「これからは独りで星を見る
 あなたと私は参宿と商宿、永遠に会えなくても互いをずっと照らし続ける」

その時、季曼はふと思い出して藍珠(ランジュー)を取り出した。
「あなたと紅珠(ホンジュー)は永遠に離れることはない、だから添い遂げてね
 遠く離れても、藍珠はずっと私の手の中にある」



つづく


( ゚ェ゚)やっぱり軽い方が助かるのかしら~
ラスボスはまさかの陶将軍でした





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最終更新日  2024.05.21 20:52:27
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