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岁岁青莲 Blooming Days 第11話「二度目の別れ」 賀元雪(ガゲンセツ)を助けた賀連儲(ガレンチョ)は伯父である右長史・袁百里(エンヒャクリ)を頼った。 賀元雪は暴漢に見覚えはないと言ったが、袁百里は郡主に毒入りの茶を飲ませて眠らせてしまう。 賀連信(ガレンシン)は安(アン)王から李浅陌(リセンバク)の父を追い詰めた責を問われるはず、さらに郡主が命を落としたとなれば…。 一方、賀連信と慕天殊(ボテンシュ)は公金を輸送中、郊外で暴徒に足止めされていた。 実は李大人(ダーレン)の自害はきっかけに過ぎず、民たちの目的は公金の強奪だと分かる。 その時、物陰から何者かが矢を放ち、民の一人が倒れた。 「官兵が民を殺したぞ!」 これをきっかけに官兵と民たちが衝突、思わぬ騒ぎになってしまう。 その頃、ようやく目を覚ました賀元雪はいつの間にか拘束され、馬車に揺られていた。 信宅では2人の側室のお産が始まっていた。 朗月(ロウゲツ)閣を追い返された方懐蕊(ホウカイズイ)は聴瀾(チョウラン)閣で李浅陌の出産を待っていたが、そこへ許寄柔(キョキジュウ)が現れる。 許寄柔は遠回しに正夫人がまた赤子を害す可能性があると牽制、一緒に外で待つよう迫った。 賀元雪は見知らぬ男たちに三兄たちがいる河原で降ろされ、命を狙われた。 しかし突然、呂北逸(リョホクイツ)が現れ、再び九死に一生を得る。 すると呂北逸はそのまま賀連信に加勢した。 慕海瑶(ボカイヨウ)の計略を見抜いていた駱青蓮(ラクセイレン)は出産を静観していた。 すると侍従・李塘(リトウ)が駆けつけ、賀連信の危機を知る。 駱青蓮は賀連信を助けるため慌てて出かけることにしたが、慕海瑶の計略に気づいた方懐蕊が現れ、今も自分を正夫人だと思うなら協力して欲しいと懇願した。 しかし駱青蓮は喉まででかかった言葉を飲み込み、心を鬼にして突き放す。 …ごめんなさい、曲涼(キョクリョウ)の未来がかかっている、どうしても行かなくては… 「いずれ私の考えがお分かりになります」 その時、沈静容(シンセイヨウ)が駆けつけた。 慕海瑶が男児を出産したが、李浅陌は死産だったという。 手遅れだと知った方懐蕊は肩を落とし、慕海瑶に取り入った駱青蓮に失望して戻って行った。 一方、賀連信は呂北逸の助けもあり暴徒を鎮静させていた。 すると呂北逸が賀連信に仕えたいと懇願、はい上がるためにも過去のことを忘れるという。 賀連信は敵に使えるという呂北逸に驚きを隠せなかったが、今は何より民の被害の大きさに胸が痛んだ。 「公金を奪おうとまでするとは…民はここまで困窮しているのだな」 「公子、普通の民ではありません」 その証拠に呂北逸は暴徒が持っていた剣を見せた。 袁百里の謀略は失敗、かろうじて逃げ出した暴徒の1人が復命した。 「我が軍は全滅しました」 しかも郡主まで賀連信が保護したという。 その頃、賀元雪と再会した呂北逸は、元雪の言葉のおかげで奮起したと感謝していた。 賀連信は公金と妹を慕天殊に預け、独りでどこかへ出かけようとした。 呂北逸は止めたが、その時、思いがけず袁百里が現れる。 すると袁百里は賀連信を屋敷へ案内し、李大人を殺害した刺客を差し出した。 「李大人を殺めたのは世子だと?実は虎視眈々と漁夫の利を狙う者が…」 袁百里は黒幕が四弟・賀連修(ガレンシュウ)だと明かし、勢力を持たない賀連信を懐柔した。 「もし世子が失脚したら… 私は曲涼に残る大半の者を率いて信公子にお仕えする覚悟です」 賀連信は河原に戻る途中、耐えきれず馬を降りた。 正義を貫く者と自分の良心に背くことはできないが、賀連修に対抗するには確かに世子と組む必要がある。 …このままでは曲涼が滅びる、今の私には勢力がない、時機を待つしか… 賀連信は覚悟を決めて馬にまたがったが、その時、思いがけず駱青蓮が荷車を率いて現れた。 「公子、決断されましたか?」 駱青蓮の荷車には賀連信が回収した世子の下賜品が山積みになっていた。 賀連信はこれを世子に返して帰順しようと考えていたが、青蓮は反対する。 「王爺がなぜ公子に貸付金回収を命じたと?」 青蓮は安王が世子と賀連修の対立で朝廷が二分し、政が不安定になるのを懸念したのだと見抜いていた。 「″三者の鼎立(テイリツ)″です」 安王が賀連信に白羽の矢を立てたのは誰かを排除するためではないという。 その夜、総管・于徳常(ウトクジョウ)が暗衛からの報告を安王に伝えた。 「王爺の思惑通りです」 安王は賀連信の期待通りの働きに満足すると、そこへ無事に戻ってきた賀元雪が現れた。 「父王…ご心配をおかけしました」 駱青蓮は郡主が安王に何と説明するのか心配だった。 しかし賀連信は事が大きすぎるゆえ賀元雪は何も言わないはずだという。 「かつて父親(フーチン)は懸命に曲涼の開拓を進めたがなかなか成果がなかった あれは私が15歳の頃、干ばつがあってな 父親は城壁から見える荒畑を指して言った これが曲涼だと、貧しい流民がいるのが曲涼なのだ 私は心の中で誓った、いつか民が苦しまぬようにしてみせると… それなのに…私たちのために罪のない民が命を落としてしまった」 賀連信は思わず涙ぐんだ。 すると青蓮はこれも大業を成すための過程だと励ます。 「いつか公子が曲涼を治める時が来ます、その時、死者は報われるでしょう」 賀連信は青蓮の言葉に感激し、そっと手を取った。 そこへ青蓮がずっと行方を探していた呂北逸が現れる。 青蓮は咄嗟に賀連信の手を振り払うと、呂北逸と2人だけで話すことにした。 呂北逸は賀連信に仕えるつもりだと明かした。 誇りを取り戻すためには功を成し、賀連信の力を借りて賎民から抜け出すしか道はない。 青蓮は全て自分のせいだと涙した。 しかし呂北逸は駱家には自分の家族のようになって欲しくないとなだめる。 青蓮は愛する人と改めて別れを決意、三つ指を立てて月に誓いを立てた。 「私、駱青蓮は呂北逸の立場回復を助けます これからはあなたを″呂先生″と呼ぶ、あなたも私を″青蓮姑娘″と呼んで…」 慕海瑶は医者と産婆を懐柔、李浅陌が産んだ赤子と氷室で保存していた赤子の亡骸を密かに交換することに成功した。 事実上の女主人となった慕海瑶は妻妾たちに漣微居(レンビキョ)にも挨拶に行くよう勧め、駱青蓮を優遇する。 駱青蓮が出産の日に方懐蕊の頼みを断ったと知り、慕海瑶の信頼は揺るぎないものになっていた。 許寄柔は駱青蓮の腕輪が暉児(キジ)の形見だと明かしたが、慕海瑶は聞く耳を持たない。 「いいわ、他の者と手を組むなら私はもう来ない」 安王は公金を無事に届けた賀連信たちを食事に招いた。 功を立てた慕天殊は平南総兵(ヘイナンソウヘイ)に任命され、同席していた慕海瑶も妹として鼻が高い。 すると安王は内助の功の褒美として招待した3人の夫人に団扇を下賜した。 「名品だぞ、1本ずつ選ぶが良い」 駱青蓮は夫人の2人が団扇を取るのを待った。 しかし慕海瑶が急に駱青蓮が最初に取るよう勧める。 方懐蕊も確かに功がある駱青蓮が先に選ぶべきだと促した。 そこで青蓮は無難に蝶々の刺繍の団扇を取る。 嫡妻の方懐蕊は花の女王である牡丹の団扇に手を伸ばしたが、慕海瑶が止めた。 「姐姐(ジェジェ)、その団扇は私にください」 つづく ₍₍ (ง ˘ω˘ )ว ⁾⁾ ♩しかのこのこのここしたんたん~しかのこのこのここしたんたん~しかのこのこのここしたんたん~しかのこのこのここしたんたん~しかのこのこのここしたんたん~しかのこのこのここしたんたん~ 話が全く分からないので踊っておきましたw お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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