3兄弟とエジプト生活

2009/11/07(土)02:14

メンフィスとイスラム教徒のお祈り

エジプトで観光名所(86)

メンフィスは、3000年にわたって古代エジプトの中心的な都でした。 当時は王宮、神殿、町、ピラミッドなど建てられ賑わっていましたが、 いまやその面影はなく、当時信仰されていたプタハ神を祭るプタハ神殿の 廃墟を残すのみとなっています。 プタハ神↓この変な人 ぴっちりと水泳帽のような帽子をかぶり、ヒゲをたくわえ、 顔が緑色、全身がミイラのように布でまかれ 両手首だけがでています。 (この写真のコップ、スーパーで買った ネフェルタリの墓の壁画をプリントした、 コップです~) このプタハ神、おかしないでたちですが、 実はメンフィスの神話における、創造神です。 プタハ神が心臓で考えたり、口で言葉を発したことによって 世界が創造されたという話です。 古代エジプトの神話には、都市によって、 世界を創造する神話が違います。 前に出た、クヌム神がろくろによって人間をつくるというのは、 アスワンの天地創造の神話です。 そのプタハ神を奉る神殿の前に立っていた巨大な像が 足首から下が地震で埋まってしまったため立てないので 室内に寝かされて展示されています。 美しいお肌に整ったお顔です~! あちらこちらに彫像の残っている超有名な古代ファラオの おなじみラムセス2世です! 見にくいですが、首の下にプタハ神がいます。 寝てるからいろんな角度から見学できます~ この像は実は2体あったのですが、その1体は何年か前まで カイロのラムセス駅の広場に飾られていました。 交通が激しいためその排気ガスのせいで、真っ黒になってたそうで、 このメンフィスの白ラムセスとその黒ラムセスを比べてみたかったの ですが、現在、その黒ラムセスは、新しくできる博物館に展示されるために 移転してしまい、オープンまでは封印されてしまいました。 あと、庭にメンフィスで出土された遺物が展示されています。 例のおかっぱ頭のハトホル神もいますがちょっとこわいです。 ヤシの木の並ぶお庭はきれいです。 その中での見所は、アラバスターでできたスフィンクスです。 正面の写真は、アラバスター・ファクトリーのところで、 載せたので、今回はお尻から。 しっぽがかわいいです。 さてさて・・・次男が座っておにぎりを食べてしまった イスラム教徒のお祈りのための敷物の話ですが・・・ イスラム教徒が実践する5つの信仰の行いのひとつが 「礼拝」で、夜明け、正午、午後、日没、夜半の1日5回、 メッカのカーバ神殿の方角に向かって祈りを捧げるそうです。 礼拝の時間になると、 モスクからそれを知らせる「アザーン」が流れます。 熱心な信者が多いエジプトでは、礼拝の時間になると モスクでだけでなく、道端やお店の中でもお祈りをする姿が 見られます。 特に金曜日は特別だそうで、集団礼拝を行います。 モスクに入れなかった大勢の人が、一斉に外でお祈りをしている 姿にはじめは驚きました。 礼拝の時間になると閉まるお店もあります。 見にくいですが、 「CLOSE FOR PRAYER(お祈りのため閉店)」 と書かれたものがさげられています。 他の時間は不明なのですが、このファーストフードの お店は金曜日の夕方は閉まってしまいます 中で従業員が敷物を敷いて、みんなでお祈りをするためです。 お祈りが終わると、普通にお店が開きます。 学習しないので、いつも同じような夕方の時間に行ってしまい お祈りが終わるまで外で待っていたことが何度かあります。 お祈りの方法 「ファラオ村」というテーマパークにありました。 別のお店ですが、奥に無造作に置いてあった、 一人用のお祈りのための敷物 派手な緑色や赤をよくみます。 以前他で、売り物とと間違えて触ったら注意されました。 旦那は、床に置いてあった敷物を間違えて踏んだら、 叱られてました。 敷物がないとだめということはなく、ダンボールの上や ござでも礼拝している人も見ました。 ある集団礼拝の日。 メッカの方角にえらそうに立っていた三男 あなたにじゃありません・・・ ブログランキングに参加しています。 クリックよろしくお願いします。

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