ジム・ロジャースさんの講演会に行って来ました
ジム・ロジャースさんの講演会に行って来ました。記憶に残っている内容を忘れないうちに書いておきます。メモを取らなかったので、細部が間違っているかもしれません。・中国経済は、短期的には(今年か来年辺り)ハードランディングするであろう。 しかし、そうなっても保有している中国株を売るつもりはない。 長期的に見て、中国に対しては強気の見通し。・現在の商品市況の活況は、10~15年は続くブル相場である。 例を挙げると、ここ何十年か、大規模な油田の開発が行われていない にも関わらず、需要は伸びてきている。中国は数年前まで石油を 輸出していたが、いまでは輸入に頼っている。・アジア圏における重大な変化のひとつは、女性の地位が大きく 向上するであろうということ。・今後数年の欧米、日本の債券投資には懐疑的。・米国株に対しての見通しは悲観的。 グリーンスパンは金利を上げるべき時に上げず、個人消費バブル、 不動産投資バブルを作った。この2つのバブルはいずれ崩壊する。 保有している日本株と中国株は売るつもりはないが、米国株は 今年夏~秋に売るつもり。・財政赤字の問題から、円安になるのではないかという来場者の質問に対して 日本は多くの問題を抱えているが、米国の方がより深刻。 今後、円に対してドルの価値は下落するであろう。 日銀が米国債を大量に買っているのは、信じられない愚行だ。・娘には、中国語を教えている。金、銀、プラチナを保有し、 スイスの銀行に口座を開いている。・日本株 ・日本は多くの問題を抱えているものの、外貨準備高は世界一。 ・石油精製の事業は、今後アジア圏で大きな需要がある。 昭和シェル石油など。 ・数年前の大きな事故があったときに、ブリジストンを買った。 ・むかし大成功したものの、現在苦しんでいる企業で、 リストラを進めている企業。松下など。 ・将来、大勢の中国人が日本に観光に訪れる。それにより 儲かる会社。(具体的な企業名は言わなかったか、聞き逃した) ・商品取引のブローカー。(具体的な企業名は言わなかったか、聞き逃した) ・高齢化社会は日本にとって重大な問題だが、それにより 儲けることができる企業。(具体的な企業名は言わなかったか、聞き逃した)・インドを投資対象としてどう見るかという来場者の質問に対して インドは投資対象として不適格。国家としての体裁をなしておらず、 非常に官僚的だ。10年前に国営企業の民営化を進めると言っていたが、 実際にはパン屋が1社、民営化されただけだ。・インフレヘッジはどうすればよいかという来場者の質問に対して ・商品取引のブローカーまたは商品取引所の会員権に投資する。 ・農家になる。 ・鉱山への投資も良い。 ・オーストラリア、ニュージーランド、カナダなどの資源国の 株や土地に投資する。