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カテゴリ:movie
それは・・・はかない恋だった。
どんなに舞い降りても積もることのない 四月の雪のように・・・。 台詞も少なめで雰囲気を味わう作品ではないでしょうか。 何も期待せずに見たのなら、静かに流れる時をみつめるような 感覚で見れるかも知れません。 出張に出かけたと思っていた妻が 不倫相手と交通事故を起こしたと知った男と、その男の妻。 男(ペ・ヨンジュン)と女(ソン・イェジン)の物語は、 街に雪が残る三月に始まり、そしてなごり雪が降る四月へと続いていく・・・。 事故のせいでお互いの伴侶の裏切りを知り、 意識の戻らない二人を病院で見守りつつ、段々と近づいていく二人が、 お互いに弱みを見せ、その後あまりにもあっけなく身体の関係を持つようになる。 同じ裏切り行為に傷ついたはずなのになどという葛藤は殆ど見せず、 お互いが抱く不安も必要以上にしつこく描かず、 ただこうならずには収まりがつかなかったのだろうという淡々とした描き方。 ソン・イェジンが鏡に映った自分の下着姿を見つめる場面、 そしてペ・ヨンジュンと寝た後に「私どうかしちゃったみたい」 とつぶやかせるあたりに、女性を美化せずあるがままを描こうとする 監督のスタイルが見えるような気がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.31 21:01:07
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